この記事では「EPOMAKER TH108 PRO フルサイズメカニカルキーボードスクリーン&ノブ付きワイヤレスゲーミングキーボード 10000mAh クリーミーガスケットホットスワップカスタムドライバー RGBバックライト (ピンクシーソルトサイレント)」を取り上げます。公開されているスペックとAmazonの掲載データをもとに、買う前に確かめておくべき点まで説明します。

概要

EPOMAKER TH108 PROは、テンキー付きのフルサイズ配列を使い続けたまま、ワイヤレス・ホットスワップ・ガスケットマウントの打鍵感をまとめて手に入れたい人に向いた1台です。104キーのフルサイズに小型の画面とノブを載せ、10000mAhのバッテリーで約160時間ワイヤレスで使えるとされています。一方で重量は約1.2kgあります。持ち運びたい人、机を広く使いたい人、完全に音のしないキーボードが欲しい人には合いません。

接続はUSB-C有線・2.4GHzワイヤレス(ポーリングレート1000Hz)・Bluetoothの3方式に対応しています。スイッチのソケットは5ピン対応のホットスワップ式で、スイッチは工場で潤滑済みのCreamy Jade(クリッキー)とSea Salt Silent(静音リニア)の2種類から選べます。この記事で扱う出品は、カラーがピンク、スイッチがSea Salt Silentの組み合わせです。

内部はガスケットマウント構造に5層の制振パッドを組み合わせた作りで、柔らかい打鍵感と落ち着いた打鍵音を狙っています。画面にはGIF画像を表示でき、ボリュームノブは画面の操作にも使えます。キー割り当て・マクロ・RGBライティングは、Webブラウザで動くドライバーから細かく設定できます。

互換性ガイド

キーボードなのでCPUソケットや電源容量を気にする必要はありません。それでも「接続方式」「OSとドライバー」「置き場所」「スイッチの規格」「キー配列」の5点は、買ってから困りやすいところです。順に見ていきます。

接続方式ごとの使い分け

接続方式 公表値・特徴 向く使い方
USB-C有線 有線レイテンシ2ms ゲーム、充電しながらの常用
2.4GHzワイヤレス ポーリングレート1000Hz、付属レシーバーを使用 ケーブルを減らしたいゲーム用途
Bluetooth 最大3台までペアリング タブレットやスマートフォンとの切り替え

Bluetoothで最大3台、2.4GHzなどを含めると合計5台まで登録でき、PC・Mac・タブレット・スマートフォンを1台のキーボードで切り替えられます。ゲームには遅延の小さい有線か2.4GHz、スマートフォンやタブレットにはBluetooth、と分けて使うのが基本です。Bluetoothは一般に2.4GHz接続より遅延が大きくなりやすいので、ゲームで主にBluetoothを使うのは避けたほうが無難です。

OSとドライバー

対応OSはWindows・macOS・Android・iOSです。設定用のドライバーはChromeで動くWebドライバーで、WindowsからでもmacOSからでも同じ画面で設定できます。ただし、専用ドライバーでの設定にはインターネット接続が必要です。社内の規則で外部サイトへのアクセスやブラウザからの機器接続が制限されているPCでは、設定できないことがあります。その場合は、自宅のPCで設定を済ませてから職場に持ち込む使い方を考えてください。

置き場所と重量

104キーのフルサイズに画面とノブが付くので、テンキーレスや75%配列より横幅はかなり広くなります。約1.2kgと重いため机の上ではずれにくい反面、持ち歩きには向きません。今回のデータには正確な外形寸法が含まれていません。キーボードトレイの幅やモニターアームの支柱とぶつからないかが気になる人は、製品ページで寸法を確かめてから購入してください。右手でマウスを大きく動かすゲーマーは、フルサイズ配列だとマウスを動かせる範囲が狭くなる点も考えておきましょう。

スイッチ交換の規格

ホットスワップのソケットは5ピン対応です。一般に5ピン対応のソケットには、足の少ない3ピンのMXスタイルのスイッチも挿せます。一方、ロープロファイル用スイッチや磁気(ホール効果)スイッチはソケットの構造が違うため使えません。交換用のスイッチを買う前に「MX互換の5ピン(または3ピン)」であることを確認してください。

キー配列(日本語配列か英語配列か)

今回の掲載データには、日本語(JIS)配列か英語(US)配列かが書かれていません。配列が違うとEnterキーの形や記号の位置が変わるので、日本語配列に慣れている人ほど製品ページの画像で配列を確認してください。キーキャップを交換する予定がある場合も、配列によって必要なキーキャップセットが変わります。

商品情報

項目 内容
キー数 104(フルサイズ)
接続方式 USB-C / Bluetooth / 2.4GHz
バッテリー容量 10000mAh
ワイヤレス持続時間 約160時間
ポーリングレート(2.4GHz) 1000Hz
有線レイテンシ 2ms
キーキャップ材質 ダブルショットPBT
ホットスワップ 5ピン対応
マウント方式 ガスケットマウント(5層パッド)
重量 約1.2kg
付属スイッチ Creamy Jade(クリッキー)またはSea Salt Silent(リニア)
バックライト RGB(調整可能)

表の数値はメーカーの公表値です。ダブルショットPBTのキーキャップは、印字がすり減って消えにくく、ABS樹脂のキーキャップよりテカりにくい素材として知られています。約160時間という持続時間は条件付きの目安で、RGBバックライトや画面をよく使うと短くなるのが一般的です。

価格はAmazon.co.jpで、2026年6月21日の取得時点で¥41,307、2026年8月26日の取得時点で¥29,892でした。2か月ほどで1万円以上の差があり、セールやクーポンで大きく動く商品だと分かります。この記事の価格はあくまで取得時点のものです。購入するときは商品ページで最新の価格を確認してください。

Amazonのレビューは、2026年6月の取得時点で5つ星のうち4.5(154件)です。件数はそれほど多くないため、スイッチ別・カラー別に評価がどう違うかまでは読み取れません。気になる人は、自分が選ぶスイッチと同じ組み合わせのレビューを重点的に読むと確実です。

付属品は、USB A to Cケーブル、2.4GHzワイヤレスレシーバー、スイッチ&キーキャッププーラー、予備のスイッチ、多言語マニュアルとされています。保証期間や問い合わせ先は販売店によって違うので、購入前に販売ページで確認してください。

使う前に押さえたいポイント

打鍵感と音

ガスケットマウントは、キースイッチを載せるプレートを緩衝材で支える構造です。キーを底まで押し込んだときの衝撃がやわらぎ、打鍵感が柔らかくなる傾向があります。さらに5層の制振パッドが入っているので、金属的な響きを抑える方向の設計です。Sea Salt Silentは静音リニアスイッチなのでクリック音はなく、一般的なメカニカルキーボードより静かです。ただし無音ではなく、キーが戻るときの音や、スペースキーなど大きいキーの音は残ります。

画面とノブ

画面には時刻・バッテリー残量・いまの接続先などが表示され、GIF画像も映せます。複数の機器を切り替えて使う人には、どの機器につながっているかがひと目で分かるのが便利です。ノブは音量調整のほか、画面の操作にも使えます。

バッテリーの使い方

10000mAhはキーボードとしてはかなり大きな容量です。ライティングを控えめにすれば充電の回数はかなり減ります。その代わり本体が重くなっているので、そこは割り切りが必要です。長く使わないときは電源を切っておくと、リチウムイオン電池を長持ちさせるうえでも安心です。

競合製品との比較

製品 配列・形 スイッチ 向く人
EPOMAKER TH108 PRO フルサイズ(画面・ノブ付き) メカニカル(5ピンのホットスワップ) テンキーと打鍵感の両方が欲しい人
Keychron K10 HE テンキー付き、ワイヤレス 磁気スイッチ 磁気スイッチならではの機能を重視する人
Logicool G915 X LIGHTSPEED 日本語配列、薄型ワイヤレス リニア赤軸 日本語配列と薄さが欲しい人
ATTACK SHARK RK86 75%、ワイヤレス、ガスケット メカニカル ガスケットの打鍵感を小さい配列で欲しい人
AULA Hero 68 HE 60%系、有線 磁気スイッチ、8K Hzポーリング 対戦ゲームの反応速度を最優先する人

TH108 PROの強みは、フルサイズ・3方式の接続・大容量バッテリー・画面とノブ・ホットスワップを1台にまとめている点です。反対に、対戦ゲームで入力の速さを突き詰めたいなら、磁気スイッチを採用したモデルのほうが目的に合います。日本語配列を確実に選びたいなら、配列が明記されているモデルのほうが迷いません。机を広く使いたいなら、75%配列のような小さいモデルが候補になります。

おすすめユーザー

  • テンキーが欠かせない人:数字を多く入力する経理やデータ入力の作業に向きます。大容量バッテリーでケーブルなしでも長く使えるので、机の周りをすっきりさせたい人にも合います。
  • 打鍵感や音にこだわりたい、自作キーボード入門者:ホットスワップ対応なので、はんだ付けなしでスイッチを交換できます。潤滑済みのスイッチが最初から付いているので、まずはそのまま使い、慣れてから好みのスイッチを試すという段階的な楽しみ方ができます。
  • 複数の機器を切り替えて使う人:最大5台まで登録でき、PC・タブレット・スマートフォンを1台で操作できます。接続先とバッテリー残量が画面で確認できるのも実用的です。
  • クリック音を避けたい環境で使う人:Sea Salt Silentは静音リニアなので、在宅勤務や夜間の作業で、クリッキーなスイッチより気を使わずに済みます。

購入前の注意点

価格の変動が大きいです。 前述のとおり、2026年6月と8月の取得時点では1万円以上の差がありました。急がないなら、しばらく価格の推移を見てから買うのも手です。

キー配列を必ず確認してください。 掲載データには日本語配列か英語配列かが書かれていません。英語配列だと、日本語入力の切り替えや記号の位置に慣れるまで時間がかかります。

スイッチとカラーの組み合わせを確認してください。 この出品はピンクとSea Salt Silentの組み合わせです。Creamy Jadeなど別のスイッチやカラーを選びたい場合は、注文画面で選択肢を確認しましょう。スイッチの性格(クリッキーかリニアか)の表記は販売ページによって書き方が違うことがあるので、気になる人は商品ページの説明と画像で確かめてください。

静音モデルでも無音ではありません。 Sea Salt Silentでも、キーが戻る音や大きいキーの音はします。図書館のような静かな場所や、通話中のマイクに音をまったく入れたくない場面では、完全には期待しないほうがよいでしょう。

設定用のドライバーはWebブラウザ上で動き、インターネット接続が必要です。 パソコンにインストールするタイプのソフトを好む人や、ネットにつながらない環境で使う人には不便です。

対戦ゲームを突き詰める人には物足りないかもしれません。 2.4GHzのポーリングレートは1000Hzで、スイッチは一般的なメカニカル式です。磁気スイッチならではの機能や、より高いポーリングレートが必要なら、別の製品を選んだほうが目的に合います。

持ち運びや狭い机には向きません。 約1.2kgのフルサイズなので、外に持ち出す使い方は考えないほうがよいでしょう。2.4GHzのレシーバーはなくすとその方式で接続できなくなるので、しまう場所を決めておくと安心です。

よくある質問

Q. 日本語配列ですか?
A. 今回の掲載データには配列が書かれていません。製品ページの画像で、Enterキーの形や記号の位置を確認してください。

Q. Macでも使えますか?
A. 対応OSにmacOSが含まれています。設定用のWebドライバーもMacとWindowsの両方で使えますが、インターネット接続が必要です。

Q. どのくらい静かですか?
A. Sea Salt Silentは静音リニアスイッチで、ガスケットマウントと5層パッドも音を抑える方向の作りです。一般的なメカニカルキーボードより静かですが、無音ではありません。

Q. 3ピンのスイッチに交換できますか?
A. ソケットは5ピン対応で、一般に3ピンのMXスタイルのスイッチも挿せます。ロープロファイル用スイッチや磁気スイッチは使えません。

Q. ゲームに使えますか?
A. 有線ではレイテンシ2ms、2.4GHzではポーリングレート1000Hzなので、普段のゲームには十分な仕様です。対戦ゲームで入力の速さを突き詰めたいなら、磁気スイッチを採用したモデルも比べてみてください。

販売情報

(Amazon参照)

  • メーカー名: EPOMAKER
  • 販売元: クロス・ハンズ
  • 出荷元: クロス・ハンズ
  • ASIN: B0G5HTY22X
  • 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。