製品概要

ASRock Z890 Taichiは、Intel Core Ultraプロセッサ(Arrow Lake)向けの最上位Z890チップセットを搭載したATXマザーボードです。26フェーズの強力なVRM設計と高度な冷却ソリューションにより、安定したオーバークロック性能を発揮します。また、PCIe 5.0対応の拡張スロットや最大3基のPCIe 5.0 M.2スロットを備え、最新のストレージとグラフィックスをフル活用できます。

主な特徴

  • 26フェーズ(20+1+1)のSPS(Smart Power Stage)VRM設計 — 高負荷でも安定した電力供給
  • デュアルPCIe 5.0 x16スロット(x16/x8動作) — 最新GPUとマルチGPU構成に対応
  • 最大3基のPCIe 5.0 M.2スロット(ヒートシンク付き) — 超高速NVMe SSDを複数搭載可能
  • 5G LAN + Wi-Fi 7(BE200)搭載 — 高速有線・無線ネットワーク
  • プレミアムオーディオ(Realtek ALC4082 + ESS SABRE9218 DAC) — 高音質なサウンド出力

相性・互換性ガイド

  • ソケット: LGA1851(Intel Core Ultra 200シリーズ専用)。LGA1700クーラーは互換性がありますが、メーカーによっては新しいマウントキットが必要な場合があります。
  • メモリ: DDR5のみ対応。最大192GB(4スロット)、XMP/EXPOプロファイル対応。定格はDDR5-6400+(OC時)。
  • フォームファクタ: ATX(305mm x 244mm)。標準的なATXケースに適合しますが、ケーブル管理スペースに余裕のあるミドルタワー以上を推奨します。
  • PCIe: PCIe 5.0 x16スロット2基(1基目はCPU直結、2基目はチップセット経由でx8動作)。マルチGPU(NVIDIA SLI非対応、AMD CrossFireは非公式)は可能ですが、2枚目の帯域がx8に制限される点に注意してください。
  • ストレージ: M.2スロットは4基(3基がPCIe 5.0 x4、1基がPCIe 4.0 x4)。SATAポートは8基。PCIe 5.0 SSDを使用する場合、ヒートシンクの高さに注意(干渉を避けるため)。
  • 電源: メインATX 24ピン + CPU補助8ピン×2。推奨PSU容量は850W以上(ハイエンドGPU構成の場合)。

こんな構成に最適

  • ハイエンドゲーミングPC: Core Ultra 9 285K + RTX 5090/5080の組み合わせで、4K最高設定ゲームを快適に。
  • クリエイターワークステーション: 動画編集や3Dレンダリング向けに、複数PCIe 5.0 SSDと大容量DDR5メモリを活用。
  • オーバークロック愛好家: 強力なVRMと詳細なBIOS設定により、CPUとメモリの限界に挑戦。

アップグレード時の注意点

  • CPUクーラー互換性: LGA1851はLGA1700と同一の取り付け穴位置のため、多くのLGA1700クーラーがそのまま使えます。ただし、メーカーによっては新しいリテンションキットが必要な場合があるので、事前に確認しましょう。
  • ボトルネック: Core Ultra 5 245Kとの組み合わせでは、マザーボードの機能が過剰になる可能性があります。予算に余裕があれば、CPUも上位モデルを検討してください。
  • 過剰スペック: ミドルレンジGPU(RTX 5060など)を使う場合、Z890のPCIe 5.0やWi-Fi 7はオーバースペック気味です。B860チップセットのマザーボードでも十分な場合があります。
  • 将来のアップグレード: LGA1851はArrow Lake世代のみ対応と予想されます。次世代CPUへのアップグレードは期待できません。その点を考慮して投資判断を。