この記事ではWestern Digital SN570 (SanDisk 20-82-10048-A1) 2 TBを詳しく紹介します。

概要

Western Digital SN570は、PCIe 3.0接続に対応したNVMe M.2 SSDです。本モデルは2TBの大容量を備え、TLC NANDフラッシュとDRAM-less設計(ホストメモリバッファHMBを採用)を組み合わせることで、手頃な価格帯ながら実用的な読み書き速度を実現しています。コントローラにはWD 20-82-10048(Polaris MP16)を搭載し、シーケンシャルリードは最大3,500MB/s、シーケンシャルライトは最大3,000MB/sと公称されています。 このSSDは、ゲームのロード時間短縮やOSの高速起動、日常的なファイル転送など、幅広い用途に適したエントリー~ミドルクラスの製品です。PCIe 3.0環境が主流のシステムや、予算を抑えつつ大容量ストレージを求めるユーザーにとって、非常にバランスの取れた選択肢と言えるでしょう。 発売は2021年12月とやや古いモデルですが、現在でも多くのPCパーツショップで入手可能であり、安定した供給と実績のある製品として根強い人気を誇っています。

互換性ガイド

フォームファクター: M.2 2280(長さ80mm)に対応。デスクトップPCのマザーボードはもちろん、多くのノートPCでも標準的なサイズです。 インターフェース: PCIe 3.0 x4、NVMe 1.4準拠。PCIe 4.0スロットに挿しても問題なく動作しますが、速度はPCIe 3.0の上限までに制限されます。 メモリ規格: 特に制約はありませんが、システム全体のバランスを考えると、DDR4またはDDR5メモリを搭載したPCとの組み合わせが一般的です。 電源要件: SSD自体の消費電力は非常に低いため、電源ユニットの容量を気にする必要はほとんどありません。ただし、システム全体の安定性を考慮し、最低でも450W以上の電源を推奨します。 * ストレージインターフェース: M.2スロット(Key M)が必要です。マザーボードの仕様を確認し、空きスロットがあるかどうかを事前にチェックしてください。

商品情報

発売時期: 2021年12月 実売価格: 約69,800円(Yahoo!ショッピング・2026年9月2日時点) 保証期間: 5年間(メーカー保証) 販売経路: 家電量販店、PCパーツ専門店、オンライン販売店など * 市場での立ち位置: エントリー~ミドルクラス。PCIe 3.0の帯域を最大限活用しつつ、DRAM-less設計でコストを抑えた製品です。競合となるCrucial P3 PlusやSamsung 980などと比較しても、価格と性能のバランスは良好です。

おすすめユーザー

ゲーミングPCを組む予定のビルダー: 最新のAAAタイトルでも、ゲームのロード時間は大幅に短縮されます。特にPCIe 3.0対応のマザーボード(B460、B550、Z490など)を使用する場合、帯域を無駄なく使い切れる点が魅力です。 クリエイティブ作業のサブストレージ: 写真編集や動画編集のプロジェクトファイル置き場として十分な速度と容量を備えています。ただし、常時4K以上のRAWデータを扱うプロフェッショナルには、PCIe 4.0対応の上位モデルを推奨します。 予算重視の自作PC初心者: コストパフォーマンスに優れており、初めてのNVMe SSDとして最適です。DRAM-lessでもHMBにより実用性能は高く、日常使いで不満を感じることは少ないでしょう。 ノートPCのストレージアップグレード: 消費電力が低く発熱も抑えられているため、バッテリー駆動時間を気にするノートPCでも安心して使用できます。

購入前の注意点

DRAM-less設計の影響: キャッシュとしてDRAMを搭載していないため、大容量ファイルの連続書き込み時に速度が低下する場面があります。OSドライブやゲームインストール先としては問題ありませんが、常時大量の書き込みが発生するサーバー用途には不向きです。 PCIe 3.0の帯域制限: PCIe 4.0対応の最新プラットフォーム(Ryzen 5000番台以降、Intel 12世代以降)では、このSSDの性能がボトルネックになる可能性があります。その場合は、PCIe 4.0対応のSSDを検討したほうが良いでしょう。 競合製品との比較: 同じ価格帯には、DRAM搭載のSamsung 970 EVO Plusや、PCIe 4.0対応のCrucial P3 Plusなどがあります。特にシーケンシャルライト性能を重視する場合は、DRAM搭載モデルを選ぶ価値があります。 発熱について: コントローラの発熱は比較的少ない部類ですが、ヒートシンクのないノートPCや薄型ケースでは、長時間の負荷で温度が上昇する可能性があります。可能であれば、マザーボード付属のヒートシンクや別売りのM.2ヒートシンクを併用することをおすすめします。

よくある質問

Q: このSSDはPS5に使えますか? A: PS5はPCIe 4.0 x4のNVMe SSDを要求します。SN570はPCIe 3.0対応のため、PS5の内蔵ストレージとしては使用できません。外付けUSB SSDとしてなら接続可能ですが、PS5ゲームの直接起動は非対応です。 Q: DRAM-lessですが、OSの起動ドライブとして問題ありませんか? A: 全く問題ありません。HMB(Host Memory Buffer)機能により、システムメモリの一部をキャッシュとして利用するため、通常のOS起動やアプリケーションの読み込みではDRAM搭載モデルと体感差はほとんどありません。 Q: 2TBモデルの耐久性はどのくらいですか? A: 公称TBW(Total Bytes Written)は600TBです。1日あたり100GBの書き込みを想定した場合、約16.4年使用できる計算になります。一般的な家庭用途では、十分な耐久性と言えるでしょう。