概要
Gateron Ink v2 5ピンスイッチ透明スモーキー ハウジングブルー イエロー レッドブラックサイレントブラックメカニカルキーボードカスタムスイッチ (10個 は、Gateron の Ink シリーズ第2版(v2)のキーボード用スイッチを10個単位で売る商品です。商品名にブルー・イエロー・レッド・ブラック・サイレントブラックと複数の色名が並んでいます。1つの商品ページで色(=スイッチの種類)を選んで買う形式です。本記事で扱うスペックはブラック、通称「黒インク」のものです。
黒インクはリニアスイッチで、作動力60g・ボトムアウト70g・総ストローク4mmです。透明スモーキーのハウジングはRGBの光をよく通します。結論から言うと、ホットスワップ対応のMX系キーボードを持っていて「重めのリニアを試したい」「一部のキーだけ感触を変えたい」人には手を出しやすい選択肢です。一方で、軽いタッチが好きな人、静かさを最優先する人、薄型やオプティカル方式のキーボードを使っている人には向きません。
Amazon.co.jp のレビューは2026年9月25日取得時点で47件、5つ星のうち4.8(好評率96%)と高評価です。ただし件数はまだ多くありません。後述の注意点と合わせて判断してください。
スペックから読み取れる打鍵感
| 項目 | 値 | 使ってみて効いてくる点 |
|---|---|---|
| スイッチタイプ | リニア | 引っかかりもクリック音もなく、押し始めから底まで素直に沈む |
| 作動力 | 60g | Cherry MX 赤軸(45g)より重め。指を置いただけでは誤入力しにくい |
| ボトムアウト力 | 70g | 底付き直前の反発が強く、指が戻りやすい |
| 総ストローク | 4mm | MX系の標準的な深さ。薄型キーボードの浅さとは別物 |
| マウント方式 | 5ピンPCBマウント | 3ピン基板ではピンカットが必要 |
作動力60gは、軽いリニアに慣れた人だと最初は「重い」と感じる値です。その代わり、キーに指を乗せて休ませても反応しにくく、長文を打つときに指の重みを預けられます。ボトムアウトとの差は10gで、底付き付近で反発がはっきり立ち上がります。強く叩き込むより、底に軽く触れて戻す打ち方に合うスイッチです。
ゲームでは、WASDのような押しっぱなしのキーで誤操作が減るのが利点です。逆に高速で連打するタイトルでは、軽いスイッチより指が疲れやすいので割り切りが必要です。「全キーを黒インクにする」前に、10個入りで一部だけ試すのが合理的なのはこのためです。
互換性ガイド
失敗しやすいのは「スイッチが悪い」ではなく「キーボード側が対応していない」ケースです。買う前に次の点を確認してください。
- 5ピン対応のホットスワップ基板: そのまま挿せます。MX互換のホットスワップソケットを使うキーボードが対象です。
- 3ピン専用の基板: スイッチ底面の左右にある細いプラスチックの脚2本をニッパーで根元から切れば装着できます。切った脚は戻せないので、5ピン基板へ移す可能性があるなら切る前に考えてください。脚を残したまま無理に押し込むと、基板やソケット周りを傷めます。
- キーキャップ: Cherry MX互換(十字ステム)のキーキャップが使えます。
- 使えないキーボード: 薄型(ロープロファイル)専用スイッチのキーボード、オプティカル式・アナログ式・磁気(ホールエフェクト)式のキーボードには物理的に入りません。
- ホットスワップ非対応(はんだ固定)のキーボード: はんだを外して付け直す作業が必要です。メーカー保証の対象外になる可能性があります。
- ピン曲がり: 挿す前に金属ピン2本がまっすぐか目で見てください。曲がったまま押し込むとピンが折れ込み、「そのキーだけ反応しない」状態になります。ホットスワップで一番多い失敗です。
キーボードのメーカー仕様に「ホットスワップ対応」「3ピン/5ピン対応」の記載があるか先に確かめましょう。そうすれば、このスイッチが使えるかどうかは購入前にほぼ判断できます。
必要な個数と費用の目安
10個入りなので、キーボード1台分を丸ごと替えるには複数パックが必要です。下の表は2026年9月25日取得時点の価格(10個 ¥1,557)で計算した目安です。セールや色の選択で変わります。
| 配列 | キー数(目安) | 必要パック数 | 取得時点価格での合計 |
|---|---|---|---|
| 60% | 61前後 | 7パック | ¥10,899 |
| 65% | 68前後 | 7パック | ¥10,899 |
| 75% | 84前後 | 9パック | ¥14,013 |
| テンキーレス(US 87 / JIS 91) | 87〜91 | 9〜10パック | ¥14,013〜¥15,570 |
| フルサイズ(US 104 / JIS 108) | 104〜108 | 11パック | ¥17,127 |
キー数は同じ配列でもメーカーによって前後します。自分のキーボードのキー数を数えてから注文してください。ピン曲がりや個体差に備え、1パック余分に持っておくと、交換作業の途中で足りなくなる事態を防げます。
商品情報
本商品は Gateron の Ink スイッチの第2版(v2)です。5ピンのPCBマウントで、10個入りで売られています。2026年9月25日取得時点の Amazon.co.jp での価格は ¥1,557 で、1個あたり約156円です。価格は頻繁に変わるので、最新の値は商品ページで確認してください。
スペックは、リニア・作動力60g・ボトムアウト力70g・総ストローク4mm(ブラックの値)です。評価は2026年9月25日取得時点で5つ星のうち4.8、レビュー47件です。初代 Ink からの具体的な改良点や工場出荷時の潤滑の有無、保証の扱いは、メーカー情報や販売元の記載で確認することをおすすめします。
おすすめユーザー
- ホットスワップ対応のMX系キーボードを持っていて、重めのリニアを試したい人: 45g前後の赤軸系から一段重くしたいときに、差がはっきり分かる重さです。
- 一部のキーだけ感触を変えたい人: WASD周りやよく押すキーだけ重くして誤入力を減らす、といった使い方なら10個でちょうど足ります。
- RGBの見た目を重視する人: 透明スモーキーのハウジングが光を通すので、LEDを活かしたいキーボードに合います。
- 自作キーボードの入門として、少ない出費でスイッチの交換を体験したい人: 1パックで作業の流れとピン曲がりの注意点を一通り覚えられます。
購入前の注意点
色(種類)の選び間違いに注意してください。 商品名にはブルー・イエロー・レッド・ブラック・サイレントブラックが並んでいますが、これは1つの商品ページで種類を選ぶ形式です。色ごとに押し心地・重さ・音が異なる別の製品です。本記事のスペック(60g/70g/4mm)はブラックのものなので、注文画面で選んだ色を必ず確認してください。
静音スイッチではありません。 ブラックはサイレント仕様ではないため、底付きの音も戻りの音も出ます。家族が寝ている部屋やボイスチャットで打鍵音が気になるなら、同じページで選べるサイレントブラックを検討してください。
軽いタッチが好みの人には向きません。 60gは軽い赤軸系から乗り換えると明らかに重く、慣れるまで指が疲れることがあります。全キーを替える前に、1パックで数日試すことを強くすすめます。
10個で1台分ではありません。 上の表のとおり、60%でも7パックが必要です。「安いから」と1パックだけ買って、全キー分に足りないと後から気づく例はよくあります。
レビューの読み方にも注意が要ります。 色違いをまとめた商品ページでは、レビューがどの色のものか区別されずに並ぶことがあります。4.8という評価がブラックだけの評価とは限りません。また、商品ページの登録情報や画像がほかの色と混ざって見えることもあります。届いたらステムやハウジングの色で、注文した種類かどうかを確認してください。
よくある質問
Q. 60%キーボードを全部替えるには何パック必要ですか?
A. 61キー前後なので7パック(70個)が目安です。2026年9月25日取得時点の価格では合計 ¥10,899 ほどです。予備を含めるなら8パックあると安心です。
Q. 3ピンのホットスワップ基板でも使えますか?
A. 使えます。スイッチ底面の左右にある細いプラスチックの脚2本を切れば挿せます。切った脚は戻せないので注意してください。
Q. 静かなスイッチですか?
A. ブラックはサイレント仕様ではありません。静かさが必要なら、同じ商品ページのサイレントブラックを選んでください。
Q. ゲームに向いていますか?
A. 誤入力を減らしたいゲームには向きます。ただし連打の多いタイトルでは、60gの重さで指が疲れやすい点を理解しておきましょう。
Q. 今のキーボードのスイッチと混ぜて使えますか?
A. MX互換のホットスワップ基板なら、一部のキーだけ入れ替えて混ぜて使えます。キーごとに重さを変えられるのがホットスワップの利点です。





