この記事では「Thrustmaster Raceline Pedals III LC ロードセルペダル - PS5」について、接続できる環境、設置するときの注意、向かない人までまとめます。

概要

結論から言うと、Thrustmaster Raceline Pedals III LCは、Thrustmaster製のホイールベースを持っている人や買う予定の人のうち、ブレーキを毎回同じように踏めるようになりたい人に向いた3ペダルセットです。ブレーキはペダルが動いた量ではなく、踏む力(圧力)を測るロードセル方式で、最大荷重は100kgと記載されています。クラッチとアクセルにはホール効果センサー(H.E.A.R.T.)を使っています。このセンサーは部品が触れ合わずに位置を読むため、長く使っても精度が落ちにくい作りです。

ボディは100%メタル製で、重さは6.4kgです。机やテーブルの下に置く使い方から、本格的なレーシングコックピットに固定する使い方まで想定されています。ただし、ゲーム機で使うにはThrustmaster製のホイールベースが必要など、買う前に確かめるべき条件がはっきりある製品です。以下で、その条件と割り切るべき点を順に説明します。

ロードセルブレーキで何が変わるか

手頃なペダルの多くは、ペダルがどれだけ動いたかでブレーキの強さを決めます。ロードセル方式は、足でどれだけ強く押したかでブレーキの強さを決めます。実際の車のブレーキも踏む力で効き具合が変わるので、この感覚に近いのが特長です。「このくらいの力で踏めばタイヤがロックしない」という加減を体で覚えやすく、それが一番の利点です。

ペダルの動く量で決める方式では、ペダルの位置を足先の感覚で探りながら踏むことになります。ロードセル方式なら力の加減で調整できるので、周回ごとのブレーキのばらつきが減りやすくなります。タイムアタックやオンライン対戦でラップタイムを安定させたい人にとっては、ここが価格差に見合う一番の見返りです。付属のスプリングとエラストマーバッファー(ゴム系の緩衝材)を組み替えれば、踏み始めの柔らかさや奥まで踏んだときの硬さを好みに合わせられます。この点もロードセル方式と相性が良いところです。

互換性ガイド

対応しているのはPS5、Xbox Series X|S、PC(Windows 10/11)です。ただし、ゲーム機とPCではつなぎ方が大きく違うので、ここは必ず確認してください。

環境 接続方法 必要なもの
PS5 / Xbox Series X・S ホイールベースにRJ45ケーブルで接続(RJ12コンバーター同梱) Thrustmaster製フォースフィードバックホイールベース(T500シリーズは不可)
PC(Windows 10/11) USBで直接接続 他社製ホイールベースとも組み合わせ可能

ゲーム機では、ペダルが単体でゲーム機に認識されるわけではありません。入力はホイールベースを通して渡されます。そのため、PS5で使うならPS5に対応したThrustmaster製のベースが、Xboxで使うならXboxに対応したベースが必要です。T300系やT598などとの組み合わせが想定されていますが、手持ちのベースが対応しているかはメーカーの互換性一覧で確認してください。T500シリーズは対象外と明記されています。ホイールベースにつないだときはベースから電源が供給されるので、ペダル用のACアダプターは要りません。

PCではUSBでつなぐと独立した入力機器として扱われるため、MOZAなど他社製のホイールベースと組み合わせることもできます。この場合は、ゲーム側で「ハンドルはベース、ペダルは別の機器」と割り当てる必要があります。主なPC向けレースシミュレーターの多くは複数の機器の割り当てに対応していますが、タイトルによっては割り当ての自由度が低いことがあります。遊ぶゲームの設定画面で何ができるかを先に確かめておくと安心です。

大きさについては、商品ページの寸法が53.1 × 41.9 × 15.0 cmです。本体の寸法なのか箱の寸法なのかは表記からは読み取りにくいので、机の下に置く場合はこの値を目安に、足元の奥行きと椅子の位置も含めて余裕をもって場所を確保してください。コックピットに固定する場合は、手持ちのリグに取り付け穴の位置が合うかも確認が必要です。

商品情報

項目 内容
ブレーキのセンサー ロードセル
クラッチ・アクセルのセンサー ホール効果 H.E.A.R.T.
最大荷重 100 kg (220 lb)
解像度 24-bit
ペダル角度 11°
重量 6.4 kg
材質 100% metal
寸法 53.1 × 41.9 × 15.0 cm

2025年後半に発売された、中位から上位クラスのレーシングペダルセットとされています。解像度24-bitは、数字の上ではとても細かく入力を読み分けられるという意味です。ただし実際の踏み心地は、分解能よりもスプリングやバッファーの設定、ゲーム内の感度設定で大きく変わります。ペダル角度11°は、ペダルが動く範囲の目安として載っている値です。

価格は、2026年9月25日の取得時点でAmazon.co.jpが¥80,033でした。セールや在庫によって変わるので、買う前に商品ページで最新の価格を確認してください。同じ時点のAmazonレビューは5つ星のうち3.9でしたが、評価はまだ7件しかなく、この数字だけで品質を判断するのは早すぎます。

付属品は、ロードセルブレーキペダルユニット、クラッチ・アクセルペダル用のメタルプレート、3種類ずつのスプリングとエラストマーバッファー、プリロード(踏み始めの初期荷重)の調整ダイヤル、ケーブル類(RJ45ケーブルとRJ12コンバーターなど)です。保証期間はメーカー標準の2年間とされています。ただし販売元や国内正規品かどうかで条件が変わることがあるので、商品ページの表記も確認しておきましょう。

おすすめユーザー

いちばん向いているのは、すでにThrustmaster製のホイールベースを使っていて、ペダルだけを上位のものに替えたい人です。ゲーム機でもRJ45ケーブルでベースにつなぐだけなので、今の環境をそのまま使って、ブレーキだけをロードセル方式にできます。

次に向いているのは、本格的なレースシミュレーターで遊ぶ中級者から上級者です。踏む力で効くブレーキは毎回同じように踏みやすく、タイムアタックやオンライン対戦でブレーキを踏み始める位置や強さを安定させたい人に効果があります。

机やテーブルの下に置いて使いたい人にも候補になります。ペダルの土台は床をしっかりつかんで滑りにくい設計とされていて、コックピットがなくても踏み込めます。ただし、後で説明するように椅子の固定が前提です。

PCで他社製のホイールベースを使っている人も、USBで直接つなげるので選べます。また、Racelineシリーズは後から構成を広げられる製品群として案内されているので、将来ペダルまわりを強化したい人にも合います。どのモデルからどう拡張できるかは、メーカーの案内で確認してください。

購入前の注意点

ゲーム機で使うならThrustmaster製のベースが必須です。 ゲーム機で使うときの接続先として案内されているのは、Thrustmaster製のフォースフィードバックホイールベース(T500シリーズを除く)だけです。他社製のベースを使っている人がPS5やXboxで使えるとは書かれていないので、PCで使う予定がないなら慎重に考えてください。

机の下に置くと、強く踏んだときに椅子が下がります。 ロードセル方式は強く踏むほどブレーキが効くので、しっかり踏むと体ごと後ろに押されます。最大荷重100kgの性能を机の下で使い切るのは現実的ではありません。キャスター付きの椅子なら動かないように固定し、ペダルの後ろに滑り止めや当て木を置くなどの対策が必要です。そもそも、スプリングやプリロードを柔らかめにして、軽い力で奥まで踏める設定から始めるのが現実的です。

慣れるまでは、かえってタイムが落ちることもあります。 ペダルが動く量で効くタイプから乗り換えると、最初は踏みすぎてタイヤをロックさせがちです。ゲーム内のブレーキ感度やデッドゾーン(反応しない範囲)の設定も合わせて見直してください。

たまにレースゲームを遊ぶ程度なら、ここまで要りません。 2026年9月時点の価格は¥80,033で、ホイールベースと同じくらいか、それ以上になることもあります。時々カジュアルに遊ぶだけなら、ペダルが動く量で効く安価なポテンショメーター式でも十分です。

商品名と対象製品をよく確認してください。 商品名は「PS5」で終わっていますが、仕様上はXbox Series X|SやPCでも使えるとされています。出品ページによって表記や付属品の書き方が違うことがあり、登録情報が間違っている場合もあるので、画像と商品名で目的の製品かどうかを確かめてから注文してください。

よくある質問

Q. PS5本体にUSBで直接つないで使えますか?
A. そういう使い方は想定されていません。ゲーム機では、Thrustmaster製のホイールベースにRJ45ケーブルでつなぎ、ベースを通して使います。

Q. T500と組み合わせられますか?
A. T500シリーズは対象外と明記されています。

Q. PCでMOZAなど他社製のホイールベースと一緒に使えますか?
A. PCではUSBで直接つなげるので、組み合わせられるとされています。ゲーム側でペダルを別の機器として割り当ててください。

Q. ペダル用の電源アダプターは要りますか?
A. ホイールベースにつなぐときはベースから電源が供給されるため、別にACアダプターを用意する必要はありません。

Q. コックピットがなくても使えますか?
A. 机の下に置いて使うことも想定されています。ただし強く踏むと椅子が下がるので、椅子の固定とブレーキの硬さの調整をセットで考えてください。