概要
Asus ROG CROSSHAIR X670E HEROは、AMD Ryzen 7000/8000/9000シリーズに対応するATXフォームファクターのハイエンドマザーボードです。チップセットにはX670Eを採用し、PCIe 5.0対応の拡張スロットとストレージインターフェースを備えています。最大192GBのDDR5メモリをサポートし、オーバークロックにも十分な余裕を持たせた設計です。
このマザーボードは、ゲーミングやクリエイティブワークを最高水準でこなしたいユーザーに向けて作られています。ROGブランドならではの高品質なVRM回路やネットワーク機能、オーディオ回路が特徴で、長期にわたって主力PCの基盤として活躍します。
市場での立ち位置は明らかにハイエンド帯です。競合するX670E搭載マザーボードの中でも、ROG CROSSHAIRシリーズはオーバークロッカーやハイエンドゲーマーから高い支持を得ています。
互換性ガイド
ソケットはAMD AM5のみ対応です。Ryzen 7000シリーズ(Phoenix / Raphael)、8000シリーズ(Phoenix 2)、9000シリーズ(Granite Ridge)のいずれも問題なく搭載できます。メモリはDDR5のみ対応で、DDR4は使用できません。最大192GB(4スロット)まで実装可能で、EXPOプロファイルにも対応しています。
フォームファクターはATXです。対応するPCケースはATX対応のものであれば基本的に問題ありませんが、ケーブル管理やエアフローを考慮するとミドルタワー以上のサイズが推奨されます。電源コネクタはメイン24ピンに加え、CPU補助電源として8ピン×2が必要です。推奨電源容量は650W以上ですが、ハイエンドGPUを組み合わせる場合は850W以上を推奨します。
ストレージインターフェースはM.2スロットを複数備え、そのうち2基はPCIe 5.0 x4に対応しています。SATAポートも4基あり、大容量ストレージの増設にも困りません。
商品情報
発売時期は2022年秋で、現在も販売が継続されているロングセラーモデルです。市場想定価格は約8万円台後半から9万円台ですが、本稿執筆時点ではYahoo!ショッピングで82,900円で販売されているのを確認しています。保証期間はメーカー標準の3年間です。
この製品はハイエンド帯に位置します。X670EチップセットはAMDのフラッグシップチップセットであり、PCIe 5.0対応の拡張性と豊富な接続端子を備えています。競合のX670やB650と比較すると、より多くのPCIeレーンと高速インターフェースを利用できる点が強みです。
おすすめユーザー
- ハイエンドゲーマー: 最新のRyzen 9000シリーズと組み合わせて、PCIe 5.0対応のGeForce RTX 50シリーズを搭載すれば、4K高リフレッシュレート環境を構築できます。このマザーボードの堅牢なVRMは、高負荷時でも安定した電源供給を実現します。ただし、予算を抑えたい方やミドルレンジのCPUを使う予定の方にはオーバースペックです。
- クリエイター: 動画編集や3Dレンダリングなど、マルチコア性能と大容量メモリを必要とするワークロードに最適です。PCIe 5.0 M.2スロットを活用すれば、超高速なストレージ環境を構築でき、作業効率が大幅に向上します。一方、軽めのオフィス作業やWebブラウジングがメインの方には、より安価なB650マザーボードで十分です。
- オーバークロッカー: ROG CROSSHAIRシリーズは、BIOSの細かな設定項目やハードウェアレベルの制御機能が豊富です。メモリのタイミング調整やCPUの電圧チューニングを本格的に行いたいユーザーに適しています。ただし、オーバークロックに興味がない方には、このマザーボードの機能を活かしきれないでしょう。
購入前の注意点
このマザーボードはAM5ソケット専用です。Intel CPUや従来のAM4 CPUは搭載できません。また、DDR5メモリのみ対応のため、DDR4メモリを流用することはできません。購入前に、所有しているメモリがDDR5であることを必ず確認してください。
価格帯が約8万円と高額なため、予算が限られている場合はB650チップセット搭載のマザーボードを検討するのも一手です。B650でもPCIe 5.0対応のM.2スロットを備えたモデルはあり、ゲーミング用途では十分な性能を発揮します。
また、このマザーボードはATXサイズのため、小型のMini-ITXケースには収まりません。購入前にケースの対応フォームファクターを確認してください。
よくある質問
Q: Ryzen 5 7600との組み合わせは適切ですか?
A: 技術的には問題なく動作しますが、マザーボードの価格に対してCPUがやや安価なため、コストパフォーマンスのバランスは良くありません。Ryzen 7 7800X3DやRyzen 9 7950Xなど、よりハイエンドなCPUとの組み合わせを推奨します。
Q: PCIe 5.0対応のグラフィックボードは必須ですか?
A: 必須ではありません。PCIe 4.0対応のグラフィックボードも問題なく動作します。ただし、将来PCIe 5.0対応のGPUにアップグレードする際に、このマザーボードなら最大限の性能を引き出せます。
Q: このマザーボードでメモリオーバークロックは簡単ですか?
A: ROG CROSSHAIRシリーズは、BIOSのメモリ関連設定が非常に充実しています。EXPO対応メモリならワンクリックでプロファイルを適用でき、手動での細かいチューニングも可能です。ただし、初心者の方はまずEXPOプロファイルから始めることをおすすめします。




