この記事では Glorious(グロリアス)モデルO ゲーミングマウス ホワイト(RGB / 6個プログラムボタン / USB有線 / 67g)を、スペックとレビュー実績をもとに詳しく掘り下げます。

概要

モデルO は、ハニカム(蜂の巣)状に穴を開けたシェルで 67g という軽さを実現した有線ゲーミングマウスです。結論から言えば、「有線でいいから、とにかく軽くて素直に動くマウスが欲しい」FPS プレイヤー向けの一本で、多機能さや静音性、オフィスでの見た目の落ち着きを求める人向けではありません。

軽さと並ぶもう一つの核が、Ascended パラコードと呼ばれる約2mの布巻きケーブルです。有線マウスで最も体感を損なうのは重量そのものよりケーブルの反発と引っかかりで、ここが柔らかいだけで「有線を握っている感覚」はかなり薄れます。マウスバンジー(ケーブルを吊るすアクセサリ)と組み合わせると、実売数千円のワイヤレス機より素直な挙動になります。

センサーは光学式で、加速やスピンアウト(急激な振りでカーソルが飛ぶ現象)のないトラッキングを謳っています。ポーリングレートは 1,000Hz、リフトオフディスタンス(マウスを持ち上げてセンサーが反応しなくなるまでの高さ)は 0.7mm 未満と公表されており、低感度でマウスを何度も持ち上げ直す持ち方でもズレが出にくい数値です。

67g という数字を実際の操作でどう捉えるか

67g は、一般的なオフィス向け光学マウス(おおむね 90〜110g 前後)と比べて 3〜4 割軽い水準です。差が最も出るのは「同じ動作を何百回も繰り返す場面」で、たとえば低感度で腕を振るトラッキングや、素早い切り返しを含むフリックエイムです。1回あたりの差はわずかでも、1時間のセッション全体では前腕と手首の負荷にはっきり効いてきます。

一方で、軽さは万能ではありません。軽いマウスは自分の手のブレもそのまま画面に伝えるため、「重さで手ブレを吸収してもらっていた人」は乗り換え直後にむしろ精度が落ちることがあります。1〜2週間は感度を少し下げて慣らす期間を見込んでください。この点は、モデルO を買って「思ったより難しい」と感じる原因の大半を占めます。

互換性ガイド

接続は USB-A の有線のみで、Bluetooth もワイヤレスレシーバーもありません。USB-A ポートを備えた PC・Mac であれば、基本的なマウス動作にドライバは不要です。USB-C しかない最近の薄型ノートで使う場合は、変換アダプタまたはハブが別途必要になる点だけ先に確認してください。ハブ経由でも動作しますが、電力が不安定な安価なハブでは RGB が暗くなったり瞬断が出たりすることがあるため、PC 本体のポートに直挿しするのが確実です。

DPI 設定、6個のボタンへのマクロ/キー割り当て、RGB 照明のカスタマイズを行うには Glorious Core ソフトウェア(Windows / macOS 向けに提供)をインストールします。設定はマウス本体のオンボードメモリに保存されるため、一度書き込んでしまえば別の PC でもソフト無しで同じ設定が使えます。大会や LAN イベントで他人の PC に挿すことがある人にとっては、この仕様は地味に重要です。

ケーブル長は約2mあり、デスクトップで PC を床置きしている環境でも足ります。ゲーム機については、USB マウス入力に対応しているタイトル・機種であれば認識されますが、機種側の対応可否に依存するため「動くはず」と決め打ちせず、使用したい環境の仕様を確認してください。

項目 実用上の意味
重量 67g 一般的な事務用マウスより3〜4割軽い
ポーリングレート 1,000Hz 1ms間隔で位置を報告。競技用の標準値
リフトオフディスタンス 0.7mm未満 持ち上げ動作の多い低感度プレイでズレにくい
プログラム可能ボタン 6 左右・ホイール・サイド2・DPIボタン相当の構成
ケーブル Ascended パラコード 約2m 布巻きで柔らかく、引っかかりが少ない
スイッチ Omron(2,000万クリック耐久) 常識的な使用で数年もつ想定
センサー 光学式(加速・スピンアウトなし) 挙動が素直で補正に依存しない

表の数値そのものより、**「1,000Hz と 0.7mm 未満という組み合わせは、競技系マウスの標準線を素直に満たしている」**という点が読み取りどころです。突出したスペックで殴るタイプではなく、軽さと素直さで戦う設計だと理解しておくと選びやすくなります。

商品情報

価格は、Amazon.co.jp の掲載で 2026年6月時点 ¥6,9002026年8月時点 ¥5,218 が取得されています。数か月で 1,600円以上動いていることからも分かるとおり変動が大きいため、上記はあくまで取得時点の参考値として扱い、購入前に必ず商品ページで最新価格を確認してください。セール時にはさらに下がることがあります。

レビュー評価は 5つ星のうち 4.3(好評率にして約86%)、レビュー総数 18,757件(2026年6月取得時点)です。1万8千件超という母数は、このクラスのゲーミングマウスとしてはかなり多い部類で、評価が偶然や少数の意見に引っ張られている可能性は低いと考えてよいでしょう。逆に言えば、4.3 という数字には一定数の不満票も含まれており、その中身は後述の「購入前の注意点」でカバーする内容とほぼ重なります。

スイッチは Omron 製で 2,000万クリック耐久、ソールは滑走性の高い素材、シェルはマットホワイト仕上げです。マット仕上げは指紋が目立ちにくい一方、白系ボディは長期使用で手汗や皮脂による黄ばみ・くすみが出やすい色でもあります。見た目を保ちたいなら、月に一度ほど固く絞った布で拭く程度の手入れは想定しておいてください。

競合製品との比較で見るポジション

同じ「軽量・左右対称・有線」の枠には Razer Viper(第2世代、71g)のような直接的な競合があり、重量差は数グラムです。この帯域では数グラムの差より、シェルの形状が自分の手に合うか、穴あきシェルを許容できるかのほうが体感差として大きくなります。穴の開いていない中身が詰まったシェルを求めるなら、モデルO は最初から候補から外して構いません。

ワイヤレスの超軽量機(50g台の製品も存在します)と比べると、モデルO の優位はほぼ価格です。ケーブルの存在を許容できるなら、同じ予算で明確に上のクラスの操作感に届きます。逆に、机上にケーブルを這わせたくない・複数 PC を切り替えたいという要件があるなら、素直にワイヤレス機を検討したほうが満足度は高くなります。

左右非対称のエルゴノミック形状(かぶせ持ち前提の製品)と比べると、モデルO は手のひら全体を預ける持ち方には向きません。「軽い」と「支えてくれる」は両立しにくいということです。手を休ませたい時間が長い用途では、あえて重めのエルゴノミック機を選ぶ判断も十分に合理的です。

実際の使用感で押さえておきたい点

ハニカムシェルは指が触れる位置に穴があるため、握った瞬間の感触に好き嫌いが出ます。多くの人は数日で慣れますが、指先の感覚が敏感な人や、乾燥して指がひっかかる季節には気になることがあります。店頭で触れる機会があるなら、スペック表よりまずこの感触を確かめてください。

クリック音は静音設計ではなく、はっきりとした打鍵音が出ます。ボイスチャット中にマイクが拾う程度の音量はあると考えてよく、深夜の同居人がいる環境や、静かなオフィスでの併用には向きません

RGB 照明はシェルの穴から光が透ける構造で、白ボディとの相性は良好です。ただし発光を切ってもバッテリー節約のような実利があるわけではない有線機なので、好みで自由に設定して問題ありません。

おすすめユーザー

最も向くのは、つまみ持ち(フィンガーチップ)またはつかみ持ち(クロー)で、FPS・バトルロイヤル系を長時間プレイする競技志向のユーザーです。素早いフリックと持ち上げ動作を繰り返すプレイスタイルほど、67g と 0.7mm 未満のリフトオフディスタンスの恩恵が積み上がります。手のサイズは中〜大が目安です。

次に、左右対称マウスを探している左利きのユーザー。サイドボタンが左右両側に配置されているため、Glorious Core でボタンを入れ替えれば左手でも実用的に使えます。左利き向けの選択肢は市場に極端に少ないため、この点だけでも候補に入れる価値があります。

そして、初めて軽量マウスを試す人の入門機として。2026年8月時点で ¥5,218 という取得価格(変動あり)を踏まえると、超軽量というジャンルが自分に合うかを試す入り口としては手を出しやすい部類です。合わなかった場合の授業料も、ハイエンド機を買うより軽く済みます。

購入前の注意点

かぶせ持ち(パーム)の人には積極的にはすすめません。 軽量マウスは手のひらで押さえつける持ち方と設計思想が噛み合わず、手のひら側面が浮いて安定しないことがあります。かぶせ持ちで大きめの手なら、同社のエルゴノミック形状(モデルD 系)のような右手特化型を検討したほうが素直に満足できます。

穴あきシェルは、埃と液体に弱い構造です。 内部に埃が入り込みやすく、飲み物をこぼした際のダメージも通常のシェルより大きくなります。デスクで飲食をする人は、これを設計上のトレードオフとして受け入れられるか先に考えてください。エアダスターで定期的に吹く程度の手入れは前提です。

有線であることは最後まで妥協点として残ります。 パラコードは確かに柔らかいものの、ケーブルが存在しないワイヤレス機とは根本的に違います。マウスバンジーを併用するとかなり改善しますが、その分の追加コスト(おおむね数千円)まで含めて予算を考えたほうが現実的です。

白モデル特有の経年変化も理解しておいてください。前述のとおり、白系の樹脂は使い込むほど手が触れる部分から色が沈んでいきます。数年単位で新品同様の外観を保ちたい人には黒モデルのほうが無難です。

最後に、販売ページの登録情報についての注意です。この製品は Amazon 掲載情報上、価格表記の取得元ラベルが「Amazon US」となっているにもかかわらず通貨が日本円(¥)で、実際のリンク先は Amazon.co.jp という食い違いが確認できました。国内正規品として販売されているもの自体に問題があるわけではありませんが、こうした自動生成されたページ情報には誤りが混ざることがあります。購入時は商品画像・商品名・出荷元を必ず自分の目で確認し、型番や保証条件についても販売ページの記載を優先して判断してください。

よくある質問

Q. ドライバをインストールしないと使えませんか。
A. いいえ。USB に挿すだけで標準的なマウスとして動作します。DPI 変更、ボタン割り当て、RGB のカスタマイズを行う場合のみ Glorious Core が必要です。

Q. 設定した内容は他の PC でも引き継がれますか。
A. 設定はマウス本体のオンボードメモリに保存されるため、書き込み済みであればソフトを入れていない PC でも同じ設定で使えます。大会会場や共用 PC で使う人には有利な仕様です。

Q. 左利きでも本当に使えますか。
A. 形状は左右対称で、サイドボタンも両側にあります。ソフトウェアでボタン機能を左右入れ替えれば実用になります。ただし初期状態のまま最適とは限らないので、設定作業は前提と考えてください。

Q. 穴が開いていると壊れやすくありませんか。
A. ハニカム構造は剛性を保ちながら軽量化する設計で、通常の使用で握って軋むような作りではありません。ただし埃や液体の侵入には通常のシェルより弱いため、清掃と飲み物の位置には気を配ってください。

Q. 価格はいくらですか。
A. 取得時点で 2026年6月に ¥6,900、2026年8月に ¥5,218 が記録されています。数か月で大きく動いているため、必ず商品ページで最新価格を確認してください。

Q. どんな人は買わないほうがいいですか。
A. かぶせ持ちの人、ワイヤレスが必須の人、静音クリックを求める人、デスクで飲食が多い人です。これらに当てはまるなら、他の形状・接続方式を検討したほうが満足度は高くなります。

商品情報

(Amazon参照)

  • メーカー名: GLORIOUS
  • 販売元: ラ・クーラ【インボイス対応・シリアルナンバー控済】
  • 出荷元: Amazon
  • ASIN: B07MGDRBBF
  • 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。