製品概要

ASUS ROG RYUJIN III 360 ARGBは、ハイエンドCPU向けに設計された360mmサイズのAIO(オールインワン)水冷CPUクーラーです。最大の特徴は、ウォーターブロックに搭載された3.5インチのLCDディスプレイ。システム情報の表示やカスタム画像・アニメーションの再生が可能で、PC内部を自分好みに演出できます。

冷却性能は、38mm厚のラジエーターと3基の120mm ARGBファン(ROG MF-12S)により、Intel Core i9やAMD Ryzen 9といったハイエンドCPUでも安定した動作を実現。ポンプは第7世代Asetek設計を採用し、静音性と耐久性を両立しています。

主な特徴

  • 3.5インチLCDディスプレイ:ウォーターブロック上にCPU温度、クロック、ファン回転数などをリアルタイム表示。カスタム画像やGIFも設定可能。
  • 第7世代Asetekポンプ:高効率で静音なポンプ設計。最大3600 RPMの可変制御に対応。
  • 38mm厚ラジエーター:標準的な27mm厚より厚く、放熱面積を拡大。高TDP CPUでも余裕の冷却。
  • ROG MF-12S ARGBファン:静圧3.0 mmH2O、風量70 CFM。PWM制御で800~2200 RPMの範囲で動作。
  • アドレサブルRGB対応:ファンとポンプヘッドのRGBはASUS Aura Syncに対応し、他のROG製品とライティングを同期可能。

相性・互換性ガイド

  • 対応ソケット:Intel LGA1700 / LGA1200 / LGA115x、AMD AM5 / AM4。最新のIntel Core Ultra(Arrow Lake)およびAMD Ryzen 9000シリーズにも対応。
  • ケース互換性:360mmラジエーターを搭載可能なケースが必要。ラジエーターサイズは394mm(長さ)×120mm(幅)×38mm(厚さ)。多くのミドルタワー以上で対応可能ですが、厚さ38mmのため、ケースのラジエーター取付スペースに余裕があるか事前に確認してください。
  • メモリ干渉:ポンプヘッドはロープロファイル設計ではありませんが、一般的なATXマザーボードではメモリスロットとの干渉はほとんどありません。ただし、大型ヒートシンク付きメモリを使用する場合は、ポンプヘッドの向きを調整できるため問題になりにくいです。
  • 電源コネクター:ポンプはSATA電源と4ピンPWMファンヘッダー、ファンは4ピンPWM。マザーボードに十分なファンヘッダーがあることを確認してください。

こんな構成に最適

  • ハイエンドゲーミングPC:Intel Core i9-14900KやAMD Ryzen 9 7950Xなど、発熱の大きいCPUを冷却しながら、LCDディスプレイでシステムステータスを常時確認したいユーザー。
  • クリエイターワークステーション:長時間のレンダリングや動画編集でCPU負荷が高い場合も、安定した冷却性能を発揮。
  • カスタムPCビルド:Aura Sync対応のROG製品と組み合わせて、統一感のあるRGBライティングを楽しみたい方。

アップグレード時の注意点

  • ケースのラジエーター取付位置を事前に確認:厚さ38mmのため、標準的な27mm厚ラジエーター用のスペースではファンと干渉する可能性があります。ラジエーター+ファンの合計厚さは約88mm(38mm+25mm×2)になるため、ケースのクリアランスを確認してください。
  • ポンプヘッドの向き:LCDディスプレイの向きはソフトウェアで調整可能ですが、チューブの取り回しに注意。ケース上部にラジエーターを設置する場合、チューブがCPU周辺のVRMヒートシンクやメモリに干渉しないように配置してください。
  • ボトルネックの心配は不要:水冷クーラーはCPUの性能を引き出すためのものであり、ボトルネックにはなりません。ただし、CPUのTDPに対して冷却能力が不足するとサーマルスロットリングが発生するため、Core i9/Ryzen 9クラスには360mmクラスを推奨します。
  • PSU容量への影響:水冷クーラー自体の消費電力はわずか(ポンプ+ファンで約10W)であり、システム全体の電源容量に影響しません。ただし、ハイエンドCPU+GPU構成では850W以上の電源を推奨します。