ゲーム概要

『アサシン クリード® レベレーションズ:エツィオ、真実を求める最後の旅へ』は、エツィオ・アウディトーレの物語を締めくくる、ステルス中心の三人称アクションアドベンチャーです。師アルタイルが残した知識を追い、ルネサンス期のイタリアからオスマン帝国のコンスタンティノープルへ向かいます。テンプル騎士団の動きを探りながら、街で情報を集め、標的へ接近し、暗殺や戦闘を経て物語を進めるのが基本の流れです。

本作はエツィオだけでなく、初代作品の主人公アルタイルにも焦点を当てています。そのため、単独の歴史アクションというより、シリーズ初期から続く人物関係と謎に区切りを付ける作品としての性格が強めです。過去作の経緯を知っているほど、エツィオが求める答えや世代を越えた継承の意味を理解しやすくなります。

特徴・システム

コンスタンティノープルは、屋根から屋根へ移動するパルクール、群衆に紛れるステルス、接近戦を組み合わせて攻略する舞台です。正面から敵を倒すだけでなく、高所から巡回経路を確認し、警戒を避けて接近することで、アサシンらしい攻略ができます。一方で、操作感や移動時の挙動は2011年当時の設計であり、近年のアクションゲームほど即座に意図を反映しない場面もあります。

フックブレードは移動と戦闘の双方に関わる本作らしい装備です。高低差のある市街地を素早く横断しやすくなり、従来のパルクールに別のテンポを加えています。また、用途に応じた爆弾を扱えるため、敵を倒す以外にも、注意をそらす、進路を作るといった判断が可能です。

ただし、各システムを完全に自由な箱庭として遊ぶ作品ではありません。物語上の目標やミッションごとの条件に沿いながら、自分なりの侵入経路を探すタイプです。自由度よりも、歴史都市を駆け抜ける感覚とエツィオの物語を優先したい人に合います。

シリーズ経験は必要か

基本操作やその場の目的はゲーム内で示されるため、本作からでもミッションを進めること自体は可能です。しかし、エツィオとアルタイルの歩みを結び付ける内容であり、人物の決断に十分な重みを感じるには前作までの知識が役立ちます。特にエツィオ三部作の締めくくりを期待する人ほど、本作の静かな余韻を受け取りやすいでしょう。

シリーズ未経験なら、固有名詞や現代編の背景をすべて理解しようとせず、まずエツィオがアルタイルの遺産を探す旅として追うのが現実的です。反対に、物語の結末を最大限に味わいたい場合は、少なくともエツィオの過去を扱う作品から順番に遊ぶ価値があります。

動作環境の目安

最低要件は、CPUがIntel Core 2 Duo E4400 2.0GHzまたはAMD Athlon 64 X2 4000+ 2.1GHz、GPUがShader Model 4.0以上に対応するDirectX 9.0世代の256MBカードです。メモリはWindows XPで1.5GB、Windows Vistaまたは7で2GB、ストレージは12GBとされています。推奨要件では、Core 2 Duo E6700 2.6GHzまたはAthlon 64 X2 6000+ 3.0GHz以上、Shader Model 5.0以上に対応する512MBのGPU、2GBのメモリが挙げられています。

要求水準は現代のゲーミングPCから見ると軽量ですが、記載OSがWindows XPおよびVistaを中心とする古い仕様である点には注意が必要です。新しいPCでは性能不足より、OS、ドライバー、ランチャー、表示設定などとの相性が問題になる可能性があります。現在のWindows環境での動作状況は、購入前に製品ページの最新情報も確認してください。

評価・レビュー傾向

本作は長期にわたって高い評価を保っており、とりわけエツィオとアルタイルの物語を結び付ける締めくくりとして支持されています。コンスタンティノープルの景観、シリーズらしい潜入とパルクール、主人公の成熟を描く落ち着いた物語が魅力です。派手な刷新より、既存の要素をまとめて物語に決着を付ける方向の続編と考えると位置付けをつかみやすくなります。

一方、発売当時の操作設計やミッション構成が残っているため、現代的で滑らかなオープンワールドを期待すると古さを感じる可能性があります。最新作と直接比べるより、初期シリーズの操作感と物語構成を含めて味わう作品です。

こんな人におすすめ

エツィオ三部作を最後まで見届けたい人、歴史都市を屋根伝いに探索したい人、正面戦闘だけでなく潜入経路を考える遊びが好きな人に向いています。アルタイルのその後や、アサシンとして年齢を重ねたエツィオの選択に関心があるシリーズファンには、特に重要な一作です。

長大な収集要素だけを求める人より、物語の区切りと舞台の雰囲気を重視する人に適しています。要求スペックが比較的控えめなので、高性能なGPUを前提としない物語重視の作品を探している場合にも候補になります。

注意点・向かない人

2011年11月29日に発売された作品で、操作性や画面設計には年代相応の部分があります。最新のシリーズ作品と同等の移動精度や戦闘の滑らかさを最優先する人には向きません。また、過去作を知らずに始めると、重要な人物や出来事の説明が十分ではないと感じる可能性があります。

本作には発売時点でシングルプレイヤーとマルチプレイヤーが用意されていましたが、オンラインおよびマルチプレイヤー機能は2024年1月25日をもって利用できなくなりました。現在はシングルプレイヤーの物語を目的に選ぶべき作品です。Steam実績には対応していますが、オンライン要素を目当てに購入しないよう注意してください。