この記事では「Phone用USBメモリ128GB【アプリ不要】4in1 外付けメモリ USB3.0写真・動画保存 iOS・Android・PC・Mac対応銀」を紹介します。端子ごとの実際の速度、iPhone・Androidでの使い方、買う前に知っておきたい落とし穴まで取り上げます。
概要
Lijungaの「Phone用USBメモリ128GB」は、Type-C・USB-A・Lightning・Micro USBの4種類の端子を1本にまとめたフラッシュドライブです。容量は128GBで、インターフェースはUSB 3.0です。専用アプリなしで、iPhoneやAndroidスマートフォン、パソコンの間でファイルを受け渡しできるのが最大の特徴です。筐体は金属製で、保証期間は18ヶ月とされています。
結論から言うと、本製品の価値は「速さ」ではなく「どの機器にもそのまま挿せること」にあります。家にLightning機とType-C機が混ざっている人、PCとスマホの間で写真をやり取りしたい人、クラウドの容量を増やさずにスマホの空きを作りたい人には、実用的な1本になります。一方で、公称の読み取り速度の表記には疑問があります。また、挿す端子によっては速度がUSB 2.0相当に落ちるため、大量の4K動画を頻繁に動かす用途には向きません。
クラウドを通さずに直接ファイルを移せるので、通信環境や月々のデータ通信量を気にせず使える点も魅力です。以下では、どの端子でどの機器に使えるのか、どこで妥協が必要なのかを具体的に整理します。
互換性ガイド
本製品は4つのコネクタを1本に備えており、変換アダプタなしでさまざまな機器に接続できます。商品データ上の対応機器は、iPhone 15/16/17シリーズ、iPad、Androidスマートフォン、Windows PC、Macです。Lightning端子はiPhone 14以前向け、Micro USBは一部のAndroid端末向けで、出荷時のフォーマットはexFATです。
気をつけたいのは、どの端子で挿したかによって実際の転送速度が大きく変わる点です。USB 3.0の速度が出るのは、接続先もUSB 3.0以上に対応している場合に限られます。
| 端子 | 主な接続先 | 速度の目安 |
|---|---|---|
| Type-C | iPhone 15/16/17、iPad、Androidスマホ、Mac、WindowsノートPC | 接続先の規格次第。iPhone 15/16の標準モデルはUSB 2.0相当 |
| USB-A | デスクトップPC、ノートPC | USB 3.0ポートなら最大5Gbps(理論値) |
| Lightning | iPhone 14以前、旧型iPad | USB 2.0相当(理論上限480Mbps) |
| Micro USB | 一部のAndroid端末、タブレット、電子書籍リーダー | 一般にUSB 2.0相当 |
iPhoneのLightning端子はUSB 2.0相当の速度しか持ちません。そのため、ドライブがUSB 3.0対応でも、Lightningで挿す限りはiPhone側の端子が速度の上限を決めます。Type-C搭載のiPhoneでも、iPhone 15・16の標準モデルはUSB 2.0相当で、USB 3の速度に対応するのはProモデルです。PC側も、USB 3.0対応のポート(多くは青い樹脂のもの)に挿さないと速度は出ません。
ファイルシステム(exFAT)との相性
exFATは、Windows・macOS・iOS/iPadOS・最近のAndroidが標準で読み書きできる形式です。4GBを超える動画ファイルもそのまま保存できます。一方、古いAndroid端末や電子書籍リーダー、一部の家電・ゲーム機はexFATに対応していないことがあります。その場合はFAT32に再フォーマットすると認識されることがありますが、FAT32では1ファイル4GBまでという制限が付きます。再フォーマットすると中身はすべて消える点にも注意してください。
Androidで使うときの前提
Androidで外部ストレージとして使うには、端末がUSB OTG(スマホ側から周辺機器を認識する機能)に対応している必要があります。最近の機種ならほぼ対応しています。ただし一部メーカーの端末は、設定画面でOTGを有効にしないと認識せず、しばらく使わないと自動でオフに戻ります。挿しても反応しないときは、まずこの設定を確認してください。
「公称 5 GB/s」をどう読むか
商品データには、読み取り速度(公称値)として「5 GB/s」と書かれています。しかしUSB 3.0(USB 3.2 Gen 1)の上限は5Gbps、つまり毎秒5ギガ「ビット」で、バイトに直すと理論値でも約625MB/sです。5GB/s(毎秒5ギガ「バイト」)はUSB 3.0の上限の約8倍にあたり、この規格の製品では出せない数値です。
おそらく、規格の最大値「5Gbps」が読み取り速度として書き写されたものと考えられます。実際の読み書き速度は、公表されているデータからは判断できません。この価格帯のマルチ端子USBメモリは、規格上限よりかなり控えめな実効速度にとどまるのが一般的です。速度を重視するなら、商品ページのレビューに実測値が出ていないか確認するのが確実です。
実用面では、写真数百枚や短い動画なら、Lightning接続(USB 2.0相当)でも待ち時間はそれほど気になりません。速度差が効いてくるのは、数十GB単位の動画をまとめて移す場面です。
商品情報
2026年9月23日の取得時点で、Amazon.co.jpでの価格は¥3,699でした。セールや在庫状況で価格は変わるため、購入前に商品ページで最新の価格を確認してください。4種類の端子を備えた128GBのUSBメモリとしては、エントリークラスの標準的な価格帯です。
同じ時点で、Amazonのレビューは19件、評価は5つ星のうち5.0でした。満点ではありますが、19件と少ないため、耐久性や個体差を判断する材料としてはまだ足りません。数か月使ったあとの評価が増えるまでは、「買った直後の満足度が高い」程度に受け止めるのが妥当です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 容量 | 128GB |
| インターフェース | USB 3.0 |
| 対応コネクタ | Type-C、USB-A、Lightning、Micro USB |
| 読み取り速度(公称値) | 5 GB/s(前述のとおり表記に疑問あり) |
| 筐体素材 | 金属 |
| 保証期間 | 18ヶ月 |
| 出荷時フォーマット | exFAT |
掲載情報では、収納ケースと日本語の取扱説明書が付属するとされています。付属品は販売時期によって変わることがあるため、商品ページで確認してください。
市場での位置づけは、スマートフォン向けマルチ端子USBメモリの入門機です。専用アプリを入れずに、iPhoneの「ファイル」アプリやAndroidのファイル管理アプリから直接扱えます。機械に詳しくない人でも始めやすいのが強みです。
実際の使い方(iPhone・Android・PC)
iPhone・iPadの場合
iPhoneに挿すと、標準の「ファイル」アプリの「場所」にドライブが現れます。写真を保存するときは、「写真」アプリで対象を選び、共有メニューの「ファイルに保存」からドライブを指定します。逆にドライブからiPhoneへ取り込むときは、「ファイル」アプリで画像や動画を開き、共有メニューから「画像を保存」または「ビデオを保存」を選びます。
一度に数千枚を選ぶと処理が長くなり、止まったように見えることがあります。月ごとやアルバムごとなど、数百枚ずつに分けて移すほうが確実です。また、iPhoneの写真は標準設定だとHEIC形式で保存されるため、Windows PCで開くには拡張機能が必要な場合があります。
Androidの場合
挿すと通知に「USBドライブ」が表示され、Files by Googleなどのファイル管理アプリから読み書きできます。反応しない場合は、前述のOTG設定を確認してください。
PC・Macの場合
USB-AとType-Cのどちらで挿しても、通常のUSBメモリとして認識されます。速度を出したいときは、USB 3.0以上のポートを使ってください。
抜くときの注意
どの機器でも、コピーが終わる前に抜くとファイルが壊れたり、ドライブ全体が読めなくなったりすることがあります。PCでは「取り出し」操作をしてから抜き、iPhoneやAndroidではコピー完了の表示を確かめてから抜く習慣をつけてください。
競合製品との比較
同じ「Phone用USBメモリ【アプリ不要】4in1」には512GB版もあります。端子の構成が同じなら、違いは容量です。動画をよく撮る人や、機種変更のときに写真をまとめて移したい人には、128GBでは足りない可能性があります。iPhoneなら「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で写真の使用量を確かめ、それより余裕のある容量を選ぶと失敗しにくくなります。
Lightning接続の安定性を重視するなら、Apple MFi認定をうたうLightning対応のUSBメモリも候補です。本製品の商品データにはMFi認定の記載がないため、iOSとの相性を重く見る人はそちらと比べる価値があります。
速度を最優先するなら、USB-C専用で高速をうたうソリッドステート型のフラッシュドライブが選択肢になります。端子の種類は減りますが、Type-C搭載のPCやiPhoneのProモデルとの間で大容量の動画を移すなら、そちらのほうが合っています。
おすすめユーザー
- スマホの容量不足に悩む人:写真や動画をよく撮り、クラウドの有料プランを増やさずにデータを逃がしたい人に向きます。iCloudやGoogleフォトの容量の節約になります。
- 機種変更を控えている人:Lightningの古いiPhoneから、Type-C搭載のiPhone 15以降やAndroidに乗り換えるとき、写真・動画・書類を1本で移せます。クラウド経由と違い、通信量を気にする必要がありません。
- 複数の機器を行き来する人:職場のWindows PC、自宅のMac、外出先のスマホの間でファイルを受け渡す人には、変換アダプタを持ち歩かずに済むのが大きな利点です。
- 家族で機器の端子がばらばらな家庭:Lightningの古いiPhone、Type-CのAndroid、Micro USBのタブレットが混ざっていても、1本で写真を共有できます。
購入前の注意点
速度には期待しすぎない。 前述のとおり、公称の「5 GB/s」はUSB 3.0の上限を超えた表記で、実際の速度を表しているとは考えにくい数値です。さらに、LightningやMicro USBで挿すとUSB 2.0相当に制限されます。数十GBの動画を頻繁に移す人や、高速な転送が欠かせない人には別の製品が向いています。
大容量が必要なら128GBでは足りない。 4K動画は数分で数GBに達することがあり、128GBはすぐに埋まります。また、パソコンやスマホでの表示上の容量は119GB前後になります。メーカーは1GB=10億バイト、OSは1GB=約10.7億バイトで数えるためで、不良ではありません。512GB以上が必要なら、上位容量版か別の製品を検討してください。
MFi認定の記載がない。 商品データにはApple MFi認定の記載がありません。一般に、認定のないLightningアクセサリは、iOSのアップデート後に「このアクセサリは使用できない可能性があります」という警告が出たり、認識が不安定になったりすることがあります。Lightning接続を主な用途にするなら、この点を理解したうえで選んでください。Lightning端子のはまり具合に個体差があるという声もあるため、長く使うなら、ときどきデータを正しく読めるか確かめておくと安心です。
スマホケースとの干渉。 端子の根元が太いため、厚みのあるケースや開口部の狭いケースでは奥まで挿さらず、認識しないことがあります。うまく挿さらないときは、ケースを外して試してください。
連絡先やアプリのデータは移せない。 USBメモリで移せるのは、写真・動画・書類などのファイルです。連絡先はvCard形式で書き出せば移せますが手間がかかり、LINEのトーク履歴やアプリのデータはこの方法では移せません。iPhone同士の機種変更なら、Apple公式の「クイックスタート」など正規の移行機能と併用してください。
唯一のバックアップ先にしない。 USBメモリには紛失・故障・抜き差し時の破損といったリスクがあり、長期保管用の媒体には向いていません。大事な写真は、PCやクラウドなど別の場所にもう1つ控えを残す前提で使ってください。また、安価なUSBメモリには、表示どおりの容量を書き込めない不良品が混ざることがあります。届いたら、容量を検査するツール(WindowsならH2testwなど)で一度全体に書き込んで確かめておくと安心です。
販売元の確認。 商品ページの登録情報では、メーカー名はLijunga、販売元はXIANGSONGKJ、出荷元はAmazonです。名前や見た目の似た商品が複数出品されているため、注文の前に画像・容量・色(銀)を見て、目的の商品であることを確かめてください。
よくある質問
Q. 128GBなのに、PCでは約119GBと表示されます。不良品ですか?
A. 不良ではありません。容量の数え方の違いによるもので、128GBのUSBメモリは一般にOS上で119GB前後と表示されます。
Q. 4GBを超える動画も保存できますか?
A. 出荷時のexFATのままなら保存できます。FAT32に再フォーマットすると1ファイル4GBまでになるため、再フォーマットはexFATに対応していない機器で使う場合に限ってください。
Q. iPhoneに挿しても何も起きません。
A. 本製品は、挿すとアプリが自動で起動するタイプではありません。「ファイル」アプリを開き、「場所」にドライブが表示されているか確認してください。表示されない場合は、ケースを外して奥まで挿し直してください。
Q. Androidで認識しません。
A. 端末がUSB OTGに対応しているか、設定でOTGが有効になっているかを確認してください。古い端末はexFATに対応していない場合もあります。
Q. これ1本でスマホのバックアップは十分ですか?
A. 十分とは言えません。紛失や故障に備え、PCやクラウドなど別の場所にもう1つ控えを残してください。
販売情報
(Amazon参照)
- メーカー名: Lijunga
- 販売元: XIANGSONGKJ
- 出荷元: Amazon
- ASIN: B0HCZHR44L
- 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。




