概要

Razer BlackWidow Elite JP Orange Switch メカニカルゲーミングキーボード日本語配列 【日本正規代理店保証品】 RZ03-02622900-R3J1 は、Razerのフルサイズ・メカニカルキーボード「BlackWidow Elite」の日本語JIS配列(109キー)版です。スイッチには、押したときの手応えはあっても音は控えめな「Razer Orange」を採用しています。向いているのは、テンキー付きの日本語配列で打鍵の手応えがほしいがカチカチ音は避けたい人、ヘッドセットやマウスの配線を手元にまとめたい人です。こうした人には今でも筋のよい選択肢です。一方で、ラピッドトリガーのような最新の競技向け機能や無線接続を求める人には向きません。

装備は、キーストローク寿命8000万回のスイッチ、各キーの色を個別に設定できるRazer Chroma RGB、音量・明るさ・スクロールなどを割り当てられるマルチファンクションデジタルダイヤル、取り外し可能な合皮製エルゴノミックリストレストです。さらにUSB 2.0×1と4極3.5mmオーディオ×1のパススルーを備えます。オンボードメモリには最大5プロファイルを保存できます。

BlackWidow Eliteは2018年秋に海外で登場したモデルで、Razerのキーボードとしては1世代以上前にあたります。そのぶん実売価格は下がってきています。Amazon.co.jpでの評価は2026年6月取得時点で5つ星のうち4.4(214件、好評率換算88%)でした。長く売られてきた製品らしく、評価は安定しています。

Razer Orange スイッチの打鍵感

オレンジ軸は、押し込む途中に小さな段差(タクタイル)があるスイッチです。ただしRazerグリーン軸のような「カチッ」というクリック音を出す機構は持っていません。仕様表の「クリック感」は音ではなく、指先に伝わる手応えのことだと理解しておくと、買った後に想像と違ったということが起きません。Razerの公表値では作動点1.9mm・押下圧45g前後とされており、軽めの力で入力が確定するタイプです。

ただし「静音」は、クリック音を出す軸と比べた場合の話です。キーを底まで打ち込んだときの底打ち音や、スペースキーなど大きなキーのスタビライザー音は、普通のメカニカルキーボードと同じように出ます。深夜に家族と同じ部屋で使うときや、会議中にマイクへ音が入るのを気にする用途では注意が必要です。浅く打つ、Oリングを付けるといった対策を考えるのが現実的です。

ゲームでは、段差があるので押したつもりで入っていない、押し損なう、といったミスが起こりにくくなります。反面、連打や細かな入力の切り返しでは、リニア軸(Razerイエローなど)のほうが軽快に感じる人もいます。タイピング量の多い人ほどオレンジ軸の良さを感じやすいでしょう。

互換性ガイド

接続は有線USBのみで、Bluetoothや2.4GHz無線には対応しません。形はフルサイズ(100%)で、テンキーとデジタルダイヤルが付いています。

記事データ上の対応環境はWindows / macOS / PS4 / Xbox Oneです。ただし詳細設定用のソフトRazer SynapseはWindowsで使う前提です。macOSでは、基本的なキー入力と、オンボードに保存済みのプロファイルでの使用が中心になると考えてください。PS4とXbox Oneでは基本的なキーボード入力のみで、ライティングやマクロの細かな制御はできません。キーボードでどこまで操作できるかは、ゲームタイトルによっても変わります。

見落としやすいのがパススルーの仕組みです。この種のパススルーは、キーボード背面の端子からPCまでケーブル内で信号を延長する構造が一般的です。本機も、キーボード用のUSBとは別にパススルー用のプラグをPC側に挿す形式です。そのため、PCのUSBポートの空きと、PC側の音声端子の形を事前に確認してください。音声端子はヘッドホン用とマイク用が別になった3極2つの場合と、4極1つの場合があります。別々の場合は変換ケーブルが要ることがあります。商品画像でケーブル先端の形を見ておくと確実です。

パススルーはUSB 2.0なので、マウスやUSBメモリ、無線ドングルには十分ですが、外付けSSDのような高速転送には向きません。消費電力の大きい機器を挿すと動作が不安定になることもあります。

置き場所の点では、フルサイズの本体にリストレストを付けると奥行きがかなり増えます。奥行き60cm前後の机や、モニタースタンドの脚が手前まで来ている机では、マウスを動かす範囲も含めて置けるかを先に確かめておくと安心です。

商品情報

主な仕様は以下のとおりです。

項目 内容
スイッチ Razer Orange(タクタイル・静音寄り)
キーストローク寿命 8000万回
配列 日本語JIS配列(109キー)
バックライト Razer Chroma RGB(各キー個別設定可)
オンボードメモリ 最大5プロファイル
パススルー USB 2.0 ×1、4極3.5mmオーディオ ×1
ダイヤル マルチファンクションデジタルダイヤル(音量、明るさ、スクロールなど)
リストレスト 取り外し可能、合皮製エルゴノミック
型番 RZ03-02622900-R3J1

フルサイズで、テンキー・ダイヤル・リストレスト・パススルーがすべて揃っている製品です。「後から買い足す必要がない」と考えると、表の見た目以上にお得感があります。逆に、これらを使わない人にとっては、場所を取るだけの装備になります。

価格は変動が大きいため、取得日を付けて記録しておきます。Amazon.co.jp(ASIN B07N8VC689)では、2026年6月20日の取得時点で ¥25,121、2026年8月26日の取得時点で ¥16,580 でした。約2か月で8,000円以上動いており、時期によって価格差が大きく出る製品です。セールや在庫状況でも変わるので、購入時は商品ページで最新価格を確認してください。eBayは検索結果ページしか取得できておらず、価格は出ていません。海外から買う場合は、日本語配列でない個体や日本正規代理店保証の付かない個体が混ざるため、配列と型番を必ず確認してください。

商品名にある「日本正規代理店保証品」は、国内の正規ルートで流通した個体であることを示します。保証期間や受付条件は、販売ページと保証書で確認するのが確実です。並行輸入品や中古品では保証の扱いが変わることがあります。

ソフトウェアとオンボードメモリ

ライティングの細かな設定、キーの割り当て変更、マクロの作成はRazer Synapseで行います。作った設定はオンボードメモリ(最大5プロファイル)に保存できます。保存したあとは、別のPCにつないでもSynapse無しでその設定を使えます。会社のPCにソフトを入れられない、という人にはこの仕組みが役立ちます。

一方、Synapseは初回にRazerアカウントでのログインを求められることがあり、常駐するソフトが増えるのを嫌う人もいます。一度設定したらソフトは消したい、という使い方なら、設定をオンボードに保存してから使うのが合理的です。ただし、Chromaの連動エフェクトなど、Synapseが動いているときにしか働かない機能もあります。何をオンボードに残せるかは、実機で確かめながら決めてください。

おすすめユーザー

  • 日本語配列でタイピング量が多いゲーマー: JIS配列なのでEnterキーが大きく、かな入力や日本語入力の切り替えで迷いません。タクタイルの手応えで打ち間違いに気づきやすく、文章作業とゲームを1台でこなしたい人に合います。
  • テンキーを日常的に使う人: 表計算や数字入力が多い仕事、テンキーにマクロを割り当てるMMOやRPGのプレイヤーには、フルサイズ+ダイヤルの構成が便利です。
  • 手首の負担を減らしたい人: リストレストが付属しているので、パームレストを別に買い足す必要がありません。
  • 机の配線を手元にまとめたい人: ヘッドセットやマウス、USBメモリをキーボード背面に挿せます。PC本体が机の下にある環境では特に便利です。
  • 複数のPCで同じ設定を使いたい人: オンボードの5プロファイルで、自宅と職場を行き来しても設定を持ち歩けます。

こういう人には向かない

  • ラピッドトリガーや作動点の調整を重視するFPSプレイヤー: 本機は一般的なメカニカルスイッチで、磁気スイッチのように作動点を調整することはできません。細かなストッピング(移動を素早く止める操作)を突き詰めたいなら、磁気スイッチを積んだ新しい世代のほうが満足度は高いはずです。
  • 無線で使いたい人: 有線専用です。
  • 机が狭い人・マウスを大きく振る人: フルサイズ+リストレストは場所を取ります。テンキーレスや75%配列のほうが合うでしょう。
  • 完全な静音を求める人: クリック音はありませんが、底打ち音やスタビライザー音は出ます。
  • Macがメインの人: Synapseでの細かな設定はWindows前提です。

競合製品との比較

同じテンキー付きの有線メカニカルでは、CORSAIR K70 RGB MK.2 系が定番の比較相手です。K70はアルミフレームと専用メディアキーを備え、剛性や質感を重視する人に向きます。BlackWidow Eliteは、USBと音声両方のパススルー、最初から付くリストレスト、静音寄りのタクタイル軸という組み合わせで差をつけています。

無線がほしいなら、Logicool G915 X LIGHTSPEEDのような薄型ワイヤレスモデルが候補になります。薄型キーの打鍵感は、一般的なメカニカルのBlackWidow Eliteとはかなり違います。深めのストロークでしっかり打ちたいならBlackWidow Elite、薄く軽く打って机もすっきりさせたいなら薄型の無線モデル、と整理すると選びやすいでしょう。

競技FPSが主な目的なら、Keychron K10 HEのような磁気スイッチ機も比較対象になります。作動点の調整やラピッドトリガーが使える点では新しい世代が有利です。ただし、そうした製品はUS配列のものも多いので、日本語配列にこだわる人にとってはBlackWidow Eliteを選ぶ理由が残ります。

購入前の注意点

「静音」を過大評価しないこと。 オレンジ軸はクリック音が無いだけで、無音ではありません。音の小ささを最優先するなら、静音リニア軸やOリングの追加まで含めて考えてください。

パススルーを使うとPC側の端子を多く占有します。 パススルーはケーブルで信号を延長する構造なので、キーボードのためにUSBポートと音声端子をいくつも使います。PC背面の空きが少ない場合や、端子の少ないノートPCでは、パススルーを使わずキーボード用のUSBだけを挿す使い方も考えておきましょう。

価格の振れ幅が大きいこと。 2026年6月と8月の取得時点で8,000円以上の差がありました。急ぎでなければ、価格の動きを見てから買うのも手です。

設定ソフトはWindowsが前提。 細かなカスタマイズにはWindows版のSynapseが必要です。ソフトを入れられない環境で使う場合は、先に別のPCで設定を作ってオンボードに保存しておく必要があります。

販売ページの表記に注意。 収集データでは、Amazon.co.jpの商品ページが「Amazon US」という名前で記録されている箇所がありました。ASINは同じ国内ページなので問題はありません。ただ、海外ストアや並行輸入品を選ぶと、英語配列や保証の付かない個体に当たることがあります。購入時は画像とタイトルで「日本語配列」「RZ03-02622900-R3J1」であることを確認してください。

世代が古いこと。 BlackWidow Eliteは2018年に登場したモデルで、在庫や販売状況は変わりやすくなっています。長く使うつもりなら、保証の条件もあわせて確認してから買うのが安全です。

よくある質問

Q. オレンジ軸はうるさいですか?
A. Razerグリーンのようなクリック音は出ません。ただし底打ち音と大きなキーの音は出るので、「メカニカルの中では静かな部類」と考えるのが正確です。

Q. Macで使えますか?
A. キー入力はできます。Synapseでの詳細設定はWindows前提なので、Windows PCで作ったプロファイルをオンボードに保存して持ち込むのが現実的です。

Q. PS4やXbox Oneで使えますか?
A. USB接続で基本的なキー入力はできます。ライティングやマクロの細かな制御は使えず、キーボードで操作できるかはゲームタイトルにもよります。

Q. パススルーにUSB 3.0の機器をつなげますか?
A. 挿すことはできますが、速度はUSB 2.0相当です。マウスや無線ドングル向けと考えてください。

Q. リストレストは外せますか?
A. 取り外せます。机の奥行きが足りないときは外して使えます。

販売情報

(Amazon参照)

  • メーカー名: Razer(レイザー)
  • ASIN: B07N8VC689
  • 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。