この記事ではMSI PRO B850-P WIFI ATXマザーボード MB6693を詳しく紹介します。
概要
MSIのPROシリーズから、AMD B850チップセットを搭載したATXマザーボード「PRO B850-P WIFI」が登場しました。Socket AM5に対応し、Ryzen 9000/8000/7000シリーズCPUをフルサポート。DDR5メモリにも対応しており、最新のプラットフォームで高速なシステムを構築できます。 ホワイトシルバーのヒートシンクが特徴的で、どんなPCケースにも馴染むシンプルなデザインを採用。12フェーズのDRPS電源回路とリアI/Oまで延長された拡張ヒートシンクにより、Ryzen 9クラスのハイエンドCPUでも安定した動作が期待できます。 市場での立ち位置はミドルレンジ。B850チップセットはX870E/X870の下位にあたりますが、PCIe 5.0対応や十分なUSBポート、Wi-Fi 7搭載など、多くのユーザーにとって必要十分な機能を備えています。
互換性ガイド
CPUソケットはSocket AM5。Ryzen 9000シリーズ(Granite Ridge)、Ryzen 8000シリーズ(Phoenix)、Ryzen 7000シリーズ(Raphael)に対応します。メモリはDDR5のみで、DDR4は使用できません。最大DDR5-8200+(OC)までサポートし、4枚のDIMMスロットで最大192GBまで搭載可能です。 フォームファクターはATX。一般的なATXケースに収まります。電源コネクタは24ピンATXメイン、8ピンEPS、4ピンEPSの構成。ハイエンドCPUを使う場合は、EPS 8+4ピンを両方接続することを推奨します。 ストレージはM.2スロットが3基。1基目はPCIe 5.0 x4対応で、最新のGen5 SSDの速度を活かせます。2基目はPCIe 4.0 x4、3基目はPCIe 4.0 x2。さらにSATA 6Gbpsポートが4基あり、HDDや光学ドライブも接続可能です。 拡張スロットはPCIe 5.0 x16が1本、PCIe 4.0 x16が1本(x4動作)、PCIe 3.0 x1が2本。マルチGPU構成は非推奨ですが、1枚のハイエンドグラフィックスカードをPCIe 5.0で運用できます。
商品情報
発売時期は2024年後半。日本国内では正規代理店製品として販売されており、メーカー保証は3年間。価格帯は実売2.5〜3万円台で、B850マザーボードとしては標準的な価格設定です。 主要スペックをまとめると、チップセットはAMD B850、VRMは12フェーズDRPS、メモリはDDR5-8200+(OC)、ネットワークは5GbE有線LANとWi-Fi 7(Bluetooth 5.4)、オーディオは7.1ch HD Audio。USBポートはリアにType-C 2基(USB 3.2 Gen 2)を含む合計8基、フロントにもType-C 1基を含む9基を備えています。 市場での立ち位置はミドルレンジ。X870系と比較するとPCIeレーン数やUSB4非対応などの差がありますが、一般的なゲーミングPCやクリエイターPCには十分な機能を提供します。
おすすめユーザー
Ryzen 9000/7000シリーズでミドルハイクラスのゲーミングPCを組みたい方 B850チップセットはPCIe 5.0対応で、RTX 4070クラス以上のGPUと組み合わせても帯域不足になりません。DDR5メモリと組み合わせれば、最新ゲームを快適にプレイできます。 ただし、X870EのようなUSB4や大量のPCIeレーンが必要な方には物足りないかもしれません。 白を基調としたPCをテーマにしたい方 ホワイトシルバーのヒートシンクは、白いケースや白いグラフィックスカードとの相性が抜群です。シンプルなデザインなので、RGB過多になりたくない方にもおすすめです。 黒一色のPCパーツで統一したい方には、MSIのPRO B650シリーズなど黒モデルを検討しましょう。 Wi-Fi 7環境を先取りしたい方 本製品はWi-Fi 7(802.11be)に対応。対応ルーターがあれば、最大5.8Gbpsの高速無線通信が可能です。有線LANも5GbE対応で、NASとのファイル転送も高速です。 ただし、Wi-Fi 7ルーターはまだ高価なため、現時点ではWi-Fi 6Eで十分という方も多いでしょう。 安定性重視のクリエイターワークステーション 12フェーズの堅牢な電源回路と大型ヒートシンクにより、長時間のレンダリングやエンコードでも安定動作が期待できます。ECCメモリは非対応ですが、一般的なクリエイティブ用途には十分です。 本格的なワークステーション用途でECCメモリやIPMIが必要な方は、WRX90やThreadripperプラットフォームを検討してください。
購入前の注意点
B850チップセットはX870/X870Eと比較して、チップセット側のPCIeレーン数が少なく、USB4にも非対応です。マルチGPU構成や多数のNVMe SSDを同時にフル帯域で使いたい場合は、X870E搭載マザーボードを選んだほうがよいでしょう。 また、DDR5メモリのOC耐性はマザーボードのメモリトレース品質に依存します。本製品はDDR5-8200+(OC)まで対応とされていますが、実際にそこまで安定して動作するかはCPUのメモリコントローラー個体差やメモリ自体の品質に左右されます。高クロックメモリを購入する際は、QVLリストを確認することをおすすめします。 M.2スロットのうち、3基目のスロット(PCIe 4.0 x2)は帯域が半分になるため、高速なGen4 SSDを挿しても速度が制限されます。システムドライブには1基目(PCIe 5.0)または2基目(PCIe 4.0 x4)を使用しましょう。 ## よくある質問
Q: Ryzen 5 7600との組み合わせで、このマザーボードはオーバースペックですか? A: いいえ、適切な組み合わせです。Ryzen 5 7600は65Wの省電力CPUですが、本マザーボードの12フェーズVRMは余裕を持って駆動できます。将来的にRyzen 9 9950Xなどへのアップグレードも視野に入れられるので、長く使いたい方にもおすすめです。 Q: PCIe 5.0対応のグラフィックスカードは必須ですか? A: 必須ではありません。現在のRTX 40シリーズやRX 7000シリーズはPCIe 4.0 x16で動作し、PCIe 5.0にしてもゲーム性能に大きな差は出ません。ただし、将来のGPUアップグレードに備えてPCIe 5.0スロットがあるのは安心材料です。 Q: 付属品にM.2用のネジは含まれていますか? A: 本製品はEZ M.2 Clip IIを採用しており、ネジやドライバーを使わずにM.2 SSDを固定できます。付属品には3つのEZ M.2 Clip IIとリムーバーが含まれています。ネジ式ではないので、従来のネジを探す必要はありません。
商品情報
(Amazon参照)
- メーカー名: MSI
- 販売元: Amazon.co.jp
- 出荷元: Amazon.co.jp
- ASIN: B0BVWB869H
- 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。





