この記事ではASRock ベアボーンPC DESKMEET X300を詳しく紹介します。

概要

ASRock DeskMeet X300は、AMD X300チップセットを搭載したコンパクトなベアボーンPCキットです。容積わずか8Lの筐体ながら、AMD Ryzen 5000シリーズ(AM4ソケット、65W TDPまで)に対応し、4本のDDR4メモリスロット(最大128GB)を備えています。さらに、200mmまでのグラフィックボードを搭載できるため、内蔵GPUだけでなく、必要に応じてディスクリートGPUを追加できる柔軟性も魅力です。500W 80+ Bronze認証の電源ユニットが標準装備されており、CPUクーラーは高さ54mmまでのものが使用可能。小型ながら本格的なデスクトップPCを構築したいユーザーに最適な製品です。

互換性ガイド

対応CPUはAMD AM4ソケットのRyzen 2000/3000/4000 G/5000/5000 Gシリーズで、TDP 65Wまでのプロセッサに限定されます。メモリはDDR4 DIMM×4スロットで、デュアルチャネル動作に対応。Ryzen 5000/4000シリーズでは最大3200MHz、3000/2000シリーズでは2933MHzまでサポートします。ストレージはM.2 PCIe Gen3 x4スロット(2280サイズ)1基とSATA3ポート2基(RAID 0/1対応)を搭載。グラフィックボードは長さ200mm以内、厚さは2スロットまでのものが装着可能です。CPUクーラーは高さ54mm以下のロープロファイルタイプを選ぶ必要があります。電源は内蔵の500W 80+ Bronzeユニットで、追加の電源ケーブルは不要です。

商品情報

ASRock DeskMeet X300は、2022年頃に発売されたベアボーンキットで、日本国内では正規代理店品が流通しています。価格は通販サイトで約27,000円前後(時期により変動)。保証期間は通常1年間(代理店により異なる場合あり)。市場での立ち位置は「エントリー~ミドルクラスの小型デスクトップ構築向け」で、特に省スペースながら拡張性を求めるユーザーに適しています。内蔵電源500Wは、ミドルレンジGPU(例:GeForce RTX 3060クラス)までなら十分に賄える容量です。

おすすめユーザー

  • 省スペースPCを組みたい方:8Lのコンパクト筐体はデスク上に置いても場所を取りません。オフィスやリビングでの使用に最適です。ただし、CPUクーラー高さ制限が54mmと厳しいため、冷却性能にこだわる方には向きません。
  • コスト重視の自作初心者:マザーボード、ケース、電源が一体化されているため、個別にパーツを選ぶ手間が省けます。CPU、メモリ、ストレージを追加するだけで完成するので、初めての自作に挑戦しやすいです。ただし、拡張性は限られるため、将来の大規模アップグレードを考えている方には不向きです。
  • HTPCやメディアサーバー用途:HDMI、DisplayPort、D-Subの3系統出力を備え、4K動画再生も可能。静音性も高く、リビングのメディアセンターとして活躍します。ただし、本格的なゲーミングにはGPU追加が必要です。
  • 小型ワークステーション:最大128GBのメモリと高速M.2 SSDを搭載できるため、コンパイルや仮想マシン運用などメモリ重視の作業にも対応可能。ただし、CPUは65W制限があるため、ハイエンドCPUは使えません。

購入前の注意点

このベアボーンキットは、CPUクーラーの高さ制限が54mmと非常に低いため、市販の一般的なCPUクーラーはほとんど取り付けられません。付属のリテールクーラーやロープロファイルクーラー(例:Noctua NH-L9aなど)を別途用意する必要があります。また、グラフィックボードの長さ制限が200mmであるため、多くのハイエンドGPUは搭載できません。RTX 4060やRX 6600クラスのショートモデルを選ぶことになります。さらに、M.2スロットはPCIe Gen3 x4までで、Gen4 SSDの速度は活かせません。電源も500W固定で交換不可のため、将来の大幅なパワーアップは難しい点を理解しておきましょう。

よくある質問

Q: このベアボーンキットにRyzen 7 5700Xは搭載できますか?
A: Ryzen 7 5700XのTDPは65Wなので、公式には対応しています。ただし、CPUクーラー高さ制限54mmのため、ロープロファイルクーラーで冷却できるかどうかが鍵です。十分なエアフローを確保できるケースファン構成を推奨します。
Q: グラフィックボードはどの程度の性能まで搭載可能ですか?
A: 長さ200mm以内、2スロット厚までのGPUに対応します。例えば、GeForce RTX 4060(多くのモデルが200mm以下)やRadeon RX 6600などが候補です。RTX 4070クラスは長さオーバーとなる場合が多いので注意してください。
Q: メモリはECCに対応していますか?
A: はい、非ECC・ECCの両方に対応しています。ただし、Ryzen APU(Cezanne、Renoir、Picasso)でECCを使用する場合はPRO CPUが必要です。通常のRyzenでは非ECCメモリをお使いください。

商品情報

(Amazon参照)

  • メーカー名: ASRock
  • ASIN: B0B4KH1VD2
  • 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。