概要

MSI Optix MAG251RX ゲーミングモニター IPS平面パネルスリムベゼル鮮やかな発色フルHDは、24.5インチのIPSパネルにフルHD(1920×1080)と240Hzのリフレッシュレートを組み合わせた、競技志向のゲーミングモニターです。結論から言うと、「解像度より動きの滑らかさと見やすさを優先したいFPSプレイヤー」には今でも十分に通用する一台です。逆に、映像の美しさや作業領域の広さ、本格的なHDR表現を求める人には向きません。

応答速度は1ms(MPRT)で、NVIDIAのG-Sync Compatibleに対応し、DisplayHDR 400の認証も取得しています。発売は2020年です。現在は360Hz級のモデルや有機ELのゲーミングモニターも出ています。それでも「24.5インチ・フルHD・240Hz・IPS」という組み合わせは、eスポーツ用途では今も定番の構成のひとつです。この記事では、スペック表だけでは分からない接続時の落とし穴や、どんな人なら割り切って選べるかまで掘り下げます。

互換性ガイド

映像入力と240Hzの出し方

映像入力はDisplayPort 1.2×1とHDMI 2.0×2です。240Hzをフルに使うなら、DisplayPort接続が確実です。HDMI接続時にどこまでのリフレッシュレートが出るかは、接続する機器とメーカーの仕様で確認してください。

240Hzモニターでよくある失敗が、「買ったのに60Hzや144Hzのまま使っていた」というものです。原因の多くは、HDMIケーブルで繋いでいるか、Windowsのディスプレイ設定でリフレッシュレートが既定値のままになっているかのどちらかです。設置したら「設定 → ディスプレイ → ディスプレイの詳細設定」で240Hzが選ばれているかを必ず確認しましょう。GPUのドライバー側でも同じ確認ができます。

GPUとの組み合わせ

G-Sync Compatibleに対応しているため、GeForce GTX 10シリーズ以降のGPUと組み合わせれば可変リフレッシュレート(VRR)が使えます。ティアリング(画面の横ズレ)やスタッタリング(カクつき)を抑えられますが、NVIDIAコントロールパネルで有効化しないと働かない点には注意してください。AMD Radeonとの組み合わせは、FreeSyncの公式認証を前提にできません。動作するケースはあるものの確実ではないため、Radeonユーザーは購入前に製品ページで対応状況を確認してください。

もうひとつ大事なのは、240Hzの恩恵を受けるには、実際に240fps前後を出せるGPUが必要だということです。ValorantやCS2のような軽めの競技タイトルなら、中位クラスのGPUでも狙いやすい水準です。一方、重量級のAAAタイトルではハイエンドGPUでも240fpsに届かないことが多くあります。その場合は、VRRでそれより低いフレームレートを滑らかに見せる使い方になります。

設置・周辺機器

確認項目 本製品の値 注意点
VESAマウント 100×100mm 一般的なモニターアームに対応
本体重量 5.4kg アームの耐荷重には余裕を持たせる
本体サイズ 560.1×507×182.4mm 奥行きの浅い机ではスタンドの奥行きを確認
USBハブ USB 3.2 Gen1×2 PCとUSBアップストリームケーブルで繋いだときだけ使える
音声 ヘッドフォン出力 スピーカーの有無は製品ページで確認

幅は約560 mmなので、デュアル構成で2台並べると横幅だけで約1120 mmになります。机の幅は事前に測っておきましょう。USBハブは、アップストリームケーブルでPCと繋がない限り機能しません。マウスやヘッドセットのレシーバーを手前に挿したい人は、配線も計画に入れておきましょう。

商品情報

項目 値
画面サイズ 24.5インチ
解像度 1920×1080
リフレッシュレート 240Hz
応答速度 1ms(MPRT)
パネル IPS
色域 sRGB相当, DCI-P3 81%
HDR DisplayHDR 400
視野角 178°/178°
VESA 100×100mm

最新の価格は販売ページの表示でご確認ください。セールや在庫状況で頻繁に変動するので、購入時は商品ページで最新の価格を確認してください。最新のユーザー評価は販売ページの表示でご確認ください。評価は悪くありません。ただ、件数が少ないので、これだけで品質を断定するのは避けたほうがよいでしょう。

24.5インチ・240HzのIPSモデルとして見ると、G-Sync Compatible対応、HDR400認証、USBハブ内蔵と、装備は充実しているほうです。販売時期によって変わることがあるので、商品ページの記載も確認してください。特にDisplayPortケーブルは240Hz運用の要です。同梱されていない場合は別途用意しましょう。

競合製品との比較

製品 サイズ 解像度 リフレッシュレート 位置づけ
MSI Optix MAG251RX 24.5インチ フルHD 240Hz 本記事の製品。装備が充実した240Hz IPS
ASUS ROG Swift PG259QNR 24.5インチ フルHD 360Hz さらに上の速さを求める上位クラス
MSI MAG 272F X24 27インチ フルHD 240Hz 同じ240Hzで画面だけ大きくしたい人向け

同じ24.5インチ・フルHDでも、PG259QNRは360Hz対応で、競技の上位層を狙った製品です。ただし、360fpsを安定して出せるGPUとタイトルが揃わないと、差を体感しにくいのも事実です。240fpsが現実的な上限という環境なら、MAG251RXで十分でしょう。

27インチのMAG 272F X24は、同じ240Hzで画面が大きいモデルです。ただ、フルHDのまま27インチに広げると、画素密度は約82ppiまで下がります(24.5インチなら約90ppi)。文字や細部の粗さが目立ちやすくなるので注意が必要です。視線移動の少なさと精細さを重視するなら、24.5インチのほうがFPS向きです。

おすすめユーザー

①競技FPSプレイヤー 240Hzの高速リフレッシュと1ms(MPRT)の応答で、動く敵の視認性や、エイム中の画面の追従性が上がります。Valorant、CS2、Apex Legendsのように、フレームレートを出しやすいタイトルで本領を発揮します。24.5インチは画面全体を視界に収めやすく、大会の標準環境に近いサイズ感で練習したい人にも合います。

②NVIDIA GeForceユーザー
G-Sync Compatibleに対応しているので、GeForceと組み合わせるとVRRの恩恵をそのまま受けられます。フレームレートが240fpsを下回る重めのタイトルでも、ティアリングを抑えてプレイできます。

③デュアルモニター構成を組みたい人
スリムベゼルの24.5インチなので、2台並べても継ぎ目が目立ちにくく、VESA 100mm対応でアームにも載せられます。メインを本機にして、サブに安価なモニターを置く構成もよく合います。

④IPSの見やすさを求めるTNパネルからの乗り換え組
視野角178°/178°のIPSなので、斜めから見ても色が変わりにくいです。速さ重視の旧来のTNパネルから乗り換えると、色と視野角の差を実感しやすいでしょう。

購入前の注意点

HDRに過度な期待はしない。 DisplayHDR 400は、HDR認証の中では入門クラスです。映画やHDR対応ゲームで、ハイエンドHDRモニターや有機ELのような強烈なコントラストを期待すると、肩透かしになります。「HDR信号を受けて表示できる」くらいに捉えておくのが無難です。

色を扱う作業には向かない。 色域は登録情報上「sRGB相当, DCI-P3 81%」で、色の正確さが求められる写真編集や動画のカラーグレーディングを想定した製品ではありません。クリエイティブ用途が主なら、4Kの作業向けモニターを別に検討したほうが満足度は高いです。

フルHDは作業領域が狭い。 24.5インチのフルHDは、ゲームには見やすいサイズです。一方、表計算や複数ウィンドウを並べる作業では窮屈に感じます。仕事兼用なら、デュアル構成にするか、高解像度モデルとの併用を考えましょう。

IPSパネル特有の黒の見え方。 IPSパネルは、暗い部屋で黒が少し明るく浮いて見えたり、画面の隅が光って見えたりすることがあります(いわゆるIPSグロー)。程度には個体差があり、暗いシーンの多いホラーゲームなどでは気になる人もいます。

発売から年数が経ったモデルであること。 2020年発売のモデルなので、同じ価格帯にもっと新しい240Hzモデルが出ている可能性があります。購入前に、同価格帯の現行モデルと装備・価格を見比べてください。

商品ページの確認。 Amazonでの販売元はノースフォワード、出荷元はAmazonと表示されています。モニターは型番の末尾違いや後継機が多いジャンルです。商品ページの登録情報が別モデルと混ざっていることもあるので、画像と商品タイトルの型番が「MAG251RX」であることを確認してから購入しましょう。

よくある質問

Q. HDMIで繋いでも240Hzになりますか?
A. 240Hzで使うならDisplayPort接続が確実です。HDMI接続時の上限は、接続する機器とメーカーの仕様で確認してください。

Q. PS5などの家庭用ゲーム機でも使えますか?
A. HDMI入力があるので接続はできます。ただし家庭用ゲーム機の出力は240Hzに届かないため、本機の最大の強みである240Hzは活かせません。ゲーム機専用なら、もっと安価なモニターでも体験はあまり変わりません。

Q. Radeonでも可変リフレッシュレートは使えますか?
A. 公式に案内されているのはG-Sync Compatibleです。Radeonで動作する例もありますが確実ではないので、製品ページで対応状況を確認してください。

Q. モニターアームに付けられますか?
A. VESA 100×100mmに対応しているので、一般的なモニターアームに取り付けられます。本体重量は登録情報上5.4kgです。アームの耐荷重には余裕を持たせてください。

Q. 240fpsが出ないPCでも買う意味はありますか? A.

144fps前後しか出ない環境でも、VRRで滑らかに表示できます。ただし、240Hzの真価を発揮するには、ゲーム側のフレームレートが追いつく必要があります。GPUの買い替え予定があるなら、先にモニターを買っておくのも選択肢です。

販売情報

(Amazon参照)

  • メーカー名: MSI
  • 販売元: ノースフォワード
  • 出荷元: Amazon
  • ASIN: B0B669VSMH
  • 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。