この記事ではGLORIOUS GMMK 2 コンパクト TKL (65%) ベアボーンズ ISO ブラック。を詳しく紹介します。
概要
GLORIOUS GMMK 2 コンパクト TKL (65%) ベアボーンズ ISO ブラックは、スイッチとキーキャップが付属しない「ベアボーンキット」です。結論から言うと、これは完成品のゲーミングキーボードを探している人向けの製品ではなく、打鍵感を自分で決めたい人のための土台です。5ピン対応のホットスワップソケットを備えるため、はんだ付けをせずにスイッチを差し替えられます。
仕様表にある通り、レイアウトは65%(68キー・ISO配列)、接続はUSB-Cの有線のみ、キーごとに1680万色のRGBバックライトを持ち、Nキーロールオーバー(NKRO)に対応します。トップフレームはアルミニウムのブラッシュ仕上げで、プラスチック筐体のエントリー機と比べると剛性感がはっきり違います。潤滑済みスタビライザーと内部フォームが最初から入っているため、いわゆる「開封してすぐMOD」をしなくてもある程度整った打鍵音が出ます。
Amazon.co.jp のレビューは15件で星4.2(好評率84%)です。母数が15件と少ないので、この数字は「大きな地雷は報告されていない」程度の意味に留め、絶対的な評価としては読まないほうが安全です。
互換性ガイド
購入前に確認すべき互換性を、失敗しやすい順に整理します。
| 項目 | 仕様 | 注意点 |
|---|---|---|
| レイアウト | 65% / 68キー / ISO配列 | JIS配列ではない。Enterが縦長、左Shiftが短い |
| スイッチソケット | 5ピンホットスワップ (Cherry MX互換) | 3ピンスイッチも装着可。5ピン用の穴があるだけ |
| キーキャップ規格 | Cherry MX互換ステム(十字軸) | ISO用Enter・短い左Shiftを含むセットが必要 |
| 接続 | USB-C(有線) | Bluetooth・2.4GHz無線は非対応 |
| 対応OS | Windows / macOS / Linux | 設定ソフトのGlorious COREはWindows/macOS向け |
| バックライト | キーごとRGB(1680万色) | 光を通すキーキャップでないと側面発光のみ |
最大の落とし穴はキーキャップです。ISO配列は米国のANSI配列と物理形状が違い、Enterキーが縦2段にまたがる逆L字型、左Shiftが1つ短く、その右隣に追加キーが1つ入ります。市販のキーキャップセットには「ISO対応キー同梱」と明記されたものと、ANSI専用のものがあります。ANSI専用セットを買うとEnterと左Shiftが埋まらず、そこだけ裸のスイッチが残ります。購入時は必ずISO Enterと短い左Shiftが含まれるかを確認してください。
スイッチ側の互換性は広く、Cherry MX、Gateron、Kailh、Glorious Panda など十字ステムのメカニカルスイッチであれば基本的に装着できます。5ピンソケットは3ピンスイッチも受け入れるので、手持ちのスイッチを流用する場合も心配は要りません。逆に、ロープロファイル軸や光学式(オプティカル)スイッチ、静電容量無接点方式は形状・信号方式が異なるため使えません。
接続は有線のみです。仕様の「USB-C(有線)」がすべてで、無線化するオプションはありません。ケーブルを机から消したい人、複数デバイスをBluetoothで切り替えたい人は、この時点で候補から外してください。
OSはWindows / macOS / Linux で動作します。キー入力自体はUSB HIDとして認識されるためドライバ不要ですが、キーマップ変更・マクロ・RGB制御を行うGlorious COREソフトウェアはWindowsとmacOSが前提です。Linuxで使う場合、キーボードとしては問題なく動くものの、設定変更は別OSで済ませてからボードに書き込む、という運用になる点は理解しておいてください。
商品情報
仕様面をあらためて文章で整理します。レイアウトは65%(68キー、ISO配列)。テンキーとファンクション列を省きつつ矢印キーを残す構成で、フルサイズからの乗り換えでも矢印の位置で迷いにくいのが65%の利点です。F1〜F12はFnキーとの同時押しで入力します。スイッチソケットは5ピンホットスワップ対応(Cherry MX互換)、接続インターフェースはUSB-Cの有線、キーロールオーバーはNKROで同時押しの取りこぼしがありません。バックライトはキーごとの1680万色RGB、フレーム素材はアルミニウムのブラッシュ仕上げです。
価格は Amazon.co.jp で 2026年9月10日取得時点で ¥15,151 でした。キーボードの価格は在庫状況やセールで頻繁に動くため、この金額はあくまで取得時点のものとして参照し、購入時は商品ページで最新価格を確認してください。eBay など海外マーケットプレイスにも出品はありますが、価格は出品ごとにばらつきます。
見落としやすいのは、これが「本体だけの価格」だということです。ベアボーンキットなので、別途スイッチ68個分とISO対応キーキャップセットが必要になります。スイッチは1個あたり数十円〜数百円、キーキャップセットは数千円〜1万円台が一般的な相場なので、実際に使える状態にするまでの総額は本体価格に1万円前後が上乗せされると見ておくと現実的です。「1万5千円のキーボード」として予算を組むと、確実に足が出ます。
レビューは Amazon.co.jp で15件、平均星4.2(好評率84%)。カスタムキーボードのベアボーンキットはそもそも購入者数が限られるため、レビュー数千件の完成品ゲーミングキーボードと同じ感覚で件数を比べても意味がありません。
競合製品との比較
同じ価格帯・同じ用途で比較されやすいのは、Keychron のカスタム系ラインです。Keychron Q1 Pro や V1 は75%レイアウトでノブ付きモデルがあり、QMK/VIA に対応するためファームウェア側でキーマップを自由に書き換えられます。ソフトウェア依存を嫌う人、Linuxを主環境にする人にとっては、QMK対応は明確な優位点です。一方GMMK 2は専用ソフトのGlorious COREを使う方式なので、対応OSの制約を受けます。
レイアウトの差も判断材料です。65%(68キー)はデスクを最も広く使える構成のひとつで、マウスを大きく振るFPS用途とは相性が良い一方、Deleteキーや矢印周辺の余裕は75%に劣ります。数字入力や矢印の多用が業務に含まれるなら、75%や84キー級のほうが後悔しにくいでしょう。
ゲーム性能そのものを最優先するなら、近年はホールエフェクト(磁気式)スイッチにラピッドトリガーを組み合わせたモデルが選択肢に入ります。ただしそれらは基本的にスイッチ固定・交換不可で、打鍵感を後から変える自由はありません。GMMK 2の価値は反応速度の最先端ではなく、「スイッチを何度でも変えられること」にあります。この軸がどうでもいい人にとっては、同価格の完成品を買ったほうが満足度は高くなります。
組み立てと実際の使い方
ベアボーンキットとはいえ、組み立て工程は難しくありません。スイッチをプレートの穴に真上から差し込み、カチッと止まるまで押し込む。これを68回繰り返し、最後にキーキャップを被せるだけです。付属のスイッチプラーとキーキャッププラーがあるので、追加の工具は基本的に不要です。作業時間は初回でも30分〜1時間程度を見ておけば足ります。
唯一気をつけるべきはスイッチのピン曲がりです。スイッチ底面の金属ピンが少しでも曲がった状態で押し込むと、ソケットに刺さらず内側に折れ曲がり、そのキーだけ反応しません。差し込む前にピンが2本ともまっすぐ平行になっているかを目視し、斜めに入れず垂直に押すこと。もし特定のキーだけ入力されない場合は、まずスイッチを抜いてピンの状態を確認してください。ホットスワップ機のトラブルの大半はこれです。
潤滑済みスタビライザーと内部フォームが入っているため、SpaceやEnterといった長いキーのガチャつきは抑えられています。それでも「無改造で高級カスタムキーボードと同じ音」までは行きません。テープMODやフォーム追加でさらに詰められる余地がある、という前提で見るのが正しい期待値です。
おすすめユーザー
- キーボード自作を始めたい初心者 — はんだ付けが不要で、付属プラーだけで組み上がります。失敗してもスイッチを抜き直せばやり直せるので、最初の1台として риск が小さい選択です。
- 打鍵感を頻繁に変えたい人 — ゲーム用にリニア、文章入力用にタクタイル、といった入れ替えが数分で終わります。スイッチを買い集める趣味がある人ほど元が取れます。
- デスクを広く使いたい人 — 65%(68キー)でテンキーとファンクション列がない分、マウスを振るスペースが確保できます。アルミフレームで剛性があるため、押し込んでもたわみません。
- ISO配列に慣れている人 — UK英語や北欧言語などISOレイアウトを日常的に使う環境に向きます。逆にJIS配列やANSI配列が前提の人には勧めません。
- 有線で問題ない人 — 遅延やバッテリー残量を気にしたくない、常時デスクで使うという運用なら、有線であることはむしろ利点です。
購入前の注意点
スイッチもキーキャップも入っていません。 これが最も多い勘違いです。商品名の「ベアボーンズ」がそれを意味しています。届いた箱を開けても、押せるキーは1つもありません。スイッチ68個とISO対応キーキャップセットを同時に手配しておかないと、届いた日には何もできない状態になります。
ISO配列であることを軽く見ないでください。 日本国内で流通するキーキャップセットの多くはANSI(US)配列前提で、ISOのEnterと短い左Shiftが入っていません。また普段JIS配列を使っている人がISOに移ると、記号の位置がキートップの刻印と一致しなかったり、変換・無変換キーが無いためIME切り替えの手順を変える必要が出てきます。「英字配列に慣れているからISOでも大丈夫」とは限らない、という点は強調しておきます。
無線は一切ありません。 仕様は USB-C の有線のみです。将来的に無線化するアップグレードパスも用意されていません。ケーブルレスを重視するなら別のモデルを選んでください。
Amazon の販売ページの登録情報には注意してください。 この商品はメーカーがGLORIOUS、販売元・出荷元が第三者ストアという形態で掲載されています。マーケットプレイス出品では、在庫状況によって価格が大きく動くほか、商品ページに登録されたレイアウト(ISO / ANSI / JIS)やカラーの表記が実際の在庫と食い違うことがまれにあります。注文前に、商品画像のEnterキーの形状(ISOなら逆L字型)とタイトルの表記が一致しているかを自分の目で確認してください。届いてから配列が違うと気づくと、ベアボーンの場合はキーキャップも買い直しになります。
期待値の調整も必要です。 アルミトップフレームとはいえ、ケース全体が削り出しの高級カスタムキーボードとは構造が違います。1万5千円台のキットに、5万円級のガスケットマウント機と同じ打鍵感を求めると落胆します。「この価格でホットスワップとアルミトップと潤滑済みスタビが揃う」ことが評価点です。
よくある質問
Q. スイッチとキーキャップを含めて、結局いくらかかりますか。 A.
本体は2026年9月10日取得時点で ¥15,151 でした。これに68個分のスイッチとISO対応キーキャップセットが加わります。スイッチとキーキャップの相場には幅がありますが、標準的な選択なら本体価格に1万円前後の上乗せを見込んでおくと計画が崩れません。
Q. 日本語(JIS)配列で使えますか。
A. この製品はISO配列の基板とプレートです。物理的にJIS配列のキー数・キー形状にはならないため、JIS配列として使うことはできません。JIS配列が必須なら別モデルを検討してください。
Q. 3ピンのスイッチも使えますか。
A. 使えます。5ピン対応というのは「5ピンスイッチのプラスチック脚を受ける穴もある」という意味で、接点は中央の金属ピン2本です。3ピン(プレートマウント用)スイッチもそのまま挿さります。
Q. ソフトウェアを入れないと使えませんか。 A.
いいえ。USB接続すれば標準的なキーボードとして即座に認識され、Windows / macOS / Linux のいずれでもタイピングできます。Glorious COREが必要になるのは、キーマップの変更、マクロ登録、RGBの細かな設定を行う場合だけです。
Q. 特定のキーだけ反応しません。故障ですか。 A.
多くの場合はスイッチのピン曲がりです。そのスイッチを抜いて底面の金属ピン2本がまっすぐか確認し、曲がっていればピンセットで慎重に戻してから、垂直に押し込み直してください。それでも直らない場合に初めてソケット側の不良を疑います。
Q. ゲーム用途で同時押しの取りこぼしはありますか。
A. NKRO(Nキーロールオーバー)に対応しているため、同時押しの取りこぼしは基本的に起きません。
商品情報
(Amazon参照)
- メーカー名: GLORIOUS
- 販売元: ゆづきストア
- 出荷元: ゆづきストア
- ASIN: B096DH3PGW
- 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。





