『ゾンビ アーミー トリロジー:アンデッドの大群と戦え』は、第二次世界大戦末期のヨーロッパを舞台に、アンデッドの軍団を狙撃と銃撃で押し返す三人称視点のホラーシューターです。リマスターされた『Nazi Zombie Army 1 & 2』に新たな第3章を加えた構成で、シングルプレイヤーと協力プレイの両方に対応しています。2015年3月6日にリリースされ、開発・販売はRebellionが担当しています。

ゲーム概要

基本の流れは、荒廃した市街地や施設を進み、押し寄せるゾンビを排除しながらチェックポイントを目指すというものです。遠距離ではスナイパーライフルで危険な敵を減らし、接近されたらサブウェポンや爆発物で立て直します。単に前へ走るだけでは包囲されやすく、射線を確保できる位置、退路、爆発物を使うタイミングを考える必要があります。

物語は、ヒトラーの最後の賭けによってアンデッドのスーパーソルジャー軍団がヨーロッパに解き放たれた、という意図的に過剰な設定です。重厚な戦争ドラマよりも、B級ホラーらしい悪趣味さと大群戦の爽快感を前面に出しています。陰鬱な風景やショッキングな演出はありますが、純粋に逃げ回るタイプのホラーではなく、武器を手に脅威へ反撃する作品です。

特徴・システム

本作の軸は、狙撃を中心にした射撃と大量の敵を処理する位置取りです。遠くの標的を落ち着いて仕留められる場面がある一方、敵との距離が急に縮まれば精密射撃だけでは対処できません。優先して倒す敵を決め、周囲の安全を確保しながら撃つ判断が重要になります。

キャンペーンには旧作2本のリマスター版と新規の第3章が含まれており、シリーズをまとめて追いたい人に向いた構成です。各章を一人で攻略することも、仲間と協力して進めることもできます。フレンドと遊ぶ場合は、同じ敵を重複して狙うより、監視する方向や役割を分けたほうが大群への対応が安定します。

ホードモードでは、限られた状況で次々と現れる敵を迎え撃ちます。キャンペーン以上に継続的な敵処理が求められるため、弾薬や逃げ道を意識しない強引な戦い方は崩れやすくなります。短時間で決着する対戦型シューターとは異なり、仲間と陣形を維持して危機を切り抜ける過程を楽しむモードです。

一人プレイと協力プレイの違い

一人プレイでは、自分のペースで狙撃地点を探し、演出やマップを確認しながら進められます。その反面、包囲された際に別方向をカバーしてくれる味方はいないため、接近を許す前の処理と退路の確保が欠かせません。狙撃を丁寧に組み立てたい人には、一人での攻略にも明確な面白さがあります。

協力プレイでは複数方向から来る敵を分担でき、大群を相手にした場面の魅力が際立ちます。ただし、突出したプレイヤーを追って隊列が崩れたり、弾薬の補給地点を見落としたりすると苦しくなります。精密な競技性より、声を掛け合って混乱を立て直す協力シューターを求めるグループと相性が良い作品です。

動作環境の目安

公開されている最低動作環境は、SSE3対応のデュアルコアCPU、2GB RAM、DirectX 10.0対応かつ512MB以上のビデオメモリを持つグラフィックスカード、15GBの空き容量です。CPUの例としてIntel Pentium D 3GHzまたはAMD Athlon 64 X2 4200、GPUの例としてATI Radeon HD 5870以上が示されています。DirectXはVersion 11と記載されています。

対応OSとしてWindows Vista Service Pack 2、Windows 7、Windows 8が挙げられ、Windows XPは非対応です。いずれも現在では古い世代の環境なので、現行PCでは単純な性能だけでなく、OSやドライバーとの互換性も確認したいところです。推奨動作環境のデータは提示されていないため、高解像度や高いフレームレートを狙う場合の具体的な構成は断定できません。

15GBはインストールに必要な空き容量の目安であり、更新や一時ファイルも考えて余裕を持たせると安心です。古いPCで遊ぶ場合は、まず解像度や影、アンチエイリアスなど負荷の大きい設定を下げ、安定性を確認してください。グラフィックスとオーディオのドライバーを最新の互換バージョンへ整えることも案内されています。

評価・レビュー傾向

本作は長期にわたって好意的に受け止められており、とくに仲間と大群を迎え撃つ協力プレイ、狙撃の手応え、B級ホラー調の演出が魅力として挙げられます。旧作をまとめて遊べるため、シリーズへ途中から入る人にも流れを追いやすい構成です。敵が密集した局面を爆発物や連続射撃で切り抜ける爽快感も、本作らしい長所です。

一方で、基本となる戦闘を繰り返す設計なので、敵を倒して先へ進むサイクルに変化を求める人は単調に感じる可能性があります。物語や探索を中心にしたサバイバルホラーを期待すると、アクション寄りの内容とのずれが生じます。協力相手の有無によって体験の印象も変わりやすいため、ソロ中心かフレンドとのプレイ中心かを購入前に決めておくと判断しやすくなります。

こんな人におすすめ

スナイパーライフルの狙撃感とゾンビの大群戦を同時に楽しみたい人に向いています。キャンペーンをフレンドと進めたい人、少人数で役割を分担する協力シューターが好きな人、深刻さよりも過剰なホラー演出を楽しめる人には、とくに相性が良いでしょう。フルコントローラーサポートやSteam実績にも対応しているため、コントローラー操作や実績収集を重視する人にも選択肢になります。

注意点・向かない人

敵から隠れて逃げる恐怖や、資源を細かく管理するサバイバル体験が中心ではありません。ゾンビを大量に撃ち倒す三人称シューターなので、銃撃戦そのものが苦手な人や、ゴア表現を避けたい人には向きにくい作品です。また、キャンペーンとホードモードの双方で反復的な戦闘が軸になるため、頻繁に新しい仕組みが登場するゲームを求める人は割り切りが必要です。

最低動作環境には古いWindowsが記載されていますが、現在利用しているOSでの挙動を直接保証する情報ではありません。とくに新しいOSや特殊な周辺機器を使う場合は、Steamの商品ページと最近の利用報告で互換性を確認してください。協力プレイを主目的にするなら、一緒に遊ぶ相手の所有状況や接続環境も事前に確認しておくのが確実です。