概要
Thermaltakeがリリースした「CT120 EX INFINITY ARGB Sync 3Pack」は、120mm径のケースファン3個セットです。最大の特長は「MagForce 2.0」マグネット接続機構により、ファン同士を工具不要でデイジーチェーン接続できる点。従来の配線の煩わしさを大幅に軽減しつつ、インフィニティミラー構造による奥行き感のあるARGBライティングを実現しています。フレーム厚は28mmと標準よりやや厚めで、静圧性能を高めつつもノイズレベルは28dBAと静音性も確保。PCケース内のエアフロー改善やラジエーター装着を検討するユーザーに向けたミドル~ハイエンド向けの冷却ファンです。
主なスペックとして、回転数500〜2000rpm、風量68.2CFM、静圧3.05mmH2Oを実現。ハイドロリックベアリングを採用し、MTTFは4万時間と耐久性にも優れています。3個パックで、MagForce 2.0によるデイジーチェーン接続により、マザーボードへの接続ケーブルは実質1本で済むため、配線整理が簡単です。
互換性ガイド
本製品は標準的な120mmファン用ネジ穴に対応するため、ほとんどのPCケースやラジエーターに取り付け可能です。PWM 4ピンコネクタでマザーボードのCPUファン端子またはケースファン端子に接続し、回転数制御を行います。ARGB制御には5V 3ピンのアドレッサブルRGBヘッダーが必要で、ASUS AURA Sync、MSI Mystic Light、GIGABYTE RGB Fusionなど主要マザーボードブランドのRGB同期に対応します。MagForce 2.0を使えば、インクルードされているケーブルを最小限に抑えられるため、裏配線の負担も軽減。ただし、ケース内にマグネットに干渉する部品(特にHDDケージなど)がある場合は取り付け位置に注意してください。
ファン厚が28mmと通常の25mmより3mm厚いため、特に薄型ケースやラジエーターとのクリアランスがシビアなビルドでは事前に寸法を確認することが重要です。マグネット接続部はネジ止めを補助するもので、ファンの物理的固定は通常のネジで行います。
商品情報
本製品は2024年後半に発売された比較的新しいモデルで、通販サイト限定販売が中心となっています(参考価格:¥11,091前後、3個パック)。保証期間はメーカー規定に準じますが、Thermaltake製品は一般的に2年保証が標準です。市場での立ち位置としては、ミドルレンジからハイエンドに位置し、同等のマグネット式デイジーチェーンファンとしてCorsair iCUE LINKやLian Li UNI FANなどと競合します。CT120 EX INFINITYの差別化ポイントは、インフィニティミラーによる視覚効果と、28mm厚フレームによる静圧重視設計にあります。
おすすめユーザー
- ゲーミングPCを組み立てるユーザー:インフィニティミラーによる美しいライティング効果と、マグネット式の簡単配線で、見た目と実用性を両立したいゲーマーに最適です。ARGB対応マザーボードと組み合わせることで統一感のあるシステムを構築できます。ソフトウェアはマザーボードのRGB制御に依存しますが、主要なブランドはカバーしています。
- ラジエーターに高静圧ファンを求める方:28mm厚のフレームと3.05mmH2Oの静圧は、ラジエーターや高密度メッシュパネルでも十分なエアフローを確保します。水冷ラジエーターに組み合わせることで冷却性能を引き出せますが、厚みが原因でケース内のクリアランスが不足する可能性があるため、事前の採寸は必須です。
- 配線をスッキリさせたい自作er:MagForce 2.0によるケーブルレスデイジーチェーンは、3個のファンで使用するケーブルを大幅に削減。裏配線が苦手な方や、ミニタワーケースなどスペースが限られる環境で特に効果的です。3個セットでもケーブルは実質1本で済むため、面倒な配線作業から解放されます。
- この製品が向かないケース:予算重視で安価なファンを探している方には割高です。また、マグネット接続を活かせず、通常のファンケーブル配線で十分という方には、同価格帯の他社製品の方がコストパフォーマンスが良い場合があります。
購入前の注意点
CT120 EX INFINITYは28mm厚のため、特に薄型ケースやファンクリアランスがタイトなケースでは干渉する可能性があります。取り付け前にケースのファン設置可能厚を必ず確認してください。また、MagForce 2.0のマグネット接続は便利ですが、ファンを物理的に固定するのはあくまでネジ止めです。デイジーチェーンする際のマグネットは強力ですが、振動による緩みが懸念される場合はしっかりネジ固定してください。ARGBの同期には5V 3ピンヘッダーが必要で、旧型の4ピンRGBヘッダー(12V)には非対応です。マザーボードが非対応の場合は別途ARGBコントローラーが必要です。競合のCorsair iCUE LINKやLian Li UNI FANと比較すると、ソフトウェア制御はマザーボードのRGBソフトに依存するため、専用ファンコントローラーによる独自の制御はできません。また、マグネット接続の接触不良が稀に報告されているため、初回取り付け時に動作確認を推奨します。
よくある質問
Q: ラジエーターに使用できますか?
A: はい。28mm厚フレームと高静圧設計により、ラジエーターでの使用に適しています。ただし、厚みがあるため、ラジエーターとケースの間にスペースが必要です。一般的な25mm厚ファンより3mm厚いため、特に前面ラジエーター取り付け時はケースの厚さ制限を確認してください。
Q: マグネットデイジーチェーンはどの程度強力ですか?
A: マグネットはファン同士を軽く吸着させる程度で、配線を固定するためのものです。ファン自体の取り付けにはネジが必要です。振動で外れることはまずありませんが、強い衝撃を与えると外れる可能性があります。通常使用では問題ありません。
Q: マザーボードのRGBヘッダーが足りない場合どうすればいいですか?
A: このファンセットには3個分のARGBケーブルが付属していますが、マザーボードの5V ARGBヘッダーが1つしかない場合、デイジーチェーンまたはハブが必要です。本製品はMagForce 2.0でデイジーチェーン可能なため、1つのヘッダーで複数ファンを制御できます。ただし、電流制限(通常3A以下)を超えないように注意してください。もし不足する場合は、別売りのARGBハブを購入することをおすすめします。





