ゲーム概要

『グランブルーファンタジー:リリンク』は、Cygames が開発・販売した 3D アクション RPG です。2024年2月1日に発売されました。舞台は空に島々が浮かぶゼーガ・グランデ空域で、プレイヤーは騎空艇の団長として、ドラゴンのビィと少女ルリアを連れ、伝説の島エスタルシアを目指します。

プレイの流れは、拠点となる街で装備とパーティを整え、クエストを選んで出撃し、戦って戻る、という区切られたミッション制です。シームレスなオープンワールドではありません。1回の戦闘は数分から十数分程度のまとまりで、区切りよく遊べる代わりに「広い地図を自由に歩き回る」体験を期待すると肩透かしになります。ここは好みが分かれる最大のポイントなので、先に把握しておいてください。

特徴・システム

戦闘は 4 人パーティのリアルタイムアクションです。ソロで遊ぶ場合、残り 3 人は AI が操作します。AI の行動方針はある程度指定でき、放置しても最低限は機能します。ただし高難度では AI 任せだと火力が足りず、プレイヤー自身の立ち回りが要求されます。

操作キャラクターは戦闘の合間に切り替えられ、キャラごとに攻撃モーションもリソース管理も別物です。剣で切り込む前衛、詠唱で大技を撃つ後衛、間合い管理が要るタイプなど性格差が大きく、実質的に「同じゲームで複数のアクションゲームを遊ぶ」感覚に近い作りです。合わないキャラに当たっても、別のキャラを試せば印象が変わることは覚えておくとよいでしょう。

もう一つの軸が「スキル(ジュエル・シジル)」によるビルド調整です。クエスト報酬として得た強化素材を装備枠に差し込み、攻撃力・クリティカル・回復量などを伸ばしていきます。装備の当たり外れがあるため、後半は狙った効果を求めて同じクエストを周回する時間が長くなります。ここを「詰める楽しさ」と取れるかが、長く遊べるかどうかの分かれ目です。

動作環境の目安

Steam に掲載されている最低動作環境は次の通りです。

項目 最低要件
OS Windows 11(64-bit 必須)
CPU Intel Core i3-9100 / AMD Ryzen 3 3200G
GPU GeForce GTX 1060 6GB / Radeon RX 580 8GB
メモリ 16 GB
ストレージ 90 GB の空き容量
DirectX Version 11

公式の注記では、この構成は「グラフィック設定を標準にした場合の 1080p / 30fps」が想定であり、SSD が推奨されています。つまり GTX 1060 6GB クラスは「動く」ラインであって「快適」なラインではありません。1080p で 60fps を安定させたいなら、GPU はこの世代より数段上のものを見込んでおくのが現実的です。

注目したいのはメモリ 16 GB が最低要件に置かれている点で、8 GB 環境は最初から対象外です。ストレージ 90 GB も軽くはなく、HDD にインストールするとロードや街の読み込みで待たされます。SSD の空きを確保してからインストールしてください。OS が Windows 11 の 64-bit 必須と明記されている点も見落としやすいところです。

なお、今回参照できたデータには推奨動作環境の記載がありませんでした。推奨構成については Steam のストアページで最新の記載を確認してください。

評価・レビュー傾向

高く評価されやすいのは、アクションの手触りと演出の作り込みです。攻撃のヒット感、ボスの大技の見せ方、キャラクターごとの差別化といった、実際に手を動かしている時間の質を挙げる声が中心になります。長期にわたって好意的な評価を保っており、日本語音声・日本語テキストの完成度についても評価は高い傾向です。

一方で不満として挙がりやすいのは、クリア後の周回とドロップ運の比重です。ストーリーは比較的短くまとまっており、そこからやり込み要素に移行すると、同じクエストを繰り返して素材を集める設計になります。ここで「やることが急に単調になった」と感じる人は一定数います。もう一つは AI 仲間の挙動で、難度が上がるほど味方任せにできない場面が増える点が指摘されます。

つまり評価は「アクション部分は良い、周回設計は人を選ぶ」という形で割れており、自分がどちらを重く見るかで結論が変わるタイトルです。

クリアまでとその後の遊び方

メインストーリーは、アクション RPG としては短めにまとまった尺です。まずは物語を追い切ることを目標にして構いません。問題はその後で、高難度クエストの解放、装備の強化上限の引き上げ、シジルの厳選という順で、いわゆるエンドコンテンツに入っていきます。

ここから先は明確に周回ゲームです。ストーリーだけを目的に買った場合、クリア時点で満足して終わるのは何も間違っていません。逆に、ビルドを詰めて高難度を攻略するのが好きな人は、ここからが本番になります。買う前に「自分はどちらの遊び方をするか」を決めておくと、期待とのズレが起きにくくなります。

協力プレイについて

オンラインでの協力プレイに対応しており、AI 枠を他プレイヤーで置き換える形で遊べます。高難度クエストは、この協力前提の設計が最も噛み合う部分です。ソロでも遊べますが、周回のテンポは人と組んだほうが良くなります。

注意点として、協力プレイは「常時オンラインの世界を一緒に歩く」タイプではなく、クエスト単位でのマッチングです。MMO のような常時同居感を期待すると違います。また、対応プラットフォームやクロスプレイの可否、マッチングの状況は時期によって変わるため、フレンドと遊ぶ前提なら購入前にストアページのマルチプレイ表記を確認しておくと安全です。

こんな人におすすめ

  • キャラクター切り替え型のアクションが好きで、操作の練度が結果に出るゲームを求めている人
  • 1 回 10 分前後で区切って遊べるミッション制のほうが、生活リズムに合う人
  • 装備やスキル構成を詰めて、高難度を攻略するのが好きな人
  • 日本語音声・日本語テキストで、アニメ調のビジュアルを重視する人
  • フレンドと 4 人で同じボスに挑む遊び方をしたい人

注意点・向かない人

最も向かないのは、オープンワールドの探索を期待している人です。本作は拠点とクエストを行き来する構造で、地図を自由に歩き回って寄り道する遊びではありません。同じ RPG というくくりでも体験の形がまったく違います。

次に、繰り返しプレイが苦手な人。ストーリー後の主要な遊びは同一クエストの周回であり、ここを楽しめないと「クリア後にやることがない」という感想になります。ストーリー目的なら、それはそれで割り切った買い方をおすすめします。

技術面では、最低要件がメモリ 16 GB・ストレージ 90 GB・Windows 11 64-bit と、決して軽い部類ではない点に注意してください。GTX 1060 6GB 相当の環境では 1080p / 30fps 想定です。60fps で遊びたい場合は GPU に余裕が必要で、HDD 運用も避けるべきです。

最後に、ストアページ側の情報について。エディションによる同梱内容の違いや、対応言語・マルチプレイ環境の記載は更新されることがあります。購入時は商品ページの画像とタイトルで対象のエディションを確認し、記載された動作環境も自分の環境と突き合わせてから決めてください。