この記事では、Lenovo ThinkCentre Tiny VESA Mount II(4XF0N03161)を詳しく紹介します。対応機種の見分け方、取り付けでつまずきやすい点、買う前に確かめることまで扱います。
概要
Lenovo ThinkCentre Tiny VESA Mount II(型番: 4XF0N03161)は、Lenovoの超小型デスクトップPC「ThinkCentre Tiny」シリーズ用の純正ブラケットです。VESA規格のマウント穴があるモニターやテレビの背面に、PC本体を取り付けられます。対応するTiny機を持っていて、机の上から本体をなくしたい人には素直に勧められます。ただし、対応機種を確かめずに買うと取り付けられません。モニターアームと組み合わせる場合は、重さやネジの長さでつまずきやすくなります。こうした確認を自分でできる人に向いた道具です。
対応するVESAパターンは100x100mmと75x75mmで、取り付けネジが4本付属します。ブラケットをモニター背面に固定し、そこへPC本体を収めれば、机の上でPCが占める場所はほぼなくなります。オフィスの事務机、受付やコールセンターの端末、デジタルサイネージ、リビングのテレビの裏など、場所を取らず見た目も整えたい場所に向いています。
最新のユーザー評価は販売ページの表示でご確認ください。アクセサリーとしては評価が安定しています。純正品なので、対応機種に付けるかぎり寸法が合わないという失敗はまず起きません。大事なのは「自分のTinyが本当に対応機種か」の一点です。
互換性ガイド
モニター側:VESAパターン
本製品が対応するのは100x100mmと75x75mmの2種類です。24〜27インチクラスの事務用モニターの多くはこのどちらかに当てはまります。ただし、背面にVESA穴が無い薄型デザインのモニターや、専用スタンドしか付けられないモデルには取り付けられません。テレビの場合、サイズが大きくなるほどVESAの穴の間隔が200x200mm以上になることが多いので、そのままでは合わないことがあります。買う前にモニターやテレビの仕様表で「VESA 75」または「VESA 100」と書かれているか確認してください。
PC側:対応機種
掲載情報に載っている対応機種は次のとおりです。
| 区分 | 掲載されている型番 |
|---|---|
| ThinkCentre | M600, M700, M700z, M715q, M800z, M900, M900x, M900z |
| ThinkStation | P410 |
このうち、M600・M700・M715q・M900・M900xには「Tiny」と呼ばれる超小型の構成があります。本製品が想定しているのはこれらのTiny構成です。同じM700やM900という名前でも、タワー型や省スペース型(SFF)の構成は本体の大きさがまったく違うので、ブラケットに入りません。購入前に、本体の底面ラベルやLenovoのサポートページで、自分の機種が「Tiny」かどうかを確かめてください。
なお、M700z・M800z・M900zは一般に一体型PCの型番として、ThinkStation P410はタワー型ワークステーションとして知られています。Tiny専用のこのブラケットとは形がかみ合いません。掲載されている対応表がそのまま正しいとは限らないことを、後の「購入前の注意点」で改めて取り上げます。
また、この対応表には比較的新しい世代のTiny(M70q、M720q、M920qなど)が載っていません。載っていないから使えないとも、使えるとも、このデータからは断定できません。新しい世代のTinyで使いたい場合は、Lenovo公式のアクセサリー互換性情報で4XF0N03161が対象に入っているか確認するのが確実です。
設置先の耐荷重とバランス
ブラケットとPC本体の重さは、すべてモニターの背面にかかります。モニター付属のスタンドのままだと、重心が後ろへ移って倒れやすくなったり、チルト(傾き調整)が重みで下がってきたりすることがあります。モニターアームと組み合わせる場合は、モニター+PC本体+ブラケットの合計がアームの耐荷重に収まるか計算してください。Tiny本体の重さはモデルや構成で違うので、お使いの機種の仕様表で確かめます。耐荷重ぎりぎりのアームは、時間がたつと少しずつ下がってくる原因になります。
ネジの長さ
モニターとモニターアームの間にブラケットを挟む場合、ネジはブラケットの厚みの分だけ長いものが必要です。モニターに元から付いていたネジでは長さが足りないことがよくあります。逆に長すぎるネジを無理に締めると、モニター内部を傷める恐れがあります。付属の4本で足りるかどうかは、組み合わせるモニターのネジ穴の深さによります。手持ちのモニターで仮に合わせてみて、締め込みに無理がないか確かめてください。
導入手順
取り付け自体は単純で、必要な工具はプラスドライバー1本です。
対応機種の確認:本体が対応するTiny構成であることを確かめる。
モニター背面の準備:VESA穴を覆っているカバーやスタンドがあれば外す。画面を傷つけないよう、柔らかい布の上にうつ伏せに置いて作業する。
ブラケットの固定:ブラケットをモニター背面のVESA穴に合わせ、ネジで固定する。アームと併用する場合は、モニター・ブラケット・アームの順に重ねる。
PCの装着:ブラケットにPC本体を差し込み、固定されたことを確かめる。軽く揺すって、がたつきが無いかを見る。
配線:映像ケーブル、LAN、USB、電源をつなぐ。Tinyは外付けのACアダプターで給電するので、アダプター本体の置き場所や固定の仕方も決めておく。
通気の確認:PCの吸気口と排気口が、壁やモニターの背面でふさがれていないかを見る。
PCを外してモニターの背面に向き合うのは、手間がかかります。配線を一度に済ませられるよう、ケーブルは少し長めのものを用意しておくと楽です。
商品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | 4XF0N03161 |
| 製品タイプ | システムマウントブラケット |
| 対応VESAパターン | 100x100mm / 75x75mm |
| 付属ネジ | 4本 |
| 色 | ブラック |
| 対応フォームファクター | Lenovo Tiny |
価格は取得した時点の値です。Amazon.co.jpでは2026年8月29日の取得時点で ¥9,511でした。Amazonの販売元・出荷元はEKUSITOで、Lenovoが直接販売している出品ではありません。また、eBay US では2026年8月31日の取得時点で $19.99 の出品がありました。eBayの出品は新品・中古・バルク品など条件がさまざまです。海外からの送料や輸入にかかる費用が別に加わることもあるので、表示価格だけで比べないでください。どちらの価格もセールや在庫状況で変わるため、購入前に商品ページで最新の価格を確認してください。
掲載履歴を見ると、本製品は2017年ごろから流通している息の長いアクセサリーです。保証の扱いは購入経路(Lenovo直販か、Amazonの出品者経由か、海外マーケットプレイスか)で変わることがあります。気になる場合は販売ページで確かめてください。
サードパーティ製マウントとの違い
ミニPC用のVESAマウントは、ほかのメーカーからも汎用品が多く出ています。汎用品は幅を調整できるホルダーやバンドで本体を挟む仕組みが多く、ほかのミニPCに買い替えても使い回せます。価格も純正品より安いことが一般的です。その一方で、本体の寸法にぴったり合うわけではないので、がたつきや、通気口をふさいでしまう位置関係が起きることがあります。
Lenovo ThinkCentre Tiny VESA Mount II(4XF0N03161)は、Tinyの筐体に合わせた専用設計です。対応機種なら収まりがよく、固定も確実です。反対に、Tiny以外のPCには使えず、将来ほかのミニPCに移るとブラケットも使えなくなります。「このTinyを長く使う」と決めているなら純正品、「数年でPCを替えるかもしれない」なら汎用品、という分け方が現実的です。
おすすめユーザー
- 机の上を広く使いたいオフィスワーカー:モニターアームと組み合わせれば、PC本体を机の上から完全になくせます。ケーブルもモニターの裏にまとまるので、見た目もすっきりします。
- 同じ構成の端末を何台も並べる職場:受付端末、コールセンター、検査ラインの表示用PCなど、同じTinyを何台も設置する現場では、純正品で統一すると取り付け方が揃い、保守もしやすくなります。
- 複数のPCを並行して使う人:モニターごとに1台ずつTinyを付ければ、独立した複数のPC環境を省スペースで組めます。トレーダーや開発者など、用途ごとにPCを分けたい人に向きます。
- テレビの裏にPCを隠したい人:VESA 75/100に対応したテレビなら、リビングでも見た目を崩さずにホームシアターPCを置けます。
向かない人
- 手持ちのPCがTiny以外(タワー型、SFF、他社のミニPC)の人
- VESA穴が無いモニター、または穴の間隔が200x200mm以上の大型テレビに付けたい人
- 前面のUSB端子や電源ボタンを1日に何度も触る人(モニターの裏に回るので手が届きにくくなる)
- 近いうちにほかのミニPCへ買い替える予定がある人
購入前の注意点
対応機種表をそのまま信じない。 掲載されている対応機種には、M700z・M800z・M900zのように一般に一体型PCとして知られる型番や、タワー型ワークステーションのThinkStation P410が含まれています。これらは、Tiny専用のこのブラケットとは形が合いません。商品ページの登録情報には誤りが含まれていることがあります。判断の基準にするのは「自分の本体がTiny構成かどうか」と「Lenovo公式の互換性情報」です。商品ページの画像とタイトルで、届くものが4XF0N03161であることも確かめてください。
同じ型番でもTinyとは限らない。 M700やM900という名前だけで判断すると、タワー型やSFFを持っている人が誤って買ってしまいます。底面のラベルやマシンタイプの番号から、Tiny構成であることを確かめてください。
新しい世代のTinyは個別に確認する。 対応表に載っているのは主に初期の世代です。新しい世代のTinyで使えるかは、Lenovo公式の情報で確かめてから買ってください。
重さによる倒れ・たわみ。 モニター付属の細いスタンドでは、背面の重みで後ろへ傾きやすくなります。モニターアームなら、合計の重さが耐荷重に収まるかを必ず計算してください。
ネジの長さ不足。 アームと併用するときにいちばん多いつまずきです。作業を始める前に、ネジの長さが足りるか確かめてください。M4ネジの長さ違いを何本か手元に置いておくと安心です。
熱と通気。 モニターの背面は、モニター自身の熱もこもる場所です。PCの吸排気口がふさがれる向きで取り付けたり、壁にぴったり寄せたりすると、ファンの音が大きくなったり処理が遅くなったりする原因になります。壁掛けにするなら、壁との間にすき間を取ってください。
ACアダプターの置き場所。 PC本体を浮かせても、ACアダプターは別に残ります。机の下に落ちたままぶら下がらないよう、結束バンドや固定具で留める場所を決めておきましょう。
販売元と価格差。 Amazonの出品は販売元・出荷元ともEKUSITO(2026年8月時点の掲載情報)です。新品かどうか、返品の条件はどうかを確かめてください。eBayとの価格差が大きいのは、出品の状態や送料の違いによることが多いため、条件をそろえて比べてください。
よくある質問
Q. ThinkCentre M720qやM920qでも使えますか?
A. 今回の掲載情報の対応表には載っていません。使えるかどうかは、Lenovo公式のアクセサリー互換性情報で4XF0N03161が対象になっているかを確認してください。
Q. モニターアームと一緒に使えますか?
A. 使えます。モニターとアームの間にブラケットを挟む形になります。アームの耐荷重(モニター+PC+ブラケットの合計)と、ネジの長さが足りるかを確かめてください。
Q. テレビの裏にも付けられますか?
A. テレビの背面に75x75mmか100x100mmのVESA穴があれば付けられます。大型のテレビは穴の間隔が広いことが多いので、仕様表で確かめてください。
Q. 取り付けに必要な工具は?
A. プラスドライバー1本で足ります。付属のネジは4本です。
Q. 背面に付けると熱くなりませんか?
A. 吸排気口をふさがない向きで取り付け、壁との間にすき間を取れば、普段使いで大きな問題になることはまずありません。ただし、重い処理を続けて回す用途では、ファンの音や温度の様子を見てください。
販売情報
(Amazon参照)
- メーカー名: Lenovo
- 販売元: EKUSITO
- 出荷元: EKUSITO
- ASIN: B06ZY1DQ7Z
- 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。





