『Risk of Rain Returns: 伝説のローグライクが、新たな姿で蘇る』は、Hopoo Gamesが手がけ、Gearbox Publishingから2023年11月7日にリリースされた2Dローグライクアクションです。オリジナル版の基本構造を受け継ぎながら、ビジュアルやサウンドを再設計し、新たなサバイバー、アイテム、ゲームプレイ要素を追加しています。単に昔の作品を遊びやすくしただけではなく、経験者が新しい組み合わせを探せる内容まで拡張したリマスターです。

ゲーム概要

舞台は、危険な生物が生息する惑星ペトリコールVです。プレイヤーは横方向に広がるステージを探索し、敵を倒しながらアイテムを集め、テレポーターを見つけて次のエリアを目指します。道中で倒されるとその挑戦は終了しますが、敵の特徴、地形、アイテム同士の相性を覚えることが次の攻略につながります。

重要なのは、慎重に探索するほど安全になるとは限らない点です。時間の経過とともに脅威が増すため、アイテムを探して戦力を高めることと、長居せず先へ進むことのバランスを毎回判断しなければなりません。この時間管理が、一般的な探索型アクションとは異なる緊張感を生みます。

戦闘とアイテム構築の特徴

操作するサバイバーによって、攻撃手段、間合いの取り方、敵集団への対処法が変わります。遠距離から安全に削れる構成でも、敵に囲まれたときの脱出手段が乏しければ終盤で崩れます。反対に、移動能力や範囲攻撃を重視すると探索と集団戦は安定しますが、単体への火力が不足する場合があります。

拾ったアイテムは一時的な装備交換ではなく、同じ挑戦中の能力を積み上げる材料です。攻撃回数、移動、耐久、生存時の回復など、異なる効果を重ねることでサバイバーの弱点を補ったり、長所を極端に伸ばしたりできます。狙った構成が必ず完成するわけではないため、手元に出たアイテムから戦い方を組み替える判断力が求められます。

画面上に敵と攻撃エフェクトが増えるほど、単純な火力だけでなく位置取りが重要になります。段差や足場を利用して敵をまとめ、危険な攻撃を避けながら範囲攻撃を当てることが基本です。被弾後に立て直せる構成なのか、そもそも接触を避ける構成なのかを意識すると、アイテム選択にも一貫性が生まれます。

リマスター版としての違い

本作は、オリジナルの2D視点とローグライク構造を残しつつ、映像と音響を作り直した作品です。さらに、新たなサバイバーやアイテム、追加メカニクスが用意されているため、旧作を知っていても攻略知識だけで内容を消化し切れるわけではありません。懐かしさを目的に遊ぶ人と、本作からシリーズへ入る人の双方を想定した構成です。

オンライン協力とローカル協力に対応し、シングルプレイヤーでも遊べます。協力プレイでは人数が増えるだけでなく、誰がどのアイテムを取るか、離れて探索するか、まとまって進むかという判断が加わります。アイテム配分を考えずに拾い続けると特定のプレイヤーだけが強くなるため、役割と構成を軽く共有できる仲間とのプレイに向いています。

動作環境の目安

最低動作環境はWindows 10、CPUがIntel Core i5-2400またはAMD FX-8350、メモリが4GB RAMです。GPUはNvidia GeForce GT 710 1GBまたはAMD Radeon R7 240 1GB、空き容量は350MBとされています。必要容量が小さく、最低GPUも比較的古い世代なので、現行の高性能ゲーミングPCを前提とする作品ではありません。

ただし、提供データには推奨動作環境がありません。最低動作環境は起動や基本プレイの下限であり、混戦時の安定性や希望する解像度を保証するものではない点に注意してください。内蔵GPUや最低条件に近いPCで遊ぶ場合は、購入前にGPUの対応状況を確認し、描画設定を調整できる余地を見込むのが安全です。

ストレージ容量よりも確認したいのは、OSとグラフィックス機能の対応です。古いノートPCでは、CPUやメモリが条件を満たしていてもGPUが明確に判別できない場合があります。その場合はPCの型番だけで判断せず、搭載GPU名を確認してください。

序盤で意識したい進め方

最初からすべての敵を倒し切ろうとすると、探索時間が延びて脅威の上昇に追いつけなくなることがあります。まずは移動しながら地形とテレポーター候補を把握し、無理なく開けられる範囲でアイテムを集めるのが基本です。目先の宝箱だけでなく、次のエリアへ移るまでにかかる時間も資源として考える必要があります。

新しいサバイバーを試すときは、攻撃力だけでなく移動技や回避手段を確認しましょう。接近戦向けのキャラクターを遠距離型と同じ感覚で動かすと、敵が増えた場面で対応しにくくなります。一度の失敗を損失として捉えるより、危険な敵、使いやすい技、相性のよいアイテムを確認する試行と考える方が本作に合っています。

評価・レビュー傾向

本作は長期にわたって肯定的な評価を保っています。支持されやすいのは、短い判断を連続させる戦闘、アイテムが重なるほど大きく変化する構築、失敗から知識を持ち帰れる反復性です。オリジナル版の骨格を尊重しながら追加要素を入れた点も、シリーズ経験者が注目しやすい部分です。

一方で、ローグライク特有のやり直しや、時間経過によって戦況が厳しくなる仕組みは好みを分けます。望んだアイテムが出ない展開もあるため、毎回同じ手順で確実に勝ちたい人より、偶然に合わせて方針を変えられる人の方が楽しみやすいでしょう。協力プレイについては、参加人数だけでなく意思疎通やアイテム配分が体験を左右します。

こんな人におすすめ

2Dアクションの操作を覚え、失敗を重ねながら攻略精度を上げたい人に向いています。大量のアイテム効果が連鎖し、序盤とは別物のような攻撃構成へ育つ過程を楽しみたい人とも好相性です。ソロで自分のペースを詰めたい人にも、仲間と混沌とした戦況を共有したい人にも選択肢があります。

特に、Vampire Survivorsのような成長の加速感に興味はあるものの、移動だけでなく攻撃や回避を自分で操作したい人には比較しやすい作品です。Hadesのように挑戦を繰り返して知識を蓄えるゲームが好きで、横視点の射撃と足場移動にも抵抗がなければ候補になります。

注意点・向かない人

死亡時にその挑戦で得た戦力を失うため、一本の物語を中断なく進めたい人には向きません。敵やエフェクトが増える混戦では状況把握が難しくなるので、落ち着いたターン制戦闘や、常に明確な画面情報を求める人も慎重に検討すべきです。ランダムなアイテム入手を不公平と感じやすい場合も、魅力よりストレスが上回る可能性があります。

日本語を含む複数言語に対応していますが、購入前には現在のSteamストア表示で対応範囲を確認してください。また、ローカル協力とオンライン協力のどちらを使いたいか、参加者それぞれの入力機器や環境も事前に確認しておくと安心です。推奨動作環境の情報が提供データにないため、最低条件ぎりぎりのPCでは過度に快適性を期待しない方がよいでしょう。