概要
外付メモリカードリーダー28は、SD・microSD・CF・メモリースティック・xDピクチャーカードなど合計28種類のメモリーカードを、1台で読み書きできるUSB 3.0接続のマルチカードリーダーです。結論から言うと、手元に規格の違うカードが混在していて、どれもそこそこの速さで取り込めれば十分という人に向いた実用品です。一方で、UHS-II対応SDカードやCFexpressの性能をフルに引き出したいプロ用途には向きません。
電源はUSBバスパワーなので、ACアダプターは要りません。仕様上はWindows・macOS・Linuxに対応し、ドライバを追加しなくても使えるとされています。Amazon.co.jpでは2026年10月の取得時点で5つ星のうち4.3、レビュー件数は4,381件でした。件数・評価ともに安定して支持されている製品です。
互換性ガイド
対応カードの系統
仕様に挙がっている対応メディアの系統は次のとおりです。
| 系統 | 主なカード | 想定される用途 |
|---|---|---|
| SD | SD / SDHC / SDXC | デジタルカメラ、ビデオカメラ |
| microSD | microSD / microSDHC / microSDXC | スマートフォン、ドライブレコーダー、ゲーム機 |
| CF | コンパクトフラッシュ | 一眼レフカメラ(旧〜中堅機) |
| MS | メモリースティック系 | 旧ソニー製カメラ・機器 |
| xD | xDピクチャーカード | 旧オリンパス・富士フイルム製カメラ |
「28種類」は、これらの規格の容量違いやサイズ違い(Duo、PRO、miniなど)を別々に数えた数字と考えるのが自然です。28個の別々のスロットがあるわけではない点は押さえておきましょう。どのカードをどのスロットに挿すかは、商品ページのスロット図で確認してください。
CFとCFexpressは別の規格
名前は似ていますが、CF(コンパクトフラッシュ)とCFexpressは端子の形もインターフェースも違う別の規格です。本製品の対応表にあるのはCFで、CFexpress Type A / Type Bのカードは挿さりません。最近のミラーレスカメラでCFexpressを使っている場合は、専用のリーダーが必要です。
USBポートと実際の速度
インターフェースはUSB 3.0(USB 2.0との下位互換あり)で、最大転送速度は理論値5Gbpsです。ただしこれはUSB側の帯域の上限で、実際の速度はほぼカードの性能で決まります。たとえば一般的なUHS-I対応SDカードはバス規格の上限が104MB/sなので、リーダーがいくら速くてもそれ以上にはなりません。
注意したいのは、USB 2.0ポートに挿すとUSB 2.0の速度(理論値480Mbps)に落ちることです。デスクトップPCの前面端子や安価なUSBハブには、いまもUSB 2.0のものがあります。写真や動画をまとめて取り込むなら、USB 3.0以上のポートに直接挿してください。
OSとファイルシステム
Windows・macOS・Linuxでドライバなしで使えるとされています。ただし、64GB以上のSDXC・microSDXCはふつうexFATでフォーマットされていて、古いOSではexFATを扱えないことがあります。カードは認識されるのに中身が読めない場合は、リーダーよりも先にOS側のファイルシステム対応を疑ってください。
電源とコネクタ
バスパワーで動くので、ノートPCでもそのまま使えます。ただし、電源を持たないバスパワー式のUSBハブを経由すると、給電が足りずに動作が不安定になることがあります。
提供されている仕様には、PC側のコネクタがUSB-AかUSB-Cかの記載がありません。USB-C端子しかないノートPCやMacで使うなら、商品ページでコネクタの形を確認し、必要なら変換アダプタも用意してください。
商品情報
主なスペックは次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| インターフェース | USB 3.0(USB 2.0互換) |
| 対応カード種類数 | 28種類 |
| 最大転送速度 | 5Gbps(理論値) |
| 対応OS | Windows / macOS / Linux |
| 電源 | バスパワー(USB給電) |
価格は、2026年10月2日の取得時点でAmazon.co.jpの¥4,203でした。セールや在庫によって変わるので、買う前に商品ページで最新の価格を確認してください。数千円台という価格は、多スロット型のUSB 3.0カードリーダーとしては標準的です。
Amazon.co.jpのレビューは、取得時点で5つ星のうち4.3(4,381件)でした。件数が多いので、一部の当たり外れに左右されにくい評価と言えます。
商品名にメーカー名が入っておらず、提供データからは製造元・保証期間・付属品が分かりません。保証やサポートを重視する人は、商品ページで販売元とメーカーの表記を必ず確認してください。
他のカードリーダーとの比較
| タイプ | 向いている人 | 本製品との違い |
|---|---|---|
| 本製品(多スロット・USB 3.0) | 古いカードを含め、複数の規格を使う人 | 対応規格の多さが強み |
| 2in1 SD/microSDリーダー | SDとmicroSDしか使わない人 | 小さくて軽いが、旧規格は読めない |
| UHS-II SDリーダー | 高速SDで連写や動画を撮る人 | SDの速度上限が高い |
| CFexpressリーダー | 最新のミラーレスカメラを使う人 | 別の規格で、本製品では代わりにならない |
使うカードがSDとmicroSDだけなら、もっと小さく持ち歩きやすい2in1タイプで足ります。反対に、昔のデジカメのxDカードやメモリースティックに残った写真を取り出したいときは、本製品のような多規格リーダーが役に立ちます。対応規格が多いことが、この製品を選ぶいちばんの理由です。
おすすめユーザー
- 複数の規格のカードを持っている人:SD・CF・メモリースティック・xDを1台で扱えるので、規格ごとにリーダーを揃えなくて済みます。
- 古いデジカメの写真を整理したい人:xDピクチャーカードやメモリースティックは、いまの小型リーダーでは読めないことが多い規格です。
- スマホやドライブレコーダーのmicroSDをPCで扱いたい人:PCに直接挿せるので、スマホ経由で転送するより手間がかかりません。
- ノートPCで使いたい人:バスパワーで動くので、電源アダプターを持ち歩く必要がありません。
購入前の注意点
UHS-IIの速さは期待しないこと。 提供されている仕様には、UHS-II対応の記載がありません。UHS-IIカードは多くの場合UHS-Iのリーダーでも読めますが、速度はUHS-I相当にとどまります。高画素機のRAW連写や4K動画を毎日のように取り込む人は、UHS-II対応の専用リーダーを検討してください。
CFexpressやXQDは読めない。 先に書いたとおり、CFとCFexpressは別の規格です。カメラのカードスロットの表記を確かめてから買いましょう。
USB 2.0ポートでは遅い。 「USB 3.0対応なのに遅い」という不満は、多くの場合、挿しているポートがUSB 2.0なのが原因です。
複数のスロットを同時に使えるかは商品ページで確認する。 多スロット型のリーダーは、カードを何枚も同時に挿したときの動き(同時に読み書きできるか、スロットごとにドライブとして表示されるか)が製品ごとに違います。提供データには記載がないので、複数枚を同時に扱いたい人は商品ページの説明を確認してください。
商品名にメーカー名が無い。 Amazonには似た名前の多規格リーダーがたくさん出品されていて、登録情報が別の商品と入れ替わっていることもあります。ASIN(B094C83B7L)・商品画像・商品名を照らし合わせ、対象の製品かどうかを確かめてから買ってください。
カードを抜く前に取り出し操作をする。 書き込み中にカードを抜くと、データが壊れることがあります。どのリーダーでも、OSで「取り出し」をしてから抜く習慣をつけましょう。
よくある質問
Q. iPhoneやiPadで使えますか?
A. 提供されている仕様の対応OSはWindows・macOS・Linuxで、iOS / iPadOSの記載はありません。iPhoneで使うなら、iPhone向けの専用リーダーを選ぶほうが確実です。
Q. 1TBのmicroSDXCは読めますか?
A. 対応カードにmicroSDXCは入っていますが、何GBまで使えるかは提供データに記載がありません。大容量のカードを使う予定なら、商品ページで上限容量を確認してください。
Q. USB 3.0なら、どのカードでも5Gbpsで転送できますか?
A. できません。5GbpsはUSBの理論上の上限で、実際の速度はカードの性能で決まります。
Q. ドライバのインストールは必要ですか?
A. 仕様上は、Windows・macOS・Linuxのどれでもドライバは要りません。
Q. CFexpressカードは使えますか?
A. 使えません。CFexpressは別の規格なので、専用のリーダーが必要です。





