この記事ではThermalright Assassin Spirit 120 EVO Black CPU Coolerを詳しく紹介します。

概要

ThermalrightがリリースするAssassin Spirit 120 EVO Blackは、シングルタワー型CPUエアクーラーの定番モデルです。120mmのPWMファンとARGB LEDを搭載し、冷却性能と静音性をバランスよく両立しています。対応ソケットはIntel LGA1700/1200/115xとAMD AM5/AM4と幅広く、ビルダーにとって使いやすい一品に仕上がっています。
本体は黒色で統一され、ヒートシンクもファンもマットブラックの仕上げ。サイドフロー式でケース内のエアフローを妨げず、メモリスロットとの干渉も少ない設計です。AGHP(第4世代アンチグラビティ・ヒートパイプ)テクノロジーを採用しており、縦向き・横向きどちらの設置でも安定した熱輸送が期待できます。
価格帯は6,000円前後と非常にリーズナブルで、エントリーからミドルレンジのCPU(例えばCore i5やRyzen 5クラス)の冷却に最適です。高いコストパフォーマンスを求める自作派にとって、外せない選択肢の一つと言えるでしょう。

互換性ガイド

このクーラーがサポートするソケットは以下の通りです。

  • Intel: LGA1700 / LGA1200 / LGA1151 / LGA1150 / LGA1155
  • AMD: AM5 / AM4
    メモリとの干渉は、シングルタワー設計とヒートシンクの形状から、一般的な高さのあるメモリモジュールでもクリアランスに余裕があります。ただし、大型のヒートスプレッダを搭載したメモリを使用する場合は、一番左のスロットに干渉する可能性があるため事前に寸法を確認することをおすすめします。
    ケースの幅(CPUクーラー対応高さ)は約120mm以上が目安です。多くのミドルタワーケースであれば問題なく収まります。また、付属のバックプレートはIntel・AMD両対応で、取り付け作業も比較的シンプルです。

商品情報

本製品は2023年後半に発売されたモデルで、ThermalrightのAssassin Spiritシリーズの進化版に当たります。ヒートパイプが従来の4本からAGHP第4世代へと刷新され、CPUとの接触面であるベースプレートも鏡面加工により密着性を高めています。搭載ファンは120mm PWM対応で、回転数は約1500〜2000rpm(最大)、ノイズレベルは最大28.2dBAと控えめです。
市場での位置づけはエントリー〜ミドルレンジ。CPUのTDPが150W程度までであれば、このクーラーで十分に冷却できます。保証期間はメーカー規定によりますが、一般的なThermalright製品と同様に2年程度と見ておくとよいでしょう。

おすすめユーザー

  • コスト重視のゲーミングPCビルダー\n予算を抑えつつ、Core i5-13400FやRyzen 5 7600クラスのCPUを使いたい方に最適です。十分な冷却性能を6,000円前後で得られるため、予算を他のパーツ(グラフィックボードやメモリ)に回せます。ただし、Core i7以上の高発熱CPUでは高負荷時に温度が気になるため、上位クーラーを検討したほうが無難です。
  • 静音志向の日常使いPCユーザー\nPWM制御によりアイドル時はほぼ無音と言ってよいレベルで動作します。オフィス用途や動画視聴が中心で、CPUにそこまで負荷をかけない方には十分です。ただし、完全な無音を求めるのであれば、より大型のクーラーや水冷への移行も視野に入れてください。
  • 小型ケースで組みたい自作初心者\nシングルタワーでコンパクトなため、Mini-ITXやMicro-ATXケースにも比較的収めやすいです。取り付けの複雑さもなく、初めてのCPUクーラー交換にも適しています。ただし、ケースの幅が120mm未満の超小型ケースでは非対応のケースもあるので、余裕を持ったケース選びが必要です。

購入前の注意点

まず、本製品の冷却能力には上限があります。TDP 150Wを超えるCPU(Core i7-13700KやRyzen 7 7700Xなど)を常用する場合、高負荷時にCPU温度が90度近くまで上昇する可能性があります。静音性を保ちたいなら、このクラスのCPUにはより大型のタワークーラーまたは簡易水冷を推奨します。
次に、ARGBファンはコントローラー非搭載です。マザーボード側のARGBヘッダー(3ピン 5V)に接続する必要があります。マザーボードにその端子がない場合は、別途ARGBコントローラーやハブを用意しなければなりません。また、ファンの色やパターン制御には、マザーボードメーカーのユーティリティソフトが必要です。
最後に、取り付け後のメモリとのクリアランスは十分とはいえ、最も左側のメモリスロットに大型ヒートシンク付きメモリを装着すると干渉するケースがあります。特に4枚挿しを予定している場合は、事前に寸法を確認しておきましょう。

よくある質問

Q: このクーラーはRyzen 7 7800X3Dで使えますか?\nA: 対応ソケットはAM5なので物理的には取り付け可能です。ただし、7800X3DのTDPは120Wと公式には低めですが、ゲーム負荷時でもピーク消費が130W程度まで上がることがあります。常用であれば問題ないレベルですが、オールコアで高負荷が続くような作業(レンダリングなど)には少し厳しいかもしれません。上位の空冷や簡易水冷も検討してください。
Q: ファンは交換可能ですか?\nA: はい、120mm規格の標準的なファンであれば交換可能です。ヒートシンク側にクリップで固定されており、市販の120mmファンに付け替えることもできます。ただし、デフォルトでも十分に静かで冷却性能も高いため、あえて交換する必要はあまりないでしょう。
Q: Intel LGA1700用の取り付け金具は付属していますか?\nA: 付属しています。LGA1700用のブラケットとバックプレートが同梱されており、箱から出してすぐに最新のIntelプラットフォームで使用できます。LGA1200/115xの金具も入っているので、古いマザーボードにも対応可能です。

商品情報

(Amazon参照)

  • メーカー名: THERMALRIGHT(サーマルライト)
  • 販売元: Amazon US
  • 出荷元: Amazon US
  • ASIN: B0CJBZXVGY
  • 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。