概要
MSIのMAGシリーズから、Intel Z890チップセットを搭載したATXマザーボード「MSI MAG Z890 TOMAHAWK WIFI」が登場しました。LGA1851ソケットに対応し、Intel Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)をサポートする、最新プラットフォーム向けの一枚です。型番はMB6585で、通販サイトなどで購入できます。
このマザーボードは、16+1+1+1フェーズの90A SPS電源回路を搭載し、最新CPUを安定して動作させられる点が大きな特徴です。基板上のLED装飾を排した黒基調のデザインは、耐久性を重視するユーザーのニーズに応えます。
Z890チップセットならではの拡張性と、MAGシリーズらしい堅実な作りを両立した、ミドルハイクラスに位置するマザーボードと言えるでしょう。
互換性ガイド
CPUソケットはLGA1851で、対応CPUはIntel Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)のみです。従来のIntel第12世代〜第14世代CPUや、LGA1700用クーラーはそのままでは使えない場合があるため、注意が必要です。CPUクーラーを選ぶ際は、LGA1851に対応したマウントキットが付属しているか、別途用意できるかを必ず確認してください。
メモリはDDR5 UDIMMに対応し、4スロットで最大256GBまで搭載可能です。DDR5-9200(OC)〜4800MT/sの幅広い速度に対応し、XMP 3.0プロファイルにも対応しています。ハイエンドなDDR5メモリを選べば、メモリ帯域を活かしたパフォーマンスを引き出せます。
拡張スロットはPCIe 5.0 x16が1本、PCIe 4.0 x4(形状はx16)が2本です。ストレージはM.2スロットを4基(PCIe 5.0 x4 x1、PCIe 4.0 x4 x3)と、SATA 3 6Gb/sを4ポート備えています。最新のPCIe 5.0 NVMe SSDを活用したいユーザーにとって、M.2スロットの充実ぶりは魅力的です。
フォームファクタはATX(243.84×304.8mm)で、一般的なATXケースにそのまま収まります。電源要件は、搭載するCPUとGPUの組み合わせによりますが、ハイエンド構成を組むなら余裕のある容量の電源ユニットを選びたいところです。詳細な推奨電源容量は、スペック表を参照してください。
商品情報
MSI MAG Z890 TOMAHAWK WIFIは、2024年に発表されたIntel Z890チップセット搭載マザーボードです。市場での立ち位置は、MAGシリーズらしいコストパフォーマンスを重視したミドルハイクラスと言えます。最上位のMEGシリーズほどの過剰な装備はありませんが、必要な機能をバランス良く搭載しています。
主な仕様は、電源回路が16+1+1+1フェーズの90A SPS、メモリスロットがDDR5 x4(最大256GB)、拡張スロットがPCIe 5.0 x16 x1とPCIe 4.0 x4 x2、M.2スロットが4基、SATAポートが4基です。ネットワークはIntel 5G LANとWi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応し、オーディオはRealtek ALC1220Pによる7.1chサウンドを搭載しています。
映像出力はHDMI 2.1 x1と、Thunderbolt 4 USB Type-C x2(DP1.4サポート)を備え、内蔵GPUを活用したマルチディスプレイ環境も構築可能です。背面USBポートはUSB 3.2 Gen2 x4(Type-A x3、Type-C x1)、USB 3.2 Gen1 Type-A x4を装備し、フロント用にもUSB 3.2 Gen2x2 Type-C x1などを用意しています。
保証期間は3年間で、MSIの公式サポートが受けられます。付属品はクイックスタートガイド、アクセサリキット、Wi-Fiアンテナなどです。
おすすめユーザー
このマザーボードは、以下のようなユーザーに特におすすめです。
- Intel Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)で最新のPCを組みたいユーザー。LGA1851ソケットに対応したZ890マザーボードの中でも、比較的入手しやすい価格帯で、必要な機能を一通り備えています。
- ゲーミングPCを自作したいユーザー。PCIe 5.0 x16スロットとM.2スロットを備え、最新のグラフィックスカードやNVMe SSDを活用できます。Wi-Fi 7と5G LANも搭載しているため、ネットワーク環境も万全です。
- クリエイティブワークに使いたいユーザー。Thunderbolt 4ポートを2基搭載しているので、高速な外部ストレージや4Kディスプレイを複数接続して、動画編集や画像処理などの作業を快適に行えます。
- 一方で、オーバークロックにこだわりたい上級者や、多数のPCIeデバイスを同時に使いたいユーザーには、より上位のモデルが適しているかもしれません。
購入前の注意点
このマザーボードはLGA1851ソケット専用で、Intel Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)以外のCPUには対応していません。既存のLGA1700用CPUやクーラーを流用したい場合は、別のプラットフォームを検討する必要があります。
また、DDR5メモリは対応速度が幅広いものの、定格(4800MT/s)で使用する場合は、メモリの性能を十分に引き出せない可能性があります。XMP 3.0プロファイルに対応した高速なメモリを選ぶことで、パフォーマンスを最大限に活かせます。
さらに、PCIe 5.0 x16スロットは1本のみで、2本目のPCIe x16スロットはPCIe 4.0 x4接続です。マルチGPU構成を考えている場合は、帯域に制限がある点を理解しておきましょう。
よくある質問
Q: このマザーボードにIntel Core i5-13400Fなどの従来CPUは取り付けられますか?
A: いいえ、取り付けられません。このマザーボードはLGA1851ソケットを採用しており、対応するCPUはIntel Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)のみです。従来のLGA1700用CPUは物理的に取り付けられないため、注意してください。
Q: DDR4メモリは使えますか?
A: いいえ、使えません。このマザーボードはDDR5メモリのみに対応しています。DDR4メモリは物理的に挿さらないため、DDR5メモリを新規に用意する必要があります。
Q: このマザーボードで4Kディスプレイを複数台出力できますか?
A: はい、可能です。Thunderbolt 4ポートを2基搭載しており、それぞれ4Kディスプレイ出力に対応しています。HDMI 2.1ポートと合わせて、マルチディスプレイ環境を構築できます。
販売情報
(Amazon参照)
- メーカー名: MSI
- ASIN: B0DK4VHWWQ
- 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。




