概要
ATTACK SHARK X85 ワイヤレスメカニカルゲーミングキーボードノブ付きホットスワップ RGB は、75%レイアウト(81キー)を採用したワイヤレスのメカニカルキーボードです。テンキーレスより一回り小さいサイズで、無線接続と柔らかい打鍵感を両立したい人には、価格に対して装備の多い選択肢です。一方で、ラピッドトリガーのような競技向けの機能を求める人や、テンキーが必要な人には別の製品のほうが合います。
主な特徴は次のとおりです。Bluetooth・2.4GHz無線・USB-C有線の3方式で接続でき、5000mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。リーフスプリング式のガスケットマウント構造(5層吸音フォーム)、3ピン対応のホットスワップソケット、サイドプリントのPBTキーキャップ、音量とバックライトを調整できるCNC加工のノブも備えます。エントリー〜ミドルクラスの価格帯にありながら、カスタムキーボードで好まれる要素を一通り押さえています。
Amazon.co.jpでの評価は、2026年10月5日取得時点で「5つ星のうち4.8」(レビュー73件)です。評価は高い一方、件数は数千件規模の定番品ほど多くありません。個体差や長期の耐久性は、今後増えるレビューも合わせて見ておくと安心です。
75%レイアウトとガスケット構造で何が変わるか
75%レイアウトは、フルサイズからテンキーを外し、ファンクション列とナビゲーションキー(Home・End・PageUp など)を右端に詰めた形です。テンキーレスより横幅が短いぶんマウスを動かせる範囲が広がるため、ローセンシでFPSを遊ぶ人には特に効きます。仕様上の寸法は355×184×50mmです。
ただし、右端のキーが詰まっているため、矢印キーまわりは慣れるまで押し間違いやすいという、75%共通の癖があります。Insert や Print Screen など使う頻度の低いキーは、Fnキーとの組み合わせに割り当てられていることが多い配置です。これらのキーを普段よく使う人は、商品画像でキー配置を確認してください。
ガスケットマウントは、基板とプレートをケースに直接ネジ止めせず、緩衝材を挟んで支える構造です。打鍵時にわずかなたわみが生まれて当たりが柔らかくなり、5層の吸音フォームと組み合わせることで金属的な反響音が抑えられる傾向があります。打鍵感には好みがありますが、「カチャカチャした硬い音が苦手」という人に向いた方向性です。
互換性ガイド
接続はUSB-C有線、付属ドングルによる2.4GHz無線、Bluetoothの3方式で、Fnキーの組み合わせで最大3台のデバイスを切り替えられます。商品ページの表記では、Windows 2000/XP/Vista/7/8/10/11とMac OSに対応するとされています。古いOSについては標準的なキーボードとして認識されるという意味に受け取り、マクロやライティングの設定ソフトが動くかは別に確認するのが無難です。
ゲームで使うなら、2.4GHz無線か有線を基本にしてください。一般にBluetoothは専用ドングルの2.4GHz接続より遅延が大きくなりやすく、メーカーのいう「超低レイテンシー」も2.4GHz接続を前提にしていると考えるのが自然です。Bluetoothはタブレットやサブのノートパソコンとの切り替え用と割り切るのがおすすめです。
スイッチは3ピンのホットスワップに対応し、White Jade リニアスイッチが標準で付いています。市販のメカニカルスイッチには3ピンと5ピンがあり、本機のソケットが受け付けるのは3ピンだけです。5ピンスイッチは、位置決め用の樹脂の脚2本を切り落とせば物理的に挿せることが多いものの、自己責任の改造になります。
RGBバックライトは南向き(South-facing)LEDで、エフェクトは19種類です。南向きLEDは、Cherryプロファイルのような背の低いキーキャップに交換したときにスイッチと干渉しにくい配置として知られています。キーキャップを交換して楽しみたい人には好材料です。
| 確認項目 | X85の仕様 | 失敗しやすいポイント |
|---|---|---|
| スイッチ | White Jade リニア、3ピンのホットスワップ | 5ピンスイッチはそのままでは挿せない |
| 接続 | USB-C有線 / 2.4GHz / Bluetooth | ゲーム中のBluetoothは遅延が出やすい |
| OS | Windows / Mac(商品ページの表記) | 設定ソフトの対応OSは別に確認が必要 |
| 寸法 | 355×184×50mm | 背が高いのでパームレストを検討 |
| LED | 南向きRGB | サイドプリントのため刻印は光りにくい |
表の項目はどれも、買ったあとで「思っていたのと違う」となりやすいところです。特にスイッチのピン数と接続方式の使い分けは、購入前に一度確認しておいてください。
商品情報
Amazon.co.jpでの表示価格は、2026年10月5日取得時点で¥17,902です。価格はセールや在庫の状況で変わるため、購入前に商品ページで最新の価格を確認してください。Amazonでの取り扱い開始は2024年5月頃とされています。
付属品は、シールド付きのUSB-Cコイルケーブル、2.4GHzドングル、キーキャッププラー、スイッチプラー、交換用スイッチなどです。スイッチプラーと予備のスイッチが入っているので、届いてすぐホットスワップを試せます。チャタリングが出たキーのスイッチだけを差し替えることもできます。
そのほか、Nキーロールオーバー(NKRO)に対応し、ソフトウェアでマクロ、ライティング、音楽のリズムに合わせた発光を設定できます。保証はメーカーの規定に準じ、Amazon経由で買えば通常の返品・交換の対応が受けられます。販売元・出荷元はKASUAYA本店と表示されています。
競合製品との比較
ATTACK SHARKブランドには磁気スイッチのモデルもあります。X68 PRO HEはホール効果(磁気)スイッチ、ラピッドトリガー、8Kポーリングレートをうたうワイヤレスモデルで、R82HE RTは有線の8Kモデルです。FPSで入力の切り返しの速さを最優先するなら磁気スイッチのモデル、打鍵感と無線の手軽さを重視するならX85、という住み分けになります。
テンキーが欲しい場合は、テンキーとノブを備えたLEOBOG A98のような製品が候補になります。また、同じ75%でも有線のメンブレン式(Glorious GMBK 75% など)はスイッチを交換できない代わりに構成が単純です。X85はその中間にあたり、「75%・無線・メカニカル・ホットスワップ」を1台にまとめたい人向けです。
| 比較の観点 | ATTACK SHARK X85 | 磁気スイッチ(X68 PRO HE など) | テンキー付き(LEOBOG A98 など) |
|---|---|---|---|
| スイッチ | メカニカル(リニア) | 磁気(ホール効果) | メカニカル |
| ラピッドトリガー | 仕様に記載なし | 対応をうたう | 製品による |
| テンキー | なし | なし | あり |
| 向く人 | 打鍵感と無線を両立したい人 | FPSの入力速度を最優先する人 | 数字の入力が多い人 |
「何を一番重視するか」で選ぶ製品が変わります。X85は総合的なバランス型で、どれか一つの性能を突き詰めたモデルではない点を理解しておくと、選んだあとの満足度が上がります。
おすすめユーザー
- デスクを広く使いたいゲーマー:75%レイアウトでマウスの可動域を確保しつつ、ファンクション列と矢印キーは独立して残っています。2.4GHz無線ならケーブルを気にせず遊べ、5000mAhのバッテリーで充電の回数も抑えられます。
- 打ち心地を重視する人:ガスケット構造、5層吸音フォーム、White Jade リニアスイッチの組み合わせは、引っかかりの少ないなめらかな打鍵を好む人に合います。サイドプリントのPBTキーキャップは刻印がキーの手前の側面にあるので、天面の刻印が擦れて消える心配がありません。
- キーボードのカスタマイズを始めたい人:工具なしでスイッチを交換でき、プラーも付いています。初めてのカスタムキーボードとして、スイッチやキーキャップを入れ替えながら好みを探すのに向いています。
- 複数の機器を1台で操作したい人:最大3台を切り替えられるので、デスクトップPC、ノートPC、タブレットを行き来する使い方に便利です。
購入前の注意点
まず、キー配列(US配列かJIS配列か)を必ず商品ページで確認してください。この記事の元データには配列の記載がありません。海外ブランドの75%キーボードはUS配列が多く、JIS配列に慣れた人は記号キーの位置やEnterキーの形の違いに戸惑います。
次に、サイドプリントのキーキャップとRGBの相性です。サイドプリントは刻印がキーの側面にあるため、刻印そのものが光るタイプとは見え方が違い、ライティングは主にキーの隙間から漏れる光で楽しむ形になりがちです。暗い部屋で刻印を光らせて読みたい人は、製品画像で光り方を確認してください。
仕様上の高さは50mmあり、ロープロファイルのキーボードと比べるとかなり背が高い部類です。手首を反らせた姿勢で長時間打つと疲れやすいので、パームレストを一緒に使うことを検討してください。
バッテリーは5000mAhと大容量ですが、RGBを常に点灯させておくと駆動時間は大きく縮みます。駆動時間の具体的な数値は元データに無いので、商品ページで確認してください。無線で長く使いたいなら、ライティングを暗くするか消すのが効果的です。
最後に、仕様にラピッドトリガーの記載はなく、スイッチも磁気式ではありません。VALORANT のように切り返しの速さが勝敗を分けるゲームを最優先する人は、前述の磁気スイッチのモデルを選んだほうが満足しやすいでしょう。また、テンキーが無いので表計算など数字の入力が多い作業には向きません。必要なら別売りのテンキーパッドを組み合わせてください。
よくある質問
Q. ATTACK SHARK X85は有線でも使えますか?
A. 使えます。付属のUSB-Cコイルケーブルで有線接続できます。遅延を最小限にしたいゲームのときは、有線か2.4GHz無線がおすすめです。
Q. 5ピンのスイッチは使えますか?
A. ソケットは3ピンにしか対応していません。5ピンスイッチは樹脂の脚を2本切り落とせば挿せることが多いですが、改造は自己責任になります。最初から3ピンのスイッチを選ぶのが確実です。
Q. Macで使えますか?
A. 商品ページではMac OSへの対応がうたわれています。ただし、キーの刻印はWindows向けの表記になっている可能性があり、設定ソフトがMacで動くかも別の話です。購入前に商品ページで確認してください。
Q. ラピッドトリガーには対応していますか?
A. 仕様に記載はありません。X85のスイッチは通常のメカニカル(リニア)で、ラピッドトリガーが欲しい場合はX68 PRO HEのような磁気スイッチのモデルが候補になります。
Q. 静かなキーボードですか? A.
リニアスイッチなのでクリック感のある音は出ず、ガスケット構造と吸音フォームで反響音が抑えられる作りです。ただしメカニカルキーボードなので、キーを底まで押し込んだときの打鍵音はあります。静かなオフィスで周りに気を遣う場合は、打鍵の強さにも注意してください。
販売情報
(Amazon参照)
- メーカー名: ATTACK SHARK
- 販売元: KASUAYA本店
- 出荷元: KASUAYA本店
- ASIN: B0D1YF1NJP
- 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。





