概要

AULA F108 PROは、テンキー付きの104キー・フルサイズレイアウトに、右上のTFTカラーディスプレイと多機能ノブを組み合わせたワイヤレスメカニカルキーボードです。接続はBluetooth 5.0・2.4GHzワイヤレス・USB-C有線の3方式で、容量8000mAhのバッテリーを内蔵しています。スイッチは潤滑済みで、3ピン/5ピンのホットスワップに対応します。キーキャップは2色射出成形のPBTで、文字がキーの手前側面に入るサイドプリント仕様です。

結論から言うと、「テンキーは手放せないが、ケーブルを減らして机をすっきりさせたい」「打鍵感をあとからスイッチ交換で詰めていきたい」という人に向いたキーボードです。一方で、フルサイズなので横幅があり、マウスを大きく振るFPSプレイヤーや、JIS配列に慣れた人には合わない可能性があります。この記事では、スペックの数字が実際の使い勝手にどう影響するかと、買う前に確認しておくべき点を中心に説明します。

機能ごとの見どころ

TFTディスプレイと多機能ノブ

右上のTFTカラーディスプレイはGIF画像の表示に対応しています。商品説明によると、音量・バッテリー状況・バックライト設定・接続状態なども確認でき、ノブで音量調整などを直感的に操作できます。ワイヤレスキーボードでは「いまどの機器につながっているか」「バッテリーがあとどれくらいか」が分かりにくくなりがちなので、画面で状態を確認できるのは見た目以上に便利です。GIFの書き込み方法や設定ソフトの対応OSは、商品ページやメーカーの案内で確認してください。

潤滑済みスイッチと5層の吸音構造

スイッチは工場で潤滑済みの状態で出荷され、滑らかな押し心地と「クリーミー」と表現される落ち着いた打鍵音を狙っています。仕様上、筐体内に5層のフィリング(吸音材)を内蔵しており、カチャカチャした反響音を抑える設計です。ただし、あくまでメカニカルキーボードで、静音スイッチを採用しているとは明記されていません。通話中や夜間の共有スペースで音がまったく気にならないとまでは期待しないほうが安全です。

ホットスワップ対応

3ピン/5ピンのソケットに対応しているため、はんだ付けなしでスイッチを抜き差しできます。まずは付属のスイッチで使い、重さや音が合わなければ市販のスイッチに交換する、という使い方ができます。「押下圧を軽くしたい」「クリック感が欲しい」など好みが変わっても、キーボードごと買い替えずに済むのは長く使ううえで大きな利点です。交換を考えている場合は、対応するスイッチの規格を商品ページで確認してください。

2色成形PBTキーキャップとサイドプリント

PBTは、ABSに比べて表面がテカりにくく、長く使っても質感が変わりにくい素材として知られています。2色成形は文字を塗装ではなく樹脂そのもので形作るため、摩耗で文字が消える心配がほとんどありません。サイドプリントはキートップの上面に文字が無く、見た目がすっきりします。その反面、キーを真上から見て文字を探す人には慣れが必要です(詳しくは「購入前の注意点」で説明します)。

互換性ガイド

対応OSと接続方式

仕様上の対応OSはWindows / Mac / iOS / Androidです。接続方式ごとの特徴は次のとおりです。

接続方式 ポーリングレート(仕様) 向いている使い方
2.4GHzワイヤレス 1000Hz ゲーム、メインPCでの常用
USB-C有線 1000Hz 充電しながら使う、遅延を最小にしたいとき
Bluetooth 5.0 記載なし タブレット・スマホ・サブPCとの切り替え

Bluetoothは一般に、専用レシーバーを使う2.4GHz接続より遅延が大きくなりやすい方式です。ゲームには2.4GHzか有線を使い、Bluetoothは文字入力が中心の機器に割り当てるのが無難です。2.4GHz接続は通常USBレシーバーを使うので、ノートPCなどポートが少ない環境では空きポートを確認しておきましょう。商品説明によると最大5台まで切り替えられ、ノブでの切り替えにも対応しています。

キー配列(US / JIS)

仕様の「104キー」というキー数は、一般的なUS配列(ANSI)のフルサイズと同じ構成です。日本語JIS配列のフルサイズは一般に108〜109キーなので、「半角/全角」キーやJIS配列の記号の位置を前提にしている人は要注意です。OSのキーボード設定を配列に合わせないと、刻印と実際に入力される記号がずれます。購入前に、商品画像で配列を必ず確認してください。

Macで使う場合

Macは対応OSに含まれていますが、キーの刻印がWindows向けの表記なら、CommandキーとOptionキーの位置関係がMac純正キーボードと異なります。Mac用のモード切り替えがあるか、キー割り当てを変えられるかは、商品説明やマニュアルで確認してください。iPadやAndroidタブレットとBluetoothで併用する場合も、同じ点に気をつけましょう。

Linuxでの注意

互換性の情報には「Linuxでは一部のFキーに非互換の可能性あり」と書かれています。通常の文字入力で困ることは少ないと考えられますが、Fキー列に割り当てられたメディア操作などの機能は期待どおりに動かない可能性があります。Linuxがメイン環境の人は、Fキーの機能を多用するかどうかで判断してください。

机のスペース

フルサイズのテンキーに加えて、右上に画面とノブがあるため、テンキーレスや75%配列のキーボードより横幅はかなり大きくなります。今回のデータには寸法と重量の記載がありません。机の奥行き、モニターアームの位置、マウスを動かす範囲は、商品ページの寸法と照らし合わせて確認してください。

商品情報

商品名は「AULA F108 PRO - スクリーン&ノブ付きワイヤレスメカニカルキーボード 8000mAhバッテリー付きフルサイズキーボード潤滑済みスイッチサイドプリントPBTキーキャップ」です。主な仕様は次のとおりです。

項目 内容
キーレイアウト 104キー フルサイズ
接続方式 Bluetooth 5.0 / 2.4GHz / USB-C 有線
ポーリングレート(2.4GHz/有線) 1000Hz
バッテリー容量 8000mAh
ディスプレイ TFTカラーディスプレイ(GIF画像対応)
スイッチ メカニカル(潤滑済み、ホットスワップ対応)
ホットスワップ 3ピン / 5ピン対応
キーキャップ 2色射出成形 PBT、サイドプリント
バックライト RGB、南向きLED
対応OS Windows / Mac / iOS / Android
カラー ピンク
構造 5層フィリングサイレンサー内蔵

価格は取得した時点によって大きく変わっています。Amazon.co.jpでは2026年5月31日の取得時点で ¥29,403、楽天市場の出品(Maison Outre)では2026年8月17日の取得時点で ¥22,743でした。海外のeBayでは、2026年7月16日の取得時点で $76.99 の出品がありました。取得日が異なるので単純な比較はできず、セールでも頻繁に変わるため、購入時は各商品ページで最新の価格を確認してください。

最新のユーザー評価は販売ページの表示でご確認ください。評価は高いものの、件数は数千件規模の定番製品に比べると少なめで、長期間使った場合の耐久性などはまだ評価が固まっていない段階と見ておくのが妥当です。今回参照した出品のカラーはピンクで、ほかの色があるかは商品ページで確認してください。

元の商品説明では、USB-Cケーブル、キーキャッププラー、スイッチプラー、取扱説明書などが付属するとされています。同梱物は販売店や時期によって変わることがあるため、購入時に確認してください。保証の期間や窓口も販売店によって異なるので、長く使うつもりなら購入前に確認しておくと安心です。

競合製品との比較

画面付きかどうか、テンキーの有無、有線か無線かで、近い候補と並べると次のようになります(各製品の特徴は、それぞれの記事タイトルに書かれている範囲のものです)。

製品 サイズ 接続 画面・ノブ
AULA F108 PRO フルサイズ(104キー) BT 5.0 / 2.4GHz / 有線 あり
EPOMAKER X Aula EA75 MAX 75%(テンキーレス) BT / 2.4GHz / 有線 あり
Keychron K1 Ultra 8K 80% ワイヤレス 記載なし
Keychron C1 TKL 有線 記載なし

この中でテンキーを備えているのはAULA F108 PROだけです。画面とノブの便利さはほしいけれど数字入力はあまりしない、という人なら、同じAulaが関わるEA75 MAXのほうが机のスペースを取りません。逆に、表計算や会計ソフトで数字を大量に打つ人にとっては、テンキー付きで画面とノブもあり、ホットスワップにも対応している点がF108 PROを選ぶ一番の理由になります。

おすすめユーザー

このキーボードが特に力を発揮するのは、次のような人です。

  • テンキーを使う事務・経理・データ入力の人:フルサイズでテンキーがあり、滑らかな打鍵感で長時間の入力でも疲れにくい作りです。画面で接続先やバッテリー残量を確認できるので、作業の途中で状態確認のために手を止めずに済みます。
  • ゲームもするPCユーザー:2.4GHzと有線ではポーリングレート1000Hzに対応します。矢印キーやテンキーも独立しているので、MMOやRPGなどキーを多く使うジャンルでも操作しやすい構成です。
  • 打鍵感を自分好みに育てたい人:はんだ付け不要のホットスワップ基板なので、スイッチの交換を手軽に試せます。PBTキーキャップの品質も高く、好みのキーキャップに交換するベースとしても優れています。
  • PCとタブレットなど複数の機器を行き来する人:Bluetoothと2.4GHzを使い分けて複数の機器を切り替えられるので、キーボードを1台にまとめたい人に合います。

購入前の注意点

配列の確認は最優先です。 104キーという構成は一般的なUS配列と同じなので、JIS配列のつもりで買うと、記号の位置や「半角/全角」キーの有無で戸惑います。US配列に慣れていない人は、商品画像でEnterキーの形や記号の刻印を確認し、OS側のキーボード設定も合わせて変更する前提で考えてください。

サイドプリントは好みが分かれます。 文字はキーの手前側面に印字されるため、キートップの上面はほぼ無地に見えます。ブラインドタッチができる人にとってはすっきりした見た目が魅力ですが、キーを見ながら打つ人は文字を探しにくくなります。暗い部屋でRGBバックライトを点けたときに文字がどう見えるかも、商品画像やレビュー写真で確認しておくと安心です。

バッテリーの持ちは使い方しだいです。 8000mAhはワイヤレスキーボードとしては大容量ですが、今回のデータには駆動時間の数値がありません。一般に、RGBバックライトやカラーディスプレイを常に点けていると消費電力が増えるので、長く持たせたい場合は明るさや表示を控えめにするのが基本です。USB-C有線なら充電しながら使えるので、机に据え置く使い方ならあまり気にしなくても大丈夫です。

「静か」と「無音」は別物です。 5層の吸音構造と潤滑済みスイッチで反響音は抑えられていますが、メカニカルキーボードの打鍵音そのものがなくなるわけではありません。オンライン会議が多い人や、家族が寝ている時間に使う人は、音の程度をレビュー動画などで確かめてから判断してください。

海外出品には特有の確認点があります。 eBayなど海外の出品は価格が安く見えることがありますが、送料や関税を足すと差が縮まることがよくあります。また、BluetoothやWi-Fiのような無線機器を日本国内で使うには、技適マークの有無が問題になります。国内の販売店から買う場合と比べて、配列・保証・技適の3点をあわせて確認してください。

ホットスワップの扱いには注意が必要です。 スイッチを交換するときは、専用のプラーでまっすぐ引き抜き、挿すときはピンが曲がっていないか確かめてから押し込むのが基本です。ピンが曲がったまま押し込むと、そのキーが反応しなくなる原因になります。

Linuxでは一部のFキーに注意。 互換性の情報によると、Linuxでは一部のFキーの機能が動かない可能性があります。Fキー列のメディア操作を多用する人は、あらかじめ代わりの手段を考えておきましょう。

よくある質問

Q. ゲームに使えますか? A.

2.4GHzと有線ではポーリングレート1000Hzに対応しているので、一般的なゲーム用途には十分な仕様です。ゲーム中はBluetoothではなく2.4GHzか有線で使うのがおすすめです。ただしフルサイズで横幅があるため、ローセンシでマウスを大きく動かす人は机のスペースに注意してください。

Q. 日本語配列(JIS)ですか?
A. 仕様上は104キーで、これは一般的なUS配列と同じキー数です。JIS配列を希望する場合は、購入前に商品画像で配列を必ず確認してください。

Q. Macでも使えますか?
A. 対応OSにMacが含まれています。ただし修飾キーの刻印や配置がMac純正キーボードと異なる場合があるので、Macモードの有無やキー割り当ての変更方法をマニュアルで確認してください。

Q. スイッチは交換できますか?
A. 3ピン/5ピンのホットスワップに対応しており、はんだ付けなしで交換できます。交換するスイッチが対応規格に合っているかは、商品ページで確認してください。

Q. バッテリーはどれくらい持ちますか? A.

8000mAhのバッテリーを内蔵していますが、駆動時間の具体的な数値は今回のデータにありません。バックライトや画面の使い方で大きく変わるので、長く持たせたい場合は明るさを控えめにし、据え置きなら有線で充電しながら使う方法もあります。

販売情報

(Amazon参照)

  • メーカー名: AULA
  • 販売元: Takumido
  • 出荷元: Takumido
  • ASIN: B0FM3NZ5ZD
  • 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。