概要
Asus ROG MAXIMUS Z790 EXTREMEは、Intel第12・13・14世代Coreプロセッサに対応する最上位クラスのマザーボードです。ソケットはLGA1700、チップセットはZ790を採用し、最大192GBのDDR5メモリを搭載可能。EATXフォームファクターで拡張性と冷却性能を両立しています。この製品は、オーバークロックや水冷環境を前提としたハイエンドゲーミングPCを目指す方に最適な一枚です。
Z790チップセットの強みを最大限に活かし、PCIe 5.0対応のグラフィックボードやNVMe SSDを複数接続できます。また、ROGシリーズならではの強化されたVRM回路やネットワーク機能も魅力。大量のUSBポートやThunderboltヘッダーなど、豊富なインターフェースを備えています。
価格は約44,500円(2026年9月時点)で、同クラスの競合製品と比べてもコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。
互換性ガイド
- CPUソケット: LGA1700(Intel Core i9-14900K / i7-14700K / i5-14600Kなど)
- メモリ規格: DDR5(最大192GB、オーバークロック時8000MT/s以上対応)
- フォームファクター: EATX(305mm×277mm)※通常のATXケースでは非対応の場合あり
- 電源要件: EPS 12V 8ピン×2 + ATX 24ピン(ハイエンドCPU+GPU構成では850W以上の電源推奨)
- ストレージI/F: M.2スロット(PCIe 5.0×4対応は1基、最大5基)+SATA 6Gbps×6
- PCIe: PCIe 5.0 x16×2(GPU用)、PCIe 4.0 x16×1
実際に組み込む際は、ケースのEATX対応状況を必ず確認してください。大型CPUクーラーや背の高いメモリヒートシンクとの干渉も考慮が必要です。また、Thunderbolt 4ヘッダーやUSB 3.2 Gen 2x2フロントパネルコネクタを活かすには、対応するケースが必要です。
商品情報
このマザーボードは2022年後半に発売され、現在も現行品として流通しています。市場での立ち位置は明らかに「ハイエンド」で、その理由は20+1フェーズのVRM(90Aパワーステージ)、Marvell AQtion 10Gb LAN+Intel 2.5Gb LANのデュアル有線LAN、WiFi 6E、そしてROG DIMM.2モジュールによる拡張M.2スロットなど、最先端の機能を搭載するからです。保証期間は通常3年間(Asusの標準ポリシー)。販売経路は家電量販店や主要通販サイトで、44,500円という価格はハイエンドZ790としては抜群のコストパフォーマンスを示しています。
おすすめユーザー
- オーバークロックを極めたい上級者
20+1フェーズの強力なVRMと、完全デジタル電源制御により、Intel Core i9-14900KのようなハイエンドCPUも安定動作させられる。液冷や極冷環境で最高クロックを狙うのに最適です。予算が限られている方や簡易水冷で十分なユーザーにはオーバースペックかもしれません。 - マルチGPU構成のクリエイター
2基のPCIe 5.0 x16スロット(x16/x8動作)と、SLI/CrossFire対応(非公式ながら)により、GPUを複数枚使ったレンダリングや機械学習ワークステーションとしても活用可能。ただし、最新GPUはシングルで十分な性能を持つため、一般ユーザーには不要でしょう。 - ストレージを大量に接続したいユーザー
5基のM.2スロット(うち1基はPCIe 5.0対応)と6基のSATAポートにより、NVMe SSDやHDDを多数搭載できる。大容量ファイルを扱う動画編集者やデータ分析者に向いています。Mini-ITXケースで組む方にはフォームファクターが合いません。 - 長期間アップグレードせずに使い続けたい方
Z790はIntel第12~14世代までサポートし、DDR5やPCIe 5.0といった次世代規格に対応済み。数年後もCPUやGPUを交換して使い続けられる基盤として優秀です。ただし、次世代Arrow Lake(LGA1851)には非互換です。
購入前の注意点
最大の注意点はEATXサイズであること。多くのミドルタワーケースはATXまでしか対応しておらず、このマザーボードを収めるにはEATX対応のフルタワーケースまたは大型ミドルタワーが必要です。また、VRMヒートシンクが高く、一部の空冷CPUクーラーと干渉する可能性があります。高さ制限を確認してください。
メモリはDDR5専用であり、DDR4は使用できません。また、オーバークロック時の安定性を求めるなら、QVLリストに載ったメモリキットを推奨します。予算重視のビルドには明らかにオーバースペックで、B760チップセットのマザーボードで十分なケースがほとんどです。
競合としてはGIGABYTE Z790 AORUS XTREMEやMSI MEG Z790 GODLIKEが挙げられますが、いずれも価格帯が異なり、本製品は比較的リーズナブルなフラッグシップと言えます。
よくある質問
Q: Core i5-14600Kとの組み合わせはオーバースペックですか?
A: 用途次第です。ゲーミングメインならi5でも十分ですが、このマザーボードのVRMや拡張性はi9向けです。予算に余裕があり、将来i9へアップグレードする可能性があれば無駄ではありません。ただし、予算をGPUに回す方がゲーム性能は向上するため、バランスを考慮してください。
Q: PCIe 5.0対応SSDは何枚まで使えますか?
A: M.2スロットのうち1基(CPU直結)はPCIe 5.0 x4対応、残りはチップセット経由でPCIe 4.0 x4となります。最大5枚のM.2 SSDを搭載可能です。
Q: このマザーボードにWindows 11は問題なくインストールできますか?
A: はい、TPM 2.0とセキュアブートに対応しており、Windows 11のシステム要件を満たしています。UEFI設定から簡単に有効化できます。




