ゲーム概要

Total War: WARHAMMER – 古き世界で伝説を築き上げよは、ターン制の国家運営とリアルタイムの大規模戦闘を組み合わせたファンタジー戦略ゲームです。CREATIVE ASSEMBLYが開発し、SEGAがパブリッシュしました。2016年5月24日にリリースされ、シングルプレイヤーとオンラインPvPに対応しています。

基本の流れは、キャンペーンマップで都市を発展させ、軍隊を編成し、外交や資源管理を進めたうえで、敵軍との戦闘をリアルタイムで指揮するというものです。戦争に勝つだけでは不十分で、領土を広げすぎれば防衛地点が増え、維持費や治安への対応も難しくなります。どこを守り、どの敵と一時的に手を結び、いつ主力軍を動かすかという長期的な判断が重要です。

特徴・システム

本作が歴史系Total Warと大きく異なるのは、勢力ごとの戦い方が兵士の性能差だけに留まらない点です。人間の軍勢、ドワーフ、グリーンスキン、ヴァンパイア勢力などが異なる兵科やキャンペーン上の仕組みを持ち、同じ定石をそのまま使い回しにくくなっています。飛行ユニット、巨大な怪物、魔法、強力なロードの存在により、史実戦を題材にした作品とは部隊配置の優先順位も変わります。

リアルタイム戦闘では、歩兵で戦線を固定し、射撃部隊や騎兵で側面を突くという基本に加えて、魔法を使う位置や大型ユニットを投入するタイミングも考えます。強力な部隊でも孤立すれば集中攻撃を受けるため、単純に上位ユニットを並べるだけでは安定しません。地形、疲労、士気、相性を見ながら戦線を組み替える操作が勝敗を左右します。

指揮官やヒーローにはRPG的な成長要素があり、レベルアップ時の選択によって軍団の強化、本人の戦闘能力、キャンペーン上の支援能力を伸ばせます。短期的な戦闘力を取るか、長いキャンペーンを見据えて内政や軍全体への補助を優先するかで、同じ勢力でも運用感が変わります。

キャンペーンで失敗しやすいポイント

序盤は領土を急いで広げるより、守りやすい地域をまとめ、収入と補充の拠点を確保するほうが安定します。複数方向に敵を作ると、主力軍が勝っていても無防備な都市を奪われやすくなります。外交画面を定期的に確認し、当面戦う相手を絞ることが大切です。

戦闘では自動解決だけに頼ると、残したい部隊が予想以上に消耗する場合があります。次の戦いが近いときや、育成した部隊を守りたいときは手動戦闘を検討する価値があります。一方、すべてを手動で処理するとキャンペーンが長くなるため、重要な戦闘と消化試合を分けるのが遊びやすさにつながります。

動作環境の目安

最低動作環境は64bit版Windows 7、Intel Core 2 Duo 3.0GHz、メモリ3GB、DirectX 11対応GPUです。GPUの例としてRadeon HD 5770 1GB、GeForce GTS 450 1GBが挙げられ、Intel HD 4000では720pを想定しています。内蔵グラフィックスを使う場合はメモリ4GBが必要とされ、ストレージには35GBの空き容量が必要です。

推奨環境はIntel Core i5-4570 3.20GHz、メモリ8GB、Radeon R9 270X 2GBまたはGeForce GTX 760 2GBで、1080pが基準です。要求されるGPUは現行基準では比較的古い世代ですが、大軍同士が衝突する場面では画面上のユニット数が増え、CPU負荷も高まりやすくなります。最低要件を満たすだけのPCでは、部隊規模や影、エフェクトなどを下げる余地を見込んだほうが安全です。

記載OSには古いWindowsが含まれますが、Microsoftによるサポートが終了した環境もあります。現在のPCで利用する場合は、Steamの商品ページにある最新の注意事項や、使用中のOSとドライバーでの動作状況を確認してください。

評価・レビュー傾向

本作は、Total Warの軍団運用に魔法や怪物を持ち込み、勢力ごとに大きく異なる戦術を成立させた点が支持されています。キャンペーンの内政とリアルタイム戦闘が互いに影響するため、戦場での損害が次のターンの侵攻計画まで変える緊張感も魅力です。異なる勢力で再挑戦すると、部隊編成や拡張方針を考え直せるため、繰り返し遊びやすい構成です。

一方で、キャンペーン後半の管理量、戦闘時の操作量、追加コンテンツを含むシリーズ全体の構成は、人によって負担に感じられます。チュートリアルだけで全要素を把握するのは難しく、最初は敗北や都市の喪失を経験しながら覚えるゲームです。短時間で明快な勝敗が決まる戦略ゲームを求める人には、テンポが重く感じられる可能性があります。

シリーズ連携とImmortal Empires

Immortal Empiresは本作単体のキャンペーンではなく、Total War: WARHAMMER III側から起動するシリーズ横断型のキャンペーンです。本作を所有していると、対応する勢力やコンテンツをWARHAMMER IIIのImmortal Empiresで利用できる構成があります。利用条件や追加コンテンツの扱いは変更される可能性があるため、購入前に各作品の所有条件を確認してください。

古き世界に焦点を当てた本作だけを遊ぶ選択と、続編を導入してより広いマップへ進む選択では、必要な作品とプレイ規模が異なります。最初からシリーズ全体を揃える必要はなく、まず本作のキャンペーンと戦闘の感触が自分に合うか確かめる進め方も現実的です。

こんな人におすすめ

国家運営とリアルタイム戦術の両方を楽しみたい人、勢力によって軍の組み方を変えたい人に向いています。ウォーハンマーの設定に詳しくなくても、地図上の勢力関係と戦闘を通して各陣営の特徴を理解できます。失敗した作戦を分析し、次のキャンペーンで改善する過程を楽しめる人ほど長く遊べます。

また、史実の兵器だけではなく、魔法、飛行部隊、怪物を含む戦場を指揮したいTotal War経験者にも適しています。対人戦にも対応していますが、まずはシングルプレイヤーで部隊相性や士気の扱いを覚えると入りやすいでしょう。

注意点・向かない人

内政だけ、あるいは戦闘だけに集中したい人には、二つの要素を行き来する構造が煩雑に感じられるかもしれません。部隊の相性、陣形、外交、都市開発を同時に覚える必要があり、操作をほとんど要求しない放置型のストラテジーとは異なります。一本の短い物語を追うゲームより、自分で戦争の経過を作るサンドボックスを好む人向けです。

シリーズ連携を目的に購入する場合は、本作、続編、追加コンテンツのどれが必要なのかを混同しないよう注意してください。特にImmortal Empiresを本作から直接起動できるわけではありません。商品ページの対応内容と所有条件を確認してから導入するのが確実です。