この記事では、LINTYLE 64GB USB-C フラッシュドライブ 2イン1 サムドライブ 最大150MBについて、公称スペックから分かる実際の使い勝手と、買う前に知っておきたい落とし穴を解説します。

概要

LINTYLE 64GB USB-C フラッシュドライブ 2イン1は、USB-CとUSB-Aの2つのコネクタを1つの本体に備えたUSBメモリです。公称の読み取り速度は最大150MB/秒、書き込み速度は最大40MB/秒で、規格はUSB 3.2 Gen 1(5Gbps)です。結論から言うと、「スマートフォンとPCの間で写真や書類を手軽に受け渡したい人」には扱いやすい製品です。一方で「大量のデータを頻繁に書き込む人」には、書き込み40MB/秒が足かせになります。

最大の利点は、アダプタを持ち歩かなくても、USB-C端子のスマートフォンやタブレットと、USB-A端子しかない古めのPCの両方にそのまま挿せることです。プラグアンドプレイ対応で、ドライバのインストールは不要とされています。初めてUSBメモリを使う人でも、挿すだけで使い始められます。

公称速度から見た転送時間の目安

スペック表の数字だけでは使用感がつかみにくいので、公称値どおりの速度が出た場合の目安を計算しました。実際には接続先の端子、ファイルの数、ドライブの温度によって遅くなります。「これより速くはならない上限」として見てください。

作業 データ量 目安時間(公称値で計算)
4GBの動画をドライブへコピー 4GB 約100秒(40MB/秒)
同じ動画をPCへ読み出す 4GB 約27秒(150MB/秒)
64GBを満杯まで書き込む 64GB 約27分(40MB/秒)
スマホ写真1,000枚(1枚約3MBと仮定)を書き込む 約3GB 約75秒

この表から分かるとおり、本製品は「読み出しは速いが、書き込みは読み出しの4分の1強」という製品です。PCの動画をスマホに移す、撮りためた写真をPCに取り込む、といった読み出し中心の使い方なら快適です。しかし、毎日数十GBのバックアップを書き込むような用途では待ち時間が長くなります。また、写真のような小さいファイルを大量に扱うと、ファイルごとの処理が増えるため、公称値よりかなり遅くなるのが普通です。

互換性ガイド

商品情報によると、iPhone 15/16/17シリーズ、iPad Pro、MacBook、Androidスマートフォン、Windows PCなど、USB-CまたはUSB-A端子を持つ機器で使えるとされています。元の掲載ではカーナビやゲーム機での利用も挙げられています。USB 3.2 Gen 1はUSB 3.0やUSB 3.1 Gen 1と同じ5Gbpsの規格です。USB 2.0ポートにも挿せますが、その場合は速度がUSB 2.0の上限まで下がります。

つまずきやすい点は次のとおりです。

  • iPhoneの無印モデルでは速度が出ない。 iPhone 15と16の無印・Plusモデルは、USB-C端子の速度がUSB 2.0相当です。そのため公称の150MB/秒には届きません。ファイルの受け渡し自体は「ファイル」アプリから問題なくできます。
  • フォーマット形式。 Windows・Mac・iPhone・Androidのすべてで読み書きするなら、exFATが無難です。NTFSはMacでは標準で書き込めません。FAT32は4GBを超えるファイルを保存できません。出荷時の形式は、商品ページか挿したときの表示で確認してください。フォーマットするとデータが消えるので、先に中身を移しておきます。
  • 周りの端子とぶつかる。 外形寸法は58×20×13mmです。厚みが13mmあるため、ノートPCでは隣のUSBポートやHDMI端子とぶつかることがあります。スマートフォンに厚手のケースを付けていると、奥まで挿さらない場合もあります。認識しないときは、ケースを外して試してください。
  • カーナビ・ゲーム機。 車載機器には、FAT32しか読めない機種や容量に上限がある機種があります。ゲーム機では、64GBだとゲームの保存先として必要な容量に届かないことが多いです。スクリーンショットや動画の書き出し、音楽ファイルの持ち込みといった使い方が現実的です。対応形式は機器側の取扱説明書で確認してください。

商品情報

主な仕様は以下のとおりです。

項目 内容
記憶容量 64GB
インターフェース USB 3.2 Gen 1
読み取り速度 最大150MB/秒
書き込み速度 最大40MB/秒
コネクタ USB-C / USB-A
外形寸法 58 × 20 × 13 mm

最新の価格は販売ページの表示でご確認ください。セールや在庫状況で頻繁に変わるため、購入時は商品ページで最新の価格を確認してください。最新のユーザー評価は販売ページの表示でご確認ください。

64GBの容量は、OS上では約59GB前後と表示されるのが一般的です。メーカーは1GB=10億バイトで表記し、OSは1,024単位で計算するためです。元の掲載では、キャップの無い格納式の構造で、キャップを失くす心配がないと紹介されています。保証期間ははっきり書かれていないため、気になる場合は販売ページの記載を確認してください。

競合製品との比較

同じUSB-C/USB-A両対応のUSBメモリでも、速度と価格の考え方は製品によって大きく違います。本製品を選ぶ前に、自分の用途にどのクラスが合うかを考えてください。

  • もっと速いものが欲しい人: 題名で最大450MB/秒や最大1000MB/秒をうたう、SSD型のフラッシュドライブがあります。書き込みも速いものが多く、動画編集の素材を持ち運ぶならそちらが向きます。
  • Lightning端子のiPhoneを使っている人: 本製品はUSB-CとUSB-Aだけなので、iPhone 14以前にはそのまま挿せません。Lightning対応の製品を選んでください。
  • 本製品が向く範囲: 64GBの容量と書き込み40MB/秒を考えると、「スマホとPCの受け渡し用」と割り切るのがちょうどよい製品です。大容量や高速が欲しい人は、最初から上のクラスを選んだほうが、買い直しが無いぶん結果的に安く済みます。

おすすめユーザー

  • スマートフォンとPCの間でよくファイルをやり取りする人: 2つのコネクタがあるのでアダプタ無しで直接つなげます。USB-A端子しかない職場のPCとも行き来できます。
  • 写真や書類を持ち運ぶ小さなストレージが欲しい人: 64GBは日常的な写真や書類の受け渡しには十分です。58mmの本体はポケットに入れて持ち歩けます。
  • 設定に手間をかけたくない人: プラグアンドプレイ対応で、Windows、macOS、Linux、Androidのどれでも、挿せばすぐ使えるとされています。
  • 主に読み出しで使う人: PCから入れた動画をスマホで見る、ドライブの資料を何台かのPCで開く、といった使い方なら、読み取り最大150MB/秒を活かせます。

購入前の注意点

書き込み40MB/秒は速くありません。 読み取り150MB/秒の数字に目が行きがちですが、ファイルを入れるときの速度はその約4分の1です。64GBを満杯にするには公称値でも約27分かかり、実際はもっとかかります。動画編集の素材を毎日やり取りする人や、PC全体のバックアップに使いたい人には向きません。

大事なデータの置き場をここだけにしないでください。 USBメモリは小さくて失くしやすく、抜き差しの途中でデータが壊れることもあります。大切な写真や書類はクラウドや別のドライブにも残してください。抜くときは、OSの「取り外し」操作をしてからにします。小型のUSBメモリは長時間書き込み続けると熱くなりがちなので、熱を持ったら少し休ませると安心です。

**レビューの件数がまだ少ないです。初期不良や耐久性の傾向が分かる量ではありません。届いたらすぐに大きなファイルを書き込んで読み出せるか試し、返品できる期間のうちに動作を確かめておきましょう。

商品ページの表示を確認してください。 集めた情報には食い違いがありました。販売元は「Amazon US」と書かれているのに、価格のリンク先はAmazon.co.jpになっていました。また海外のマーケットプレイスでは、64GBのUSBメモリとしては不自然に高い価格が付いていました。別の商品の出品と思われます。購入するときは、画像・題名・容量の表記を見て、目当ての製品かどうか確かめてください。

よくある質問

Q. iPhoneで使えますか? A.

USB-C端子のiPhone(iPhone 15以降)なら、「ファイル」アプリから読み書きできます。Lightning端子のiPhone 14以前では使えません。iPhone 15・16の無印モデルは端子がUSB 2.0相当なので、転送速度は公称値より遅くなります。

Q. 4GBを超える動画を保存できません。
A. ドライブがFAT32でフォーマットされている可能性があります。exFATでフォーマットし直すと保存できます。フォーマットするとデータが消えるので、先に移しておいてください。

Q. 64GBのはずなのに、少なく表示されます。
A. 故障ではありません。メーカーとOSで容量の数え方が違うため、約59GB前後と表示されるのが一般的です。

Q. USB 2.0のポートでも使えますか?
A. 使えますが、速度はUSB 2.0の上限まで下がります。公称の150MB/秒を出すには、USB 3.0(USB 3.2 Gen 1)以上のポートに挿してください。

Q. 外付けSSDの代わりになりますか?
A. 書き込みが40MB/秒なので、大量のデータを頻繁に書き込む用途の代わりにはなりません。スマホとPCの受け渡しや、資料の持ち運び用と割り切るのがおすすめです。

販売情報

(Amazon参照)

  • メーカー名: LINTYLE
  • 販売元: Amazon US
  • 出荷元: Amazon US
  • ASIN: B0HGFDBL81
  • 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。