この記事ではLian Li VECTOR V100 MINI マイクロフォームファクター コンパクトPCケースを詳しく紹介します。

概要

Lian Liが送り出すVECTORシリーズ最新作「V100 MINI」は、Micro-ATXフォームファクターに特化したコンパクトPCケースです。横幅444mm、高さ221mm、奥行き436mmと奥行きを抑えながら、最大415mmのハイエンドGPUや360mmサイズのAIOラジエーターを収められます。 見どころは、前面と左右側面を強化ガラスパネルで覆った270°パノラマビュー構造。PCパーツとRGBライティングを存分に見せたいユーザーにぴったりのデザインです。120mm ARGB PWMファンが4基(リア排気×1、サイド吸気×3)あらかじめ装着されており、開封後すぐにエアフローとイルミネーションを両立できます。 市場においては、コンパクトながら拡張性を重視したミドルレンジ~ハイエンド向けケースとして位置づけられます。とくに、省スペースに高性能ビルドをまとめたい層を狙った製品です。

互換性ガイド

マザーボードはMicro-ATXのみ対応。Mini-ITXやStandard-ATXは取り付けられませんので注意してください。CPUクーラー高は非公表ですが、サイドファンと干渉しない設計のため、一般的なタワー型空冷クーラーや120mm/240mm/360mm AIO水冷ユニットが取り付け可能です。ただし280mm AIOはマザーボードとのクリアランス不足により非対応となっています。 電源ユニットはボトムマウント方式。奥行き160mm前後のATX電源が標準的に収まります。GPUは水平マウントが基本で、最大415mmまでのカードを搭載でき、RTX 4090クラスの大型モデルでも問題ありません。垂直マウントは非対応(別売りブラケットなし)。 ストレージは背面に2.5インチSSD/HDDを2台、電源シュラウド内に3.5インチHDDを2台搭載可能。ケーブルマネジメント用の専用ルーティングチャンネルとタイポイントが複数用意されており、組み立て後の内部を整頓しやすい構造です。

商品情報

発売は2026年春頃で、価格はで約2万円前後。Lian Liケースとしては比較的手が届きやすい価格帯に設定されています。素材はスチール製フレームに強化ガラスとプラスチックを組み合わせ、仕上げはブラックの一色展開。保証期間はメーカー標準の2年間です。 市場での立ち位置はエントリー~ミドルハイのクロスオーバーゾーン。コンパクトなMicro-ATXケースでありながら、360mmラジエーターや415mm GPUに対応する拡張性は、同価格帯の他製品と比べてもかなりユニークです。

おすすめユーザー

【省スペースでハイスペックを組むゲーマー】 デスク上の占有スペースを抑えつつ、RTX 4070 Ti Superクラスの大型GPUと360mm AIOを詰め込みたい方に最適。4基のARGBファンにより冷却性能と見た目を両立できます。 【PCを飾るビルダー/MOD愛好家】 270°パノラマガラスはCPUクーラーやメモリのRGB、カスタムケーブル配線をほぼすべてのアングルから鑑賞可能。ガラス面の透過率も高く、サイドファンの光がきれいに映えます。 【初めての自作PCに挑戦するユーザー】 ファンがプリインストール済みで、ケーブルマネジメントのガイドも充実。Micro-ATXマザーボードなら配線距離が短く、初心者でも組みやすいケースです。

購入前の注意点

280mm AIOが非対応な点は、特定の簡易水冷製品を選んでいるユーザーには大きな制約です。また、GPUを垂直に設置したい場合は本ケースでは実現できません。 電源はボトムマウントのみで、フロントパネルにUSB Type-Cは搭載されていないため、最新のマザーボードの前面Type-Cヘッダーを使いたい場合は別途拡張ブラケットが必要です。 Micro-ATXケースとしては横幅がやや大きい(444mm)ため、デスク上の設置スペースを事前に確認してください。 ## 競合比較
同価格帯の競合としては、Fractal Design Pop Mini Air(約1.8万円)やCooler Master MasterBox Q300L(約6千円)が挙げられます。Pop Mini Airは前面メッシュでエアフロー重視、V100 MINIはガラスパネルによる見た目重視。Q300Lはさらに安価ですが、ファンは別売りで拡張性も劣ります。V100 MINIは「見せたい人向け」の選択肢として、プリインストールファン4基を含めた総合的なコストパフォーマンスは良好です。