自作PCのパーツ構成|性能が頭打ちになる組み合わせと、その直し方
部品を良くしても速くならないことがあります。どこで頭打ちになるのかは、組み合わせでほぼ決まります。
CPUとGPUの釣り合い
解像度が上がるほどGPUの仕事が増え、CPUの影響は小さくなります。つまり同じ構成でも、遊ぶ解像度によって「どちらを良くすべきか」が変わります。
フルHDで高いフレームレートを狙うならCPUが効きます。4Kならほぼ GPU で決まります。ここを取り違えると、高いCPUを買っても数字が動きません。
当サイトの構成ツールでは、CPUとGPUの性能指標を並べて表示します。どちらかが極端に低い組み合わせは、そこで頭打ちになります。
| 解像度 | 主に効く部品 | 頭打ちになりやすい所 |
|---|---|---|
| 1920×1080 高フレームレート | CPU | CPUの単スレッド性能 |
| 2560×1440 | GPU寄り(CPUも効く) | GPUの演算性能 |
| 3840×2160 | GPU | GPUのVRAM量と帯域 |
メモリは容量より枚数と速度
1枚挿しと2枚挿しでは、メモリの帯域が倍違います。容量が同じでも、16GBを1枚より8GB×2枚のほうが速い場面があります。とくに内蔵GPUを使う場合は差が大きく出ます。
4枚挿しは動作速度が下がることがあります。同じ容量なら2枚で揃えるほうが安全です。
DDR5は世代の中でも速度の幅が広く、同じ容量で価格が倍以上違うことがあります。速度を上げても体感が変わらない用途では、そこにお金をかける必要はありません。
電源容量の決め方
合計消費電力の1.5〜2倍を選ぶ、という目安が広く使われています。余裕を持たせる理由は2つあります。1つは変換効率が最も高いのが負荷50%前後だから。もう1つは、GPUが瞬間的に定格を大きく超える電流を引くためです。
この瞬間的な電流で、容量が足りている計算のはずの電源が落ちることがあります。とくに高性能GPUで起きやすく、電源の保護回路が働いて再起動します。
ATX 3.x に対応した電源は、この瞬間的な電流を前提に設計されています。高性能GPUを使うなら、容量より先にこちらを確かめてください。
| 構成 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 内蔵GPUのみ | 400W前後 | 余裕は要らない |
| ミドルクラスGPU | 650〜750W | ATX 3.x が望ましい |
| ハイエンドGPU | 850〜1000W | ATX 3.x と 12V-2x6 端子を確認 |
| ハイエンドGPU + 多コアCPU | 1000W以上 | 分岐ケーブルを使わない |
よくある質問
CPUとGPU、どちらにお金をかけるべきですか?
遊ぶ解像度で決まります。フルHDで高いフレームレートを狙うならCPU、4KならGPUです。1440pはその中間で、どちらも効きます。
メモリは32GBと64GB、どちらが良いですか?
ゲームだけなら32GBで足りることがほとんどです。動画編集や仮想環境を使うなら64GBが効きます。用途が決まっていないなら、後から足せるように2枚構成にしておくのが無難です。