ゲーム概要
『ザ・エスケイピスツ2:戦略的脱獄アドベンチャー』は、刑務所の日課を守る受刑者として振る舞いながら、監視の隙を突いて脱獄の準備を進めるサンドボックス型の戦略ゲームです。Mouldy Toof Studiosが開発し、Team17が販売を担当しました。2017年8月21日に発売され、シングルプレイヤーとオンライン協力プレイに対応しています。
基本の流れは、点呼や食事、仕事などの予定に参加し、その合間に施設を調査するというものです。必要な物資や情報を集め、道具をクラフトし、警備の配置や移動経路を確認してから計画を実行します。囚人生活を無視して準備だけを進めるのではなく、表向きは規則に従って疑いを避けることが重要です。
脱獄計画の面白さ
本作の特徴は、正解の手順を一度だけ見抜くパズルではなく、生活スケジュールの中で少しずつ条件を整えるところにあります。換気口、トンネル、屋上など、施設ごとに利用できる場所が異なり、凍てつく地域や砂漠を走る列車といった特殊な舞台も登場します。同じ道具でも、侵入経路の確保、障害物の突破、計画を隠すための準備など、状況によって役割が変わります。
失敗した場合も、何が足りなかったかを整理して次の計画へ反映できます。見回りに発見されたのか、日課を欠席して警戒を招いたのか、必要な物資が揃っていなかったのかを切り分けることが攻略につながります。そのため、反射神経だけで押し切るより、観察と試行錯誤を楽しめる人ほど本作の仕組みを味わいやすいでしょう。
序盤で意識したいこと
最初から大規模な脱獄を狙うより、刑務所の時間割と重要な場所を覚えることが先決です。点呼や仕事へ移動する途中で、通路、警備員の巡回、立入制限のある区域を確認しておくと、後の行動を組み立てやすくなります。行動可能な時間が限られるため、一日に達成する小さな目的を決めておくと準備が散漫になりません。
また、入手した素材をすぐ使うのではなく、何を作るために残すのかを考える必要があります。計画に不要な物を抱えると管理が煩雑になり、肝心な場面で必要品が不足しかねません。攻略情報を見ずに遊ぶ場合は、完全な成功だけを目指さず、施設の構造や反応を調べる試行も進展の一部と考えるのがおすすめです。
ソロと協力プレイの違い
ソロでは、探索、素材集め、時間管理、実行の判断をすべて自分で担当します。計画を自分のペースで検証できるため、施設のルールを理解したい初回プレイと相性が良い方式です。一方で、複数の準備を並行して進める場面では、限られた時間をどう配分するかが難しさになります。
オンライン協力プレイでは、仲間と役割を分担し、より手の込んだ脱獄を組み立てられます。別々の場所で物資や情報を集められる反面、集合時刻や持ち物、実行手順の共有が不十分だと計画が崩れます。自由行動だけを期待するより、相談しながら一つの作戦を完成させたいグループに向いています。
動作環境の目安
最低動作環境は、Windows 7/8.1/10の32-bit版、Intel Core Duo E6600 2.4GHz、2 GB RAMです。GPUはIntel 4400、GeForce GT 8800、AMD Radeon HD 4650が示され、DirectX 11と4 GBの空き容量が必要です。要求されるストレージ容量とメモリは小さく、近年の重量級3Dゲームを基準にすると導入しやすい構成です。
ただし、記載されているのは最低条件であり、すべてのPCで同じ快適さを保証するものではありません。古い内蔵GPUや32-bit環境では、OSとグラフィックスドライバーがDirectX 11に対応しているかも確認してください。推奨動作環境のデータは提示されていないため、高解像度時や協力プレイ時の余裕を断定せず、心配な場合はSteamの商品ページにある最新の要件と照合するのが安全です。
評価されているポイント
Steamでは長期にわたって好意的な評価を維持しています。規則正しい刑務所生活と秘密の準備を同時に進める構造、施設ごとに異なる攻略経路、ソロと協力プレイを選べる点が、本作の個性として分かりやすい部分です。ピクセルグラフィックスによって状況を軽快に見せつつ、計画には観察と資源管理を要求する組み合わせも魅力です。
一方、本作の楽しさは、準備と失敗を繰り返しながら仕組みを理解する過程にあります。目的地へ一直線に進むテンポの速いゲームを期待すると、点呼や仕事をこなす時間が作業的に感じられる可能性があります。評価を見る際は、脱獄の成功だけでなく、その前段階の生活管理まで楽しめるかを判断軸にするとよいでしょう。
こんな人におすすめ
観察した情報から手順を組み立てるゲーム、クラフトした道具を具体的な計画へ結びつけるゲームが好きな人におすすめです。失敗の原因を調べ、別の侵入経路や時間配分を試すことに面白さを感じる人とも相性が良いでしょう。友人と相談し、探索役や準備役を分担する協力ゲームを探している人にも候補になります。
また、写実的な刑務所シミュレーターではなく、ピクセルアートで表現された少しコミカルな脱獄劇を求める人にも向いています。短時間で結論を得るより、施設のルールを覚え、自分なりの作戦を完成させたい人ほど満足しやすい作品です。
注意点・向かない人
決められた日課に合わせて行動するため、準備が整うまでには待ち時間と反復があります。自由度は高いものの、最初から何でもできるわけではなく、刑務所のルールやクラフトの用途を学ぶ必要があります。手順を試し、失敗から修正する遊びが苦手な人には、進行が遠回りに感じられるでしょう。
戦闘だけを中心にしたアクションゲームや、明確な指示に沿って進む一本道のパズルを求める人にも優先度は下がります。協力プレイでは参加者同士の意思疎通が重要なので、各自が別々に動きたいグループでは魅力を引き出しにくい点にも注意が必要です。対応言語については英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、簡体字中国語、イタリア語などが示されていますが、日本語対応の有無は提示データから確認できないため、購入前にSteamの商品ページで現在の対応状況を確認してください。





