概要

ASRockのB550M-HDVは、AMD B550チップセットを採用したMicroATXフォームファクターのマザーボードです。ソケットはAM4に対応し、第3世代Ryzen(Zen 2)以降のプロセッサーをサポートします。PCIe 4.0 x16スロットを1本備え、最新のグラフィックスカードの性能を引き出せる点が大きな魅力です。
メモリスロットはDDR4 DIMM×2で、最大64GBまで実装可能。オーバークロック時にはDDR4-4600+までの高速メモリにも対応します。ストレージはSATA3ポート×4に加え、Hyper M.2ソケット(PCIe Gen4 x4 & SATA3)を1基搭載しており、高速NVMe SSDをシステムドライブとして活用できます。
このマザーボードは、コストパフォーマンスを重視するユーザーに向けたエントリー〜ミドルクラスの製品です。必要十分な拡張性と安定動作を低価格で実現しており、初めての自作PCやサブマシン構築に適しています。

互換性ガイド

CPUソケットはSocket AM4で、AMD Ryzen 5000シリーズ(Vermeer)およびRyzen 4000シリーズ(Renoir APU)に対応します。ただし、第1世代Ryzen(Zen)や第2世代Ryzen(Zen+)はサポート対象外ですので、中古CPUを流用する際は注意が必要です。
メモリはDDR4 DIMM、ECC・non-ECC、Unbufferedメモリに対応。2スロット構成のため、デュアルチャンネルで運用するには2枚のメモリモジュールが必要です。最大容量は64GB(32GB×2)までサポートします。
フォームファクターはMicroATX(244mm×183mm)で、多くのMicroATXケースに収まります。電源コネクターはメイン24ピン+CPU用4ピンで、エントリー向け電源ユニットでも問題なく組み合わせられます。

商品情報

ASRock B550M-HDVは、2020年6月に発売されたB550チップセット搭載マザーボードです。市場での立ち位置はエントリー〜ミドルクラスで、価格帯は8,000円前後と非常にリーズナブル。保証期間はメーカー標準の1年間(国内正規代理店品は3年間の場合あり)です。
主なスペックとして、PCIe 4.0 x16スロット×1、PCIe 3.0 x1スロット×1、SATA3ポート×4、M.2スロット×1(PCIe Gen4 x4 & SATA3)、USB 3.2 Gen1ポート×6(フロント2、リア4)、USB 2.0ポート×6(フロント4、リア2)を搭載。オンボードグラフィックス出力はHDMI、DVI-D、D-Subの3系統で、APU使用時に便利です。
オーディオはRealtek ALC887コーデックによる7.1ch HD Audio、LANはRealtek GbEを採用。VRMフェーズは6フェーズ構成で、定格運用であればRyzen 5クラスまで安定して駆動できます。

おすすめユーザー

  • 予算重視の自作PC初心者:初めての自作PCで、コストを抑えつつRyzen 5000シリーズの性能を活かしたい方に最適です。必要最低限の拡張スロットと十分なストレージ接続性を備えており、オーバークロックにも対応します。
  • サブPCやファイルサーバー構築:2台目のPCや簡易NASを組む場合、MicroATXのコンパクトサイズと低価格が魅力です。M.2スロットで高速ストレージを、SATAポートで大容量HDDを接続できます。
  • APU(Ryzen Gシリーズ)での軽量ゲーミングPC:ビデオカードを搭載せず、Ryzen 5 5600GなどのAPUで軽めのゲームや動画視聴を楽しみたい方に。HDMI/DVI-D/D-Subの3系統出力でマルチモニター環境も構築可能です。
    一方、PCIeスロットがx16×1、x1×1と少ないため、複数の拡張カード(キャプチャーボードやサウンドカードなど)を同時に使いたい方には不向きです。また、Ryzen 7/9クラスのハイエンドCPUをオーバークロックして使う場合、VRMがやや非力なので注意が必要です。

購入前の注意点

このマザーボードはエントリー向けのため、拡張性に制限があります。PCIe x16スロットは1本のみで、SLIやCrossFireは非対応。PCIe x1スロットも1本しかないため、Wi-Fiカードやキャプチャーボードなどを追加する場合は、M.2スロットを変換アダプターで使うなどの工夫が必要です。
M.2スロットは1基のみで、SATAモードで使用するとSATA3_0ポートが無効になります。複数のNVMe SSDを使いたい場合は、別途PCIe変換カードが必要です。また、M.2ヒートシンクは付属していないため、発熱の大きいNVMe SSDを使う場合は別途冷却対策を検討しましょう。
VRMフェーズは6フェーズで、定格運用ではRyzen 5 5600Xクラスまで問題なく動作しますが、Ryzen 9 5900X/5950Xのような12コア以上のCPUを常用する場合、VRM温度が高くなりがちです。エアフローの良いケースを選ぶか、VRMに風が当たるように工夫することをおすすめします。

よくある質問

Q: Ryzen 7 5800X3Dは使えますか?
A: はい、BIOSバージョンP1.20以降でサポートされています。ただし、VRMが6フェーズと控えめなため、高負荷が続くゲームやレンダリングではVRM温度に注意してください。CPUクーラーからのエアフローがVRMに当たるようにすると安定性が向上します。
Q: メモリは3200MHzで動作しますか?
A: 定格ではDDR4-3200までサポートしており、XMPプロファイルを有効にすれば3200MHzで動作します。それ以上の速度(3600MHzなど)はオーバークロック扱いとなり、CPUのメモリーコントローラーやメモリ自体の相性に依存します。
Q: Windows 11には対応していますか?
A: はい、TPM 2.0に対応しており、UEFI設定で「AMD fTPM」を有効にすればWindows 11のシステム要件を満たせます。Ryzen 5000シリーズと組み合わせれば問題なくインストール可能です。

販売情報

(Amazon参照)

  • メーカー名: ASRock
  • 販売元: ☆ZHI-SHOP【インボイス対応】
  • 出荷元: Amazon
  • ASIN: B089W26FCB
  • 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。