この記事では、ワイヤレスキーボードとマウスのコンボ、レトロラウンドキーキャップ、フルサイズタイプライタースタイルキーボード、電話/タブレットホルダーと3レベルDPIマウス付き、2.4GHzコードレス接続 Windows/PC/ノートパソコン用 (ワインレッド)を、実際の仕様と評価データをもとに詳しく検証します。
概要
Trueque のこのセットは、レトロなタイプライター風の丸型キーキャップとワインレッド(バーガンディ)の配色をまとった、2.4GHz ワイヤレスのキーボード&マウス 2 点セットです。結論から言えば、これは「打鍵性能で選ぶキーボード」ではなく、見た目とホルダーの利便性で選ぶキーボードです。104 キーのフルサイズ配列にテンキーを備え、文書作成・表計算・Web ブラウジングといった日常の入力作業には過不足のない構成になっています。
キーボード上部には 10.2 インチのスロットが一体成型されており、スマートフォンやタブレット、紙のメモを立てかけられます。マウスは 800 / 1200 / 1600 DPI の 3 段階切り替えに対応。キーボードとマウスは 1 個の USB レシーバーで同時に動く 2-in-1 方式で、通信距離は最大約 10m(33 フィート)です。ドライバーやソフトのインストールは不要で、レシーバーを挿すだけで使えます。
Amazon 上の評価は、取得時点(2026 年 5 月)でレビュー 810 件・5 つ星のうち 4.2(好評率およそ 84%)でした。800 件規模でこの水準は、少なくとも「初期不良だらけの地雷」ではないことを示しています。ただし星 4.2 という数字は、裏を返せば 1〜2 割の購入者が何かに不満を持っているということでもあります。何が不満になりやすいかは後述します。
互換性ガイド
この製品でいちばん重要な確認事項は、対応 OS が Windows 7 / 8 / 10 / 11 に限られることです。メーカーの互換性情報では macOS・iOS・Android、および Bluetooth 接続を前提とするデバイスは対象外とされています。iPad やスマホをホルダーに立てかけられる設計なので「タブレットにも打てる」と誤解されがちですが、ホルダーはあくまで置き場所であって、接続先ではありません。ここは購入前に必ず理解しておいてください。
| 環境 | 可否 | 補足 |
|---|---|---|
| Windows 10 / 11 デスクトップ | ○ | USB Type-A 空きポート 1 つが必要 |
| Windows ノート PC | ○ | Type-A が無い機種は変換アダプタが別途必要 |
| macOS / MacBook | × | 対応外。キー配列も Windows 準拠 |
| iPad / Android タブレット | × | Bluetooth 非対応のため接続不可 |
| Bluetooth のみの PC | × | レシーバー用の USB ポートが必須 |
| ゲーム機(PS5 等) | 保証外 | 動作確認対象ではない |
物理的な条件も確認しておきましょう。104 キーのフルサイズなので、横幅はおよそ一般的なフルキーボードと同等になります。奥行きは上部のホルダースロットぶんだけ通常のキーボードより深くなるため、奥行きの浅いキーボードスライダーや、モニターアームの支柱が手前に来ているデスクでは干渉しやすい点に注意してください。設置スペースは実測で確保してから買うのが安全です。
電源は単 4 電池がキーボード・マウスそれぞれ 2 本、いずれも別売です。充電式ではないので、開封してすぐ使うつもりなら電池を一緒に用意しておく必要があります。エネループなどの充電池を使う手もありますが、ニッケル水素電池は公称 1.2V とアルカリの 1.5V より低いため、電池残量が減ったときの挙動が製品によって変わることがあります。まずはアルカリ電池で動作を確かめるのが無難です。
USB レシーバーは 2-in-1 でキーボードとマウスの両方を受け持ちます。これは USB ポートを 1 つしか消費しない利点である一方、レシーバーを失くすと 2 台まとめて使えなくなるという弱点でもあります。多くの製品では受信機とデバイスがあらかじめペアリング済みで、単体販売もされていません。使わないときはマウス裏の収納スロット(この種の製品では一般的な仕様です)に戻す習慣をつけてください。
商品情報
主な仕様は、104 キーのフルサイズ配列、2.4GHz ワイヤレス(USB レシーバー)接続、マウス DPI は 800 / 1200 / 1600 の 3 段階、通信距離は最大約 10m、対応 OS は Windows 7 / 8 / 10 / 11、電源はキーボード・マウスとも単 4 電池 2 本(別売)、そしてホルダーは 10.2 インチスロットです。DPI の 3 段階は、フル HD なら 1200、WQHD 以上や広い作業領域なら 1600、細かい選択作業では 800、といった使い分けが目安になります。
価格は 2026 年 5 月時点の取得で ¥12,152(Amazon)でした。この価格は取得時点のものであり、セールや在庫状況で変動します。購入前に必ず商品ページで最新価格を確認してください。率直に言えば、メンブレン方式の 2.4GHz コンボとしては安い部類ではありません。同種のセットは数千円台から存在するため、この価格差は「レトロデザインとホルダー」に対して払うものだと理解して選ぶべきです。純粋な入力性能あたりの価格で見れば、割高な選択になります。
付属品はキーボード本体、マウス、2-in-1 USB レシーバー、取扱説明書です。電池は含まれません。保証は販売元のポリシーに準じる形になるため、メーカー保証の年数を前提にせず、購入時に販売ページの返品・交換条件を確認しておくことをおすすめします。
競合製品との比較
レトロタイプライター系のワイヤレスコンボは、ここ数年で一気に選択肢が増えたジャンルです。比較の軸は実質的に 4 つ、色(デスクに合うか)/ホルダーの有無/対応 OS/接続方式しかありません。打鍵感は各社ともメンブレンで大差がなく、そこで選ぶと決め手を失います。
本製品の位置づけは「ワインレッド × ホルダー内蔵 × Windows 専用 × 2.4GHz のみ」です。同系統のグリーンやブラウンの製品、あるいは Type-C アダプタが同梱されて Chromebook まで見ている製品もあるので、手持ちの PC に USB Type-A が空いているかを先に確認したうえで比べると、候補が自然に絞れます。Mac も併用するなら本製品は候補から外れ、macOS 対応をうたうモデルを選ぶ必要があります。
また、Bluetooth 対応モデルと迷う人も多いはずです。2.4GHz レシーバー方式は BIOS 画面や OS 再インストール時にも使えるという地味に大きな利点がある一方、USB ポートを 1 つ消費します。ポートが 2 つしかない薄型ノート PC がメイン機なら、この点は無視できません。
実際の使用感で見るべきポイント
丸型キーキャップは見た目のインパクトが大きい反面、指の腹が接する面積が普通の四角いキーより小さくなります。タイピングが速い人ほど隣接キーの縁に指が乗る感覚に慣れが必要で、最初の数日は誤打が増えることがあります。逆に、ゆっくり確実に打つ使い方なら気になりにくい部分です。星 4.2 という評価に含まれる不満の一定数は、この打鍵感と、メンブレンらしい底打ち感に由来していると考えるのが自然でしょう。
ホルダーは実用性が高い機能です。ビデオ通話をスマホで受けながら PC で議事録を取る、レシピや資料をタブレットで表示しながら入力する、といった使い方では確実に効きます。ただし 10.2 インチのスロットに立てられるのは、ケースを付けた状態だと厚みで入らない場合がある点に注意してください。手帳型ケースの大型タブレットは特に厳しくなりがちです。
おすすめユーザー
この製品が向くのは、次のような人です。
- デスクの見た目を優先したい人 — ワインレッドの丸型キーキャップは、実用一辺倒の黒いキーボードでは出せない雰囲気を作れます。在宅ワークのデスクや、写真に写る作業環境を整えたい人に向きます。
- スマホやタブレットを見ながら PC 入力する人 — 10.2 インチのホルダーはスタンドを 1 つ減らせます。デスクが狭い人ほど効きます。
- テンキー付きフルサイズが必要な人 — ノート PC のサブキーボードとして、数値入力の速度を取り戻したい人に適します。
- 設定に時間をかけたくない人 — ドライバー不要のプラグアンドプレイで、レシーバーを挿すだけで使えます。
- Windows しか使わない人 — 対応 OS が Windows のみなので、環境が単純な人ほど安心して選べます。
購入前の注意点
ここが本製品でいちばん重要な部分です。以下に当てはまるなら、買わないほうが幸せになれます。
ゲーミング用途には向きません。 メンブレンキーで N キーロールオーバーの保証もなく、2.4GHz ワイヤレスのマウスは FPS の追従性を求める用途には力不足です。同時押しの取りこぼしが致命傷になるジャンル(格闘ゲーム、FPS、リズムゲーム)では、素直に有線のゲーミングデバイスを選んでください。
Mac ユーザーは対象外です。 macOS・iOS・Android では動作しません。Windows と Mac を 1 台のキーボードで切り替えたい人には、そもそも接続方式(Bluetooth マルチペアリング非対応)の時点で要件を満たしません。
電池運用であることを軽く見ないでください。 単 4 電池 4 本(キーボード 2 本+マウス 2 本)が別売です。充電式が当たり前になった今、電池切れのタイミングが読めないのは実用上のストレスになります。特にマウスは消費が早い傾向があるので、予備電池を常備する前提で考えてください。
価格の妥当性は自分で判断してください。 取得時点で ¥12,152 でしたが、これは同スペック帯のコンボとしては高めです。デザインとホルダーに価値を感じないなら、割高な買い物になります。価格は頻繁に変わるので、購入時点の実売価格で判断してください。
掃除の手間が増えます。 丸型キーキャップはキー間の隙間が大きく、ホコリや食べかすが落ちやすい構造です。定期的にエアダスターやブラシで掃除する前提で考えておくとよいでしょう。
商品ページの登録情報が実物と食い違っていることがあります。 通販サイトのメーカー名・型番・カラー表記は自動登録や出品者側の入力に依存しており、色違いや別ロットの情報が混ざっていることが実際にあります。注文前に、商品画像とタイトルの色名(ワインレッド)が自分の欲しいものと一致しているかを必ず目視で確認してください。価格やレビュー件数も、バリエーション(色違い)で共有されている場合があります。
よくある質問
Q. Bluetooth で接続できますか?
A. できません。付属の 2.4GHz USB レシーバー専用です。USB Type-A ポートが 1 つ必要になるため、ポートが少ないノート PC ではハブや変換アダプタを併用してください。
Q. Mac や iPad で使えますか? A.
対応外です。互換性情報では Windows 7 / 8 / 10 / 11 のみが対象で、macOS・iOS・Android は動作対象外とされています。ホルダーにタブレットを置けても、そのタブレットへ入力できるわけではありません。
Q. 電池はどれくらい持ちますか?
A. 使用時間はメーカー公称値が明示されていないため、断定はできません。単 4 電池 2 本ずつという構成から見て、一般的なメンブレン式ワイヤレスキーボードと同程度が目安です。予備電池を用意しておくことをおすすめします。
Q. マウスの DPI はどう使い分ければいいですか? A.
800 / 1200 / 1600 の 3 段階です。フル HD なら 1200、より高解像度・広い画面なら 1600、細かい選択やレタッチ作業では 800、というのが目安になります。ボタンひとつで切り替えられるので、実際に試して合うものを選んでください。
Q. キーボードとマウトを別々のレシーバーで使えますか?
A. できません。2-in-1 のレシーバー 1 個で両方を受信する設計です。レシーバーを紛失すると両方使えなくなるため、保管には注意してください。
Q. 打鍵音は静かですか?
A. メンブレン式なので、メカニカルの青軸のような大きな打鍵音は出ません。ただし「静音」を明示した製品ではないため、深夜のオフィスや通話中に完全な無音を求めるなら、サイレント設計をうたうモデルを選んだほうが確実です。





