ゲーム概要
『Dishonored: 超常能力を持つ暗殺者、復讐の物語』は、女帝殺害の濡れ衣を着せられた元護衛コルヴォとなり、捕鯨産業で栄えた都市ダンウォールを進む一人称視点のステルスアクションです。2012年10月9日に発売され、開発はArkane Studios、販売はBethesda Softworksが担当しています。
基本の流れは、拠点で標的や情勢について情報を集め、広い攻略エリアへ潜入し、任務を終えて帰還するというものです。ただし、目的地までの道筋や標的の処理方法は一本に決められていません。屋根や配管を伝って警備を避ける、能力で距離を詰める、正面から武器を使うなど、同じ場所でも装備と発想によって異なる攻略が成立します。
ダンウォールと復讐の物語
舞台となるダンウォールでは、スチームパンク風の機械技術と異世界由来の力が同時に存在しています。疫病と政治的混乱が都市を覆うなか、コルヴォは女帝殺害の真相を追い、自分を陥れた勢力と対峙します。豪華な邸宅、荒れた街区、工業施設といった場所の違いから、都市内部の格差や統治の状況も読み取れる構成です。
物語は復讐を動機としていますが、標的を必ず殺さなければならないゲームではありません。会話や書類、周辺人物から得た情報を手掛かりに、別の解決策を探せる場面があります。任務の達成だけでなく、どのような手段を選んだかが街の雰囲気や後の展開に影響するため、プレイヤー自身の行動が物語の一部になります。
超常能力と立体的な潜入
代表的な能力の一つが、短い距離を素早く移動するブリンクです。単なる高速移動ではなく、見張りの視線を横切る、通常は届きにくい足場へ上がる、戦闘中に間合いを変えるといった複数の用途があります。地上の通路だけを探すのではなく、上方の梁、窓、屋根、足場も経路として観察することが攻略の鍵です。
ほかにも生物や人物への憑依、時間へ干渉する力などがあり、武器やガジェットと組み合わせられます。能力は万能な正解ではなく、消費する資源や周囲の警備を考えて使う必要があります。敵を倒すためだけでなく、発見される前に危険地帯を抜ける道具として扱うと、本作らしい自由度がよく分かります。
剣や銃を使う直接戦闘も可能ですが、多人数に囲まれると対応は簡単ではありません。警報装置、罠、巡回経路を事前に確認し、見つかった場合の退路まで考えておくと安定します。ステルスと戦闘を完全に分けるのではなく、侵入は静かに行い、失敗した場面だけ素早く切り抜けるといった混成スタイルも選べます。
選択とカオスの考え方
敵を多く殺す進め方と、発見や殺害を抑える進め方では、街や人物の反応が変化します。これは単純な善悪選択画面ではなく、各任務で積み重ねた行動が全体へ反映される仕組みです。強力な攻撃手段を使う爽快感と、被害を抑えて状況を制御する難しさのどちらを取るかが、プレイ方針になります。
初回から完全な非殺傷や未発見にこだわると、探索よりやり直しの時間が長くなりがちです。まずは見つかっても続行し、利用できる経路や能力の性質を覚える遊び方も適しています。一方、各エリアを理解した後の再プレイでは、以前使わなかった侵入口や標的の処理方法を試せるため、同じ任務にも違った緊張感が生まれます。
動作環境の目安
Steamに記載された最低要件は、Windows VistaまたはWindows 7、3.0 GHzのデュアルコア以上、メモリ3 GB、空き容量9 GBです。GPUはDirectX 9対応かつ512 MB以上のビデオメモリが必要で、目安としてNVIDIA GeForce GTX 460またはATI Radeon HD 5850が挙げられています。現在の基準では比較的軽い構成ですが、これは最低要件であり、解像度や画質設定ごとの性能を保証する数値ではありません。
推奨要件は与えられたデータに含まれていないため、具体的なCPUやGPUを推奨構成として断定することはできません。また、記載OSが古いため、現行Windowsで遊ぶ場合は、ドライバーや互換性、画面解像度に関する設定をSteamの商品ページや利用環境で確認してください。ノートPCではGPU名だけでなく、DirectX対応状況と専用ビデオメモリも確認すると判断しやすくなります。
評価・レビュー傾向
Dishonoredは、発売後も長期にわたって高い評価を保っている作品です。特に支持されやすいのは、能力と地形を組み合わせられる潜入の自由さ、ダンウォールの濃密な美術、殺傷と非殺傷の両方を認める任務設計です。正解の経路を探すというより、自分の方法がそのまま攻略になる点が強みです。
一方で、最高の結果を狙うほど頻繁なセーブとやり直しに頼りやすいことや、物語を急いで追うと環境内の情報を見落としやすい点は好みが分かれます。派手な銃撃戦だけを期待すると、警備を観察しながら経路を組み立てる時間を遅く感じる可能性があります。自由度の高さは、目的地を常に細かく誘導してほしい人にとっては迷いやすさにもなります。
こんな人におすすめ
本作は、敵の配置を観察し、自分で侵入経路を考えることが好きな人に向いています。超常能力を戦闘技としてだけでなく、移動や回避にも応用したい人、選択が後の展開へ影響するゲームを繰り返し遊びたい人とも相性が良好です。スチームパンク風の都市、美術から背景を読み取る環境ストーリーテリング、暗い復讐劇を重視する人にも勧めやすい作品です。
注意点・向かない人
与えられた対応言語データには英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語が記載されていますが、日本語は含まれていません。会話、文書、任務の補足情報を読むことが攻略や世界理解につながるため、日本語対応が必須の人は購入前に現在の商品ページで対応状況を確認してください。
一本道のアクション、常に派手な戦闘が続く進行、迷いにくい強い誘導を求める人には向きにくい作品です。また、被害を抑えた結果を望む場合は、強力な攻撃能力を自由に使う遊び方との間で割り切りが必要になります。なお、元データにはマルチプレイヤーという記載もありますが、本作の中心はコルヴォを操作する一人用体験として紹介されています。購入時はエディション名、対応言語、プレイ人数を商品ページ上で改めて確認してください。





