概要
Razer Wolverine V2 Pro - Wireless Pro Gaming Controller for PS5 Consoles and PC (HyperSpeed Wireless)は、PS5とWindows PCの両方で使えるRazerのワイヤレスゲーミングコントローラーです。先に結論を書くと、PS5で追加ボタンやクリック感の強いボタンを使いたい、競技志向のプレイヤーには有力な選択肢です。一方で、DualSenseならではの触覚フィードバックやアダプティブトリガーを楽しみたい人には向きません。
接続にはRazer独自の2.4GHz帯ワイヤレス方式「HyperSpeed Wireless」を使います。付属のUSBドングルを経由して、低遅延で接続することを狙った設計です。フェイスボタンはマウスのようなクリック感のあるメカタクタイルアクションボタン、方向パッドは8方向マイクロスイッチDパッドです。トリガーにはストロークを短くして素早く反応させるHyperTriggerの仕組みがあり、入力の確実さと速さを重視した構成になっています。
2026年9月時点で、Amazon.co.jpのレビューは523件、評価は5つ星のうち3.8(100点換算で76)です。高評価一色ではなく評価が割れている製品なので、長所と短所の両方を把握してから選ぶことをおすすめします。この記事では、互換性の落とし穴、DualSenseとの違い、向かない人を中心に掘り下げます。
Razer Wolverine V2 Proの特徴を掘り下げる
メカタクタイルボタンとマイクロスイッチDパッド
一般的なゲームパッドのボタンは、ゴムのドームを押しつぶして接点を作る構造のため、どこで入力されたかがやや曖昧です。本製品のメカタクタイルボタンと8方向マイクロスイッチDパッドは、「カチッ」というクリック感で入力を確定させる方式です。格闘ゲームのコマンド入力や、FPSでのしゃがみ・リロードのような素早い操作で、押したかどうかを指で判別しやすくなります。反面、ゴムのドーム式よりクリック音は大きめになりがちなので、夜間に家族と同じ部屋で遊ぶ場合は気になるかもしれません。
HyperTrigger
HyperTriggerは、トリガーを最後まで引き切らなくても入力が入るよう、ストロークを短くする仕組みです。FPSの射撃のように「押したか押していないか」だけが重要な操作では、反応が速くなる利点があります。一方、レースゲームのアクセルのように押し込む量で強弱を調整するゲームでは、ストロークが短いと細かい調整がしにくくなります。遊ぶジャンルに合わせて通常の動作と使い分ける前提で考えてください。切り替え方法は取扱説明書で確認するのが確実です。
追加ボタンと割り当て
DualSenseには無い追加ボタンを備え、割り当てを変更できる点が、元の記事でも挙げた大きな特徴です。たとえばジャンプやしゃがみを追加ボタンに割り当てれば、右スティックから親指を離さずに操作できます。FPSでエイムを続けながら動く場面では、これが実際の差になります。ボタンの数や割り当ての手順は、製品ページや取扱説明書で確認してください。
互換性ガイド
仕様上の対応機種は「PS5 / PC」です。この2つ以外は前提にしないのが安全です。
| 環境 | 対応 | 補足 |
|---|---|---|
| PS5 | 対応 | HyperSpeed Wirelessのドングル経由。DualSense固有の機能は非対応 |
| Windows PC | 対応 | ドングル経由のワイヤレス。ゲームごとにボタン表示や認識の確認が必要 |
| PS4 | 記載なし | 対応機種に含まれていない |
| Xbox Series X/S | 記載なし | 対応機種に含まれていない |
| Nintendo Switch・スマホ | 記載なし | 対応機種に含まれていない |
最も見落としやすいのは、接続にドングルが必須な点です。仕様上の接続方式はHyperSpeed Wirelessのみで、Bluetoothの記載はありません。そのため、PS5でもPCでもUSBポートを1つ占有します。PS5ではPlayStation公式のライセンスを受けた製品として動作しますが、Sony純正のDualSenseとは別物として扱われます。
PCでは多くのゲームで一般的なゲームパッドとして使えます。ただし、画面上のボタン表示がPlayStation配置になるかXbox配置になるかは、ゲームや設定次第です。Steamのゲームなら、Steamのコントローラー設定で認識されているかを確認し、必要に応じて割り当てを調整すると確実です。
2.4GHz帯のドングルは、PCの背面ポートに挿すと、ケースや周辺の無線機器の影響で通信が不安定になることがあります。これはこの製品に限らないワイヤレス機器全般の話です。途切れる場合は、USB延長ケーブルでドングルを手元の近くに置くと改善しやすくなります。付属のUSB Type-Cケーブルは充電に使います。有線で遊べるかどうかは、購入前に製品ページで確認してください。
商品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接続方式 | ワイヤレス (HyperSpeed Wireless) |
| 方向パッド | 8方向マイクロスイッチ |
| バッテリー | リチウムイオン内蔵 |
| モデル番号 | RZ06-04710100-R3G1 |
| 対応機種 | PS5 / PC |
発売は2022年です。2026年9月30日時点で、Amazon.co.jpでの価格は¥27,980でした。セールや在庫状況によって価格は大きく変わるため、購入前に商品ページで最新の価格を確認してください。付属品は、USB Type-CケーブルとワイヤレスUSBドングルです。
保証は、Razer製品では一般に2年間とされています。ただし、並行輸入品やマーケットプレイスの出品者から買った場合は扱いが変わることがあるので、販売元を確認しておくと安心です。バッテリーは内蔵のリチウムイオン電池で、利用者が自分で交換する前提ではありません。何年も使うつもりなら、電池の劣化が寿命を決める部品になる点も頭に入れておきましょう。
レビューは2026年9月時点で523件、5つ星のうち3.8です。同価格帯の製品に期待されるほど高くはなく、満足している人と不満を持っている人に分かれていると読むのが妥当です。購入したらすぐに全ボタン・両スティック・トリガーの動作を確認し、返品期間内に初期不良を見つけられるようにしておくことをおすすめします。
DualSenseとの違い
PS5で使うなら、比べる相手は純正のDualSenseになります。違いを整理すると次のとおりです。
| 項目 | Razer Wolverine V2 Pro | DualSense(純正) |
|---|---|---|
| 追加ボタン | あり(割り当て変更可) | なし |
| フェイスボタン | メカタクタイル(クリック感あり) | 一般的な方式 |
| 方向パッド | 8方向マイクロスイッチ | 一般的な十字キー |
| 触覚フィードバック・アダプティブトリガー | 非対応 | 対応 |
| 接続 | 専用ドングル(2.4GHz) | Bluetooth |
言い換えると、「演出の豊かさ」を捨てて「操作の確実さと手数」を取る製品です。対戦ゲームで勝ちにこだわる人には交換条件として成り立ちます。一方、シングルプレイの大作をじっくり遊ぶ人には、失うもののほうが大きく感じられるはずです。
なお、Sony純正にも背面ボタンを備えたDualSense Edgeがあります。純正の触覚フィードバックを残したまま追加ボタンが欲しいなら、こちらも比較候補になります。クリック感のあるボタンとマイクロスイッチDパッドが欲しいかどうかが、両者を分けるポイントです。
おすすめユーザー
- PS5でFPSや格闘ゲームを遊び、追加ボタンでスティックから親指を離さずに操作したい人
- ゴムのドーム式ボタンの曖昧な押し心地が苦手で、クリック感のある入力を好む人
- PS5とWindows PCの両方で、同じコントローラーの操作感に揃えたい人
- 有線のわずらわしさを避けつつ、Bluetoothより専用ドングル方式の安定性を重視したい人
まとめると、「PS5で競技寄りに遊び、DualSenseの演出機能は要らない」人に最も合う製品です。
購入前の注意点
DualSenseの機能は使えません。 触覚フィードバックやアダプティブトリガーは非対応です。これらの演出を前提に作られたゲームでは、手に伝わる情報が減ります。「PS5で使える=DualSenseと同じ体験ができる」わけではありません。
Bluetoothが無く、ドングルが必須です。 ドングルを失くすと接続できなくなります。PS5とPCで共用するなら、そのつど差し替えるかドングルの置き場所を決めておく必要があり、Bluetoothのように複数の機器へ同時にペアリングしておく使い方とは違います。スマホやタブレットで使う用途にも向きません。
有線版のWolverine V2は、PS5の代わりになりません。 元の記事では、予算を抑えたい人向けに有線版のWolverine V2を挙げていました。しかし、有線版Wolverine V2はXbox向けの製品で、PS5は対応機種に入っていません。PS5で使うつもりなら、名前が似ていても購入前に対応機種を確認してください。
評価は割れています。 2026年9月時点で5つ星のうち3.8(523件)は、この価格帯としては控えめな数字です。ボタンやスティックの耐久性、初期不良はどのコントローラーでも起こりうる問題で、個体差もあります。届いたらすぐ全ての入力を確認し、返品期間を過ぎる前に判断しましょう。
クリック音と好みの問題もあります。 メカタクタイルボタンのクリック感と音は、長所であると同時に好みが分かれる点です。静かな環境で遊ぶ人や、柔らかい押し心地が好きな人には合わない可能性があります。
型番とバリエーションを確認してください。 本記事の対象はモデル番号RZ06-04710100-R3G1です。色違いなどのバリエーションがある場合は、商品ページのタイトル・画像・型番が自分の欲しいものと一致しているかを確認してください。
よくある質問
Q. PS5で触覚フィードバックやアダプティブトリガーは使えますか?
A. 使えません。DualSense固有の機能には対応していません。
Q. PCやスマホにBluetoothで接続できますか?
A. 仕様上の接続方式はHyperSpeed Wireless(付属ドングル)のみで、Bluetoothの記載はありません。スマホでの利用は前提にしないでください。
Q. PS4で使えますか?
A. 対応機種はPS5とPCのみと記載されています。PS4での動作は前提にしないのが安全です。
Q. 有線版のWolverine V2とは何が違いますか?
A. 有線版のWolverine V2はXbox向けの有線コントローラーです。Wolverine V2 ProはPS5とPCに対応したワイヤレスモデルなので、PS5で使うならV2 Proを選ぶ必要があります。
Q. 価格はいくらですか?
A. 2026年9月30日時点のAmazon.co.jpで¥27,980でした。価格は頻繁に変わるため、購入前に商品ページで確認してください。





