この記事ではNZXT Kraken Elite 240 RGB v2 Black 簡易水冷CPUクーラー RL-KR24E-B2 FN2382を詳しく紹介します。
概要
NZXTのハイエンド簡易水冷CPUクーラー「Kraken Elite 240 RGB v2 Black」は、冷却性能とビジュアル表現を両立した一台です。240mmサイズのラジエーターに、2.72インチのIPS液晶ディスプレイとRGB Coreシングルフレームファンを組み合わせています。CPUソケットはIntel LGA 1851/1700/1200/115x系、AMD AM5/AM4に対応しており、最新のCore Ultra 200シリーズやRyzen 7000/9000シリーズにもそのまま取り付けられます。
冷却コアにはNZXT独自のTurbine Pumpを採用。高圧・高流量設計により、長時間の高負荷動作でも安定した冷却を維持します。ファンは流体動圧軸受(FDB)を採用した120mmファンを2基搭載し、最大回転数2400RPM、風量75.12CFM、静圧3.3mmH2Oと、ラジエーターの冷却に必要な性能をしっかり確保しています。
市場での立ち位置は明らかにハイエンド帯。特に液晶ディスプレイによるシステム情報表示やカスタムGIF再生、RGB LEDリングのカスタマイズといったビジュアル面を重視するユーザーに向いています。冷却性能そのものも240mmクラスとしては優秀で、Core i7/Ryzen 7クラスまでのCPUであれば余裕をもって冷やし切れます。
互換性ガイド
対応ソケットはIntel LGA 1851/1700/1200/1151/1150/1155/1156、AMD AM5/AM4です。Intelの最新LGA 1851(Arrow Lake-S)にも対応しているため、2025年以降の新構成でも安心して使えます。AMD側はAM5(Ryzen 7000/9000シリーズ)とAM4(Ryzen 5000/3000シリーズ)の両方をカバーしています。
メモリとの干渉については、ポンプヘッドのサイズが直径93.5mm、高さ65mmとやや大きめです。特にMini-ITXマザーボードやメモリスロットがCPUソケットに近いレイアウトのボードでは、一番手前のメモリースロットとのクリアランスに注意が必要です。チューブ長は400mmで、ミドルタワーケースであれば余裕を持って配管できます。
電源コネクタは8ピンPWM/RGBで、ファン2基とポンプをまとめて接続します。消費電力はファン6.72W+ポンプ2.25Wと控えめで、一般的なマザーボードのヘッダーで十分駆動可能です。
商品情報
発売時期は2024年後半。日本市場ではNZXT正規代理店製品として販売されており、保証期間は6年と長期です。価格帯は2万円前後で、240mm簡易水冷としてはやや高めですが、液晶ディスプレイ搭載モデルとしては標準的な水準です。
市場での立ち位置はハイエンド。同社のKrakenシリーズの中でもディスプレイ搭載モデルは最上位に位置し、RGB Coreファンと組み合わせることで、PC全体のビジュアルを統一しやすいのも強みです。冷却性能は240mmラジエーター+高静圧FDBファンにより、TDP 200W前後のCPUをしっかり冷却できます。
おすすめユーザー
- ビジュアル重視のゲーミングPCビルダー:2.72インチIPSディスプレイにCPU温度やクロック、カスタムGIFを表示できるため、サイドパネルが透過のケースを使うユーザーに最適です。RGB Coreファンと合わせて、PC全体のライティングをNZXT CAMで一元管理できます。
- Core i7/Ryzen 7クラスのCPUを冷やしたいユーザー:240mmラジエーターでTDP 200W前後まで対応可能。Core i7-14700KやRyzen 7 7800X3Dといったゲーミング向けハイエンドCPUとの組み合わせに適しています。Core i9/Ryzen 9クラスでは280mm以上のラジエーターを推奨します。
- 静音性を重視するユーザー:FDBファンは負荷が低い領域では非常に静かで、アイドル時はほぼ無音に近いです。ポンプもTurbine Pumpは低振動設計で、ケース内のノイズを抑えたい方にも向いています。
- 向かないユーザー:予算を最優先する方や、液晶ディスプレイに興味がない方には、Kraken 240(非Elite)や他社のエントリー240mm AIOのほうがコストパフォーマンスに優れます。また、Mini-ITXケースなどスペースが限られる構成では、ポンプヘッドのサイズが干渉する可能性があるため注意が必要です。
購入前の注意点
ポンプヘッドの高さが65mmとやや大きいため、ケースのサイドパネルとのクリアランスを事前に確認してください。特に、CPUソケット位置が高いマザーボードや、トップマウントラジエーターを予定しているケースでは、干渉が発生する場合があります。
240mmラジエーターの冷却能力は、Core i9-14900KやRyzen 9 7950XのようなTDP 250W超のCPUでは高負荷時に温度が高めになる可能性があります。そうしたCPUを使う場合は、280mm以上のラジエーターを搭載したKraken Elite 280 RGB v2を検討したほうが無難です。
NZXT CAMソフトウェアが必須となる点も把握しておきましょう。ディスプレイの表示内容変更やRGB制御、ファンカーブ調整はすべてCAM経由で行います。ソフトウェアの常駐が気になる方には、ハードウェア制御のみの簡易水冷のほうが合っているかもしれません。
よくある質問
Q: LGA 1851ソケットのCore Ultra 200シリーズにそのまま使えますか?
A: はい、付属のマウントキットでLGA 1851に対応しています。別途アダプターを購入する必要はありません。
Q: ディスプレイに表示できる情報は何ですか?
A: CPU温度、GPU温度、クロック速度、負荷率、ファン回転数、日時など、NZXT CAMで設定可能な各種システム情報を表示できます。また、カスタムGIF画像やアニメーションもアップロード可能です。
Q: ファンは交換できますか?
A: 標準の120mmファンは、一般的な25mm厚の120mmファンと交換可能です。ただし、RGB Coreファンは専用の8ピンコネクタを使用しているため、他社ファンに交換する場合はRGB制御が別系統になります。





