この記事では、Critin 4ポート超薄型ポータブルUSB 2.0ハブについて、仕様からわかることと、買ってから困りやすい点を詳しく解説します。
概要
Critin 4ポート超薄型ポータブルUSB 2.0ハブは、パソコンのUSB-Aポート1つを4ポートに増やす、薄型のバスパワーハブです。結論から言うと、マウス・キーボード・USBメモリ・プリンターのような消費電力の小さい機器をまとめてつなぐなら十分に使えます。一番の長所は持ち運びやすさです。一方で、転送速度はUSB 2.0の最大480Mbpsで頭打ちになり、電源アダプタもありません。そのため、外付けHDDを何台もつなぐ使い方や、大容量データを頻繁にコピーする使い方には向きません。
Amazon.co.jpでの評価は、2026年9月の取得時点で5つ星のうち4.6(レビュー367件)です。機能がシンプルなハブとしては、不満の声が少ない部類に入ります。対応OSはWindows・macOS・Linuxで、ドライバーを入れずに挿すだけで使え、ホットスワップにも対応しています。USB 1.1とも互換性があるので、古い周辺機器もそのまま使えます。本体は軽いABS樹脂製で、色はブラックとホワイトの2色です。
USB 2.0ハブでできること・できないこと
このハブを選ぶかどうかは、ほぼ「USB 2.0で足りる使い方かどうか」で決まります。用途別の向き不向きをまとめると次のようになります。
| 用途 | 向き不向き | 理由 |
|---|---|---|
| マウス・キーボード | ◎ | 使う帯域がごくわずかで、USB 2.0で十分 |
| USBメモリで書類をやり取りする | ○ | 数十MB〜数百MBなら待ち時間は短い |
| プリンター・スキャナー | ○ | USB 2.0接続を前提にした機種が多い |
| 外付けHDD・SSDへのバックアップ | △ | 速度がUSB 2.0の上限で止まる |
| バスパワーのHDDを同時に複数台 | × | ホスト1ポート分の電力を分け合うため足りなくなりやすい |
| Webカメラと他の機器を同時に使う | △ | 帯域を分け合うので映像が不安定になることがある |
480Mbpsは理論上の最大値です。実際の転送速度は、一般に毎秒30〜40MB前後が目安になります。この目安だと、1GBのファイルで30秒前後、数十GBの動画素材では十数分以上かかります。さらに、この480Mbpsは4ポートで分け合う帯域です。USBメモリにコピーしながら別のポートのWebカメラで会議をすると、両方とも遅くなることがあります。
逆に、キーボードやマウスが使う帯域はごくわずかです。入力機器用のハブとして使う限り、速度の差を感じることはまずありません。この製品を一番うまく使うには、速さが必要な機器はパソコン本体のUSB 3.xポートに直接挿し、軽い機器だけをこのハブにまとめてください。
互換性ガイド
接続先はUSB-Aポート
このハブは、パソコン側のUSB-Aポートに挿して使います。ここ数年のMacBook AirやMacBook Pro、薄型のWindowsノートには、USB-Cポートしか付いていない機種が多くあります。その場合は、USB-CからUSB-Aへの変換アダプタが別に必要です。変換アダプタを挟むと出っ張りが増え、薄さによる持ち運びやすさは少し落ちます。主に使うパソコンがUSB-Cだけなら、最初からUSB-C接続のハブを選ぶほうが素直です。Mac miniやデスクトップPC、USB-Aポートのあるノートパソコンなら、そのまま挿せます。
電力はホスト1ポート分を4ポートで分け合う
バスパワー駆動なので、4ポートで使える電力の合計は、パソコン側1ポートが供給できる量までです。USB 2.0ポートの標準的な供給電流は500mAです。USB 3.xポートに挿しても、ハブ自体がUSB 2.0で動くので、電力に大きな余裕は期待しないほうが安全です。マウス・キーボード・USBメモリの組み合わせならまず問題ありません。ただし、2.5インチの外付けHDDは回り始めるときに大きな電流が必要で、1台だけでも認識が不安定になることがあります。HDDを普段から使うなら、パソコン本体に直接挿すか、ACアダプタ付きのセルフパワーハブを選んでください。
OSとドライバー
Windows・macOS・Linuxの標準ドライバーで認識され、専用ソフトは要りません。ホットスワップに対応しているので、パソコンを起動したまま機器を抜き差しできます。ただし、USBメモリや外付けドライブを抜くときは、先にOSの取り出し操作をしてください。ハブの問題ではなく、書き込み途中のデータを守るための基本的な手順です。
物理的な干渉
薄型のハブはポート同士の間隔が狭いことが多く、幅の広いUSBメモリやワイヤレスレシーバーを並べて挿すと、隣のポートが塞がる場合があります。4ポートすべてを使う予定なら、手持ちのUSBメモリの幅を事前に確認しておくと安心です。
商品情報
取得データにある仕様は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ポート数 | 4 |
| 最大データ転送速度 | 480 Mbps (USB 2.0) |
| インターフェース | USB 2.0 (USB 1.1 互換) |
| 対応OS | Windows, macOS, Linux |
| ホットスワップ | 対応 |
| 素材 | 高品質ABS |
| カラー | ブラック / ホワイト |
Amazon.co.jpでの評価は、2026年9月の取得時点で5つ星のうち4.6(レビュー367件)です。この種のハブは製品ごとの機能差があまりありません。そのため、レビューでは初期不良の多さ、ケーブル根元の断線、特定の機器で認識しないといった、個体差や耐久性についての声を重点的に見てください。
価格については、取得データにAmazon.co.jpの金額が記録されています。しかし、USB 2.0の4ポートバスパワーハブとしては相場から大きく外れた金額で、別の出品条件や別商品の価格を拾っている可能性があります。そのため、この記事では金額を載せていません。価格は変動が大きいので、商品ページで最新の価格を確認してください。
販売と出荷は、Amazon.co.jp本体ではなく出品者(ジャックディーンストア)が行っています。保証や返品の条件は出品者によって違うので、購入前に商品ページで確認してください。メーカー保証の詳しい内容は、取得データからはわかりませんでした。付属品は本体だけのシンプルな構成です。
競合製品との比較
同じ「USBポートを増やす」製品でも、方式によって向く人がはっきり分かれます。
| タイプ | 例 | 向いている人 |
|---|---|---|
| USB 2.0・バスパワー(本製品) | Critin 4ポート、StarTech.com ST4200MINI2 | 入力機器などの軽い機器をまとめたい人 |
| USB 3.0・バスパワー | Anker 4-Port USB 3.0 Ultra Slim | USBメモリやSSDの速度も必要な人 |
| USB 3.0・セルフパワー | atolla 11ポート Powered USB 3.0ハブ | HDDを何台も常時つなぐ人 |
| USB-C接続 | Lenovo USB-C - 4 USB-A ハブ | USB-Cポートしかないノートの人 |
この製品を選ぶ理由があるのは、「軽い機器しかつながない」と「持ち歩く」の2つがそろう場合です。USBメモリで大きなファイルを扱う機会が少しでもあるなら、同じ形のUSB 3.0ハブとの価格差を確認してから決めることをおすすめします。
おすすめユーザー
次のような人に向いています。
- USB-Aポートが少ないノートパソコンを使う人: マウスとUSBメモリとテンキーを同時につなぎたい、といったポート不足をこれ1つで解消できます。
- 出張や外出先で作業することが多い人: 薄くて軽いので、カバンのポケットに入れておいても邪魔になりません。ホテルのデスクやコワーキングスペースで一時的に機器を増やす用途に向いています。
- デスクトップPCの背面ポートを手前に引き出したい人: 抜き差しの多いUSBメモリやカードリーダーを手元にまとめる延長ハブとしても使えます。
- 予備のハブを探している人: 普段は使わなくても、トラブル時や来客時にさっと出せる1つとして置いておくと役立ちます。
逆に、動画素材の読み書きや定期的なバックアップのように速度が必要な作業が中心の人、バスパワーのHDDを常につないでおきたい人は、USB 3.0やセルフパワーのハブを選んでください。
購入前の注意点
USB 3.0ポートに挿しても速くなりません。 ハブ自体がUSB 2.0なので、つないだ機器はすべて最大480Mbpsで動きます。USB 3.0対応の高速なUSBメモリを使うと、本来の速度が出ないことに気づくはずです。速い記録媒体はパソコン本体に直接挿すようにしてください。
消費電力の大きい機器は動作が不安定になりやすいです。 外付けHDDのほか、光る部品の多いゲーミングキーボードや、USB給電の扇風機・ライトなどは、他の機器と一緒に使うと電力が足りなくなることがあります。症状は「ときどき切断される」「認識したりしなかったりする」といった形で出るため、ハブの故障と勘違いしやすいです。まずは1台ずつつないで、原因を切り分けてください。
スマートフォンの急速充電には使えないと考えてください。 バスパワーのUSB 2.0ハブから取れる電流は限られていて、充電はできてもかなり遅くなるのが普通です。
USB-Cしかないパソコンでは変換アダプタが必要です。 上の互換性ガイドのとおりです。変換アダプタを用意するなら、USB-C接続のハブを買うほうが結果的にすっきりすることも多いです。
価格データの食い違いに注意してください。 この記事のために取得した価格は、同じクラスの製品と比べて極端に高い金額でした。商品ページでは、出品者や色違い、セット販売によって価格が大きく変わることがあります。購入前に、画像とタイトルで「Critinの4ポートUSB 2.0ハブ本体」であることと、実際の価格を確認してください。
よくある質問
Q. USB 3.0ポートに挿せば速くなりますか?
A. なりません。ハブがUSB 2.0なので、最大480Mbps(実効は毎秒30〜40MB前後が目安)で頭打ちになります。
Q. 外付けHDDは使えますか?
A. 転送速度に目をつぶれば使えますが、バスパワーの2.5インチHDDは電力不足で不安定になることがあります。1台に限り、他のポートは軽い機器だけにするのが無難です。常用するならセルフパワーのハブをおすすめします。
Q. MacBook Airで使えますか?
A. USB-Aポートのある古い機種ならそのまま使えます。USB-Cポートだけの機種では、USB-CからUSB-Aへの変換アダプタが必要です。macOSでもドライバーは要りません。
Q. 4ポートを同時に使えますか?
A. 使えます。ただし、帯域(480Mbps)と電力(ホスト1ポート分)は4ポートで分け合います。マウス・キーボード・USBメモリ・レシーバーのような組み合わせなら問題ありません。
Q. ドライバーのインストールは必要ですか?
A. 不要です。Windows・macOS・Linuxで挿すだけで認識され、ホットスワップにも対応しています。
販売情報
(Amazon参照)
- メーカー名: Critin
- 販売元: ジャックディーンストア
- 出荷元: ジャックディーンストア
- ASIN: B0CPJCTJR3
- 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。





