この記事ではLG モニター ディスプレイ 24G411B-B 23.8インチを取り上げ、仕様の数値をもとに「誰が買うべきか、誰は見送るべきか」まで掘り下げて紹介します。
概要
結論から言うと、LG 24G411B-Bがいちばん向くのは「60Hzのモニターから初めて高リフレッシュレートに移る人」です。23.8インチ・フルHD(1920×1080)・144HzのIPSモニターで、sRGB 99%カバー、HDR10対応、1ms MBR(Motion Blur Reduction)モードを備えています。ゲームと事務作業を1台でこなせる構成です。一方で、輝度が250cd/m²なので本格的なHDR表現は期待できません。240Hz以上を求める競技志向のプレイヤーにも物足りず、向く人と向かない人がはっきり分かれる製品です。
パネルはIPSで、視野角は178°/178°(CR≧10)です。アンチグレア処理で映り込みが少なく、ブルーライト低減やフリッカーセーフ機能も搭載しているため、長時間の作業にも配慮されています。応答速度は通常5ms(GTG)で、MBRモードを使うと1msになります。ビジネス用途からライトゲーマーまで幅広い層を狙った、コストパフォーマンス重視の一台です。
互換性ガイド
映像入力はHDMI×2とDisplayPort×1で、ほかにヘッドホン出力があります。可変リフレッシュレート(VRR)に対応し、AMD FreeSyncとNVIDIA G-Sync Compatibleで動作確認が取れています。対応するグラフィックボードと組み合わせれば、フレームレートが144fpsを下回る場面でもティアリングやカクつきを抑えられます。
PCとつなぐなら、DisplayPortを基本にするのが無難です。HDMIでも高リフレッシュレートで表示できる場合はあります。ただ、HDMI入力で144Hzまで出るか、NVIDIA製GPUでHDMI経由のVRRが使えるかは、GPUの世代や設定で変わります。取扱説明書や製品ページで確認してください。DisplayPortならこうした条件をあまり気にせずに済みます。なお付属品はHDMIケーブルだけなので、DisplayPortで使うならケーブルを別に用意する必要があります。
PS5やXbox Series X/Sは、HDMI経由で120Hz出力に対応します。ただし120Hzで動くのは対応タイトルだけで、多くのゲームは60Hzで動きます。HDR10の再生にも対応しているので、ゲーム機側でHDRを有効にしてそのままつなげます。HDMI入力が2系統あるため、PCとゲーム機を同時につないでおき、入力を切り替えて使うこともできます。
物理面では、スタンド込みの本体サイズが539×412×220mm、重量が3.3kgです。奥行き220mmはスタンドの脚を含む値なので、奥行きの浅い机ではキーボードとの間隔を確認しておきましょう。VESAマウント(100×100mm)に対応しているので、モニターアームや壁掛けにも移せます。電源はAC-DCアダプター式です。机の裏や床にアダプターを置く場所も考えておいてください。スピーカーは内蔵していないため、音はヘッドホン出力から取るか、スピーカーを別に用意します。
商品情報
主な仕様は次のとおりです。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 画面サイズ | 23.8インチ |
| パネル | IPS(アンチグレア) |
| 解像度 | 1920×1080(FHD) |
| リフレッシュレート | 144Hz |
| 応答速度 | 5ms(GTG)、1ms MBR |
| 輝度 | 250cd/m² |
| コントラスト比 | 1500:1 |
| 色域 | sRGB 99% |
| 視野角 | 178°/178°(CR≧10) |
| 入力端子 | HDMI×2、DisplayPort×1、ヘッドホン出力 |
| 本体サイズ(スタンドあり) | 539×412×220mm |
| 重量(スタンドあり) | 3.3kg |
2026年9月23日の取得時点で、Amazon.co.jpの価格は¥16,900でした。セールや在庫状況でよく変わるので、購入前に商品ページで最新の価格を確認してください。同じ時点のAmazonのカスタマー評価は5つ星のうち4.4(291件)でした。件数・平均点ともに、大きな不満が集まっている製品ではなさそうです。
付属品は電源コード、AC-DCアダプター、HDMIケーブル、クイックセットアップガイド、保証書です。メーカー保証は3年で、液晶パネルとバックライトも対象に含まれます。無輝点保証も付いています。低価格帯のモニターには保証が短い製品もあるので、3年保証と無輝点保証はこの製品を選ぶ理由になります。
LG 24G411B-Bは比較的新しいモデルで、通販サイトのほか、家電量販店やPCショップでも買えます。市場での位置づけはエントリーからミドルクラスのゲーミングモニターです。60Hzからの乗り換えにも、サブモニターにも使いやすいサイズです。
数値から読み解く実際の使用感
23.8インチでフルHDだと、画素密度はおよそ92ppiです。一般的な視聴距離(50〜70cm程度)なら文字のギザつきはさほど気にならず、Windowsの表示スケールを100%のまま使えます。WQHDや4Kの同サイズ品のように文字が小さくなりすぎず、拡大率の設定に悩まなくて済みます。事務作業が中心の人には、むしろ扱いやすい点です。
144Hzの効果がいちばん分かりやすいのは、FPSやバトルロイヤルのように視点を素早く動かすゲームです。60Hzに比べて1秒あたりの表示回数が2倍以上になるので、視点を動かしたときの残像感が減り、敵の位置を追いやすくなります。マウスカーソルやブラウザのスクロールも滑らかになるため、ゲームをしない時間でも違いを感じられます。
1ms MBRモードはバックライトを点滅させて動きのブレを減らす仕組みなので、一般に画面が暗くなります。また多くのモニターでは、MBRとVRR(FreeSync/G-Sync Compatible)を同時には使えません。このモデルで併用できるかは取扱説明書で確認してください。そのうえで、144fps近くで安定するタイトルではMBR、フレームレートの変動が大きい重いタイトルではVRR、と使い分けるのが現実的です。
コントラスト比は仕様上1500:1です。暗いシーンの多いゲームでは、IPSパネルに特有のIPSグロー(暗い画面を斜めから見ると四隅がうっすら光る現象)が見えることがあります。IPS方式全般に見られる性質で、個体差もあります。
競合製品との比較
同じ価格帯の候補と並べると、この製品の立ち位置が分かりやすくなります。
| 比較の軸 | LG 24G411B-B | 別の選択肢 |
|---|---|---|
| リフレッシュレート | 144Hz | 240Hz以上が要るなら、MSI MAG 272F X24(240Hz)やASUS ROG Swift PG259QNR(360Hz) |
| 画面サイズ | 23.8インチ | 大きさを優先するなら、27インチのLG UltraGear 27GN65R-B |
| 用途の重心 | ゲームと事務の兼用 | 事務が中心で120Hzあれば足りるなら、ASUS VA24EHF2 |
24インチ前後・フルHD・144Hzは、ゲーム用の最初の1台として扱いやすい定番の組み合わせです。リフレッシュレートをさらに上げると価格が上がり、それを活かすだけのGPU性能も必要になります。逆に27インチのフルHD製品は画素密度が下がるので、近い距離で見ると粗さが目立ちやすくなります。机の奥行きが60cm前後なら23.8インチ、もっと離れて使えるなら27インチ、というのがひとつの目安です。
おすすめユーザー
- 初めて高リフレッシュレートを試すゲーマー: 60Hzからの乗り換えで、144Hzの滑らかさを手頃な価格で味わえます。競技系FPSやバトロワも快適です。ただし、240Hz以上を求めるeスポーツ上位層には性能が足りません。
- 在宅ワーカー・Officeユーザー: IPSパネルの広い視野角とsRGB 99%の色再現があれば、表計算や文書作成、Web会議には十分です。ブルーライト低減とフリッカーセーフで、長時間作業でも目の負担を抑えられます。
- コンソールゲーマー: PS5やXbox Series X/SをHDMIでつなぎ、対応タイトルなら120Hzで遊べます。HDMI入力が2系統あるので、PCとゲーム機を同時につないでおけます。
- クリエイター初心者: sRGB 99%カバーなので、Web向けの写真編集や簡単なデザイン作業ならこなせます。
- デュアルモニターを組みたい人: 23.8インチなら2台並べても視線の移動が大きくなりすぎません。VESA対応なので、デュアルアームにも載せられます。
購入前の注意点
HDRに大きな期待はしないこと。 HDR10信号を受け付けることと、HDRらしい明暗差を表示できることは別の話です。輝度250cd/m²では、明るいハイライトを輝かせる余裕がほとんどありません。HDRは「対応ソースを表示できる」程度と考えてください。映像の迫力が目的なら、もっと輝度の高いモデルを検討すべきです。ゲームによっては、HDRをオフにした方が見やすいこともあります。
DisplayPortケーブルは付属しない。 付属するのはHDMIケーブルだけです。PCで144HzとVRRを確実に使うならDisplayPort接続が無難なので、ケーブルも一緒に買っておくと届いた日に困りません。つないだ後は、Windowsのディスプレイの詳細設定でリフレッシュレートが144Hzになっているか必ず確認してください。60Hzのまま使い続けてしまうのは、よくある失敗です。
プロ向けの色域はカバーしない。 sRGB 99%はWeb向けの作業には十分ですが、DCI-P3やAdobe RGBといった広色域が必要な映像制作や印刷の作業には向きません。
240Hz以上を求める人には向かない。 144Hzでも十分滑らかですが、上位の競技プレイヤーが使う240Hz・360Hzクラスとははっきり差があります。いずれ高リフレッシュレートに投資するつもりなら、最初からそのクラスを選ぶ方が買い直しを防げます。
スタンドの調整範囲を確認する。 手元の仕様データには、スタンドの高さ調整やスイーベルについての記載がありません。高さを合わせたいなら、商品ページで調整範囲を確認するか、VESA 100×100mm対応のモニターアームを併用する前提で考えてください。
出品の型番を確認する。 マーケットプレイスの検索結果には、末尾の違う型番や中古品が混ざることがあります。購入時は、型番が24G411B-Bであること、画像とタイトルが対象製品と一致していることを確かめてください。
よくある質問
Q. スピーカーは内蔵されていますか?
A. 内蔵されていません。ヘッドホン出力があるので、ヘッドホンをつなぐか、外部スピーカーを別に用意してください。
Q. PS5で120Hzは出ますか?
A. HDMI接続で120Hz出力に対応しています。ただし、120Hzで動くのは対応タイトルに限られます。
Q. G-Syncは使えますか?
A. NVIDIA G-Sync Compatibleで動作確認が取れています。NVIDIA製GPUで使うときは、DisplayPortでつなぎ、ドライバー設定でG-SYNCを有効にするのが確実です。
Q. 写真編集に使えますか?
A. sRGB 99%なので、Web掲載用の写真編集なら十分です。印刷や映像制作で広色域が必要なら、上位モデルを選んでください。
Q. 保証はどうなっていますか?
A. メーカー保証は3年で、液晶パネルとバックライトも対象です。無輝点保証も付いています。
販売情報
(Amazon参照)
- メーカー名: LG
- 販売元: Amazon.co.jp
- 出荷元: Amazon.co.jp
- ASIN: B0GYPP63DR
- 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。





