概要

Gigabyte Z790 GAMING PLUS AXは、Intel第12世代・第13世代・第14世代のCoreプロセッサに対応するLGA1700ソケットのATXマザーボードです。チップセットにはZ790を採用し、DDR5メモリとPCIe 5.0 x16スロットを備えることで、最新のゲーミング環境を構築したいユーザーに適したミドルハイクラスの製品と言えます。最大192GBのDDR5メモリに対応し、高速なストレージ接続も可能なため、ゲームプレイだけでなくクリエイティブワークにも十分な拡張性を提供します。
このマザーボードは、オンボードのWi-Fi 6EとBluetooth 5.3を標準搭載しており、無線接続の煩わしさから解放される点も魅力です。また、Gigabyte独自のSmart Fan 6やQ-Flash Plusといった便利な機能も搭載しており、初心者から上級者まで扱いやすい設計になっています。
市場での立ち位置としては、Z790チップセットを搭載しながらも比較的手頃な価格帯に設定されており、コストパフォーマンスを重視するゲーマーに最適な一枚です。

互換性ガイド

  • CPUソケット: LGA1700。Intel Core i9-14900K / i7-14700K / i5-14600Kなど、第12〜14世代の全モデルに対応します。
  • メモリ規格: DDR5。4スロットで最大192GBまでサポート。XMP 3.0プロファイルに対応し、オーバークロックメモリも問題なく動作します。
  • フォームファクター: ATX(305mm x 244mm)。一般的なATXケースに取り付け可能ですが、ケースのマザーボードトレイのスペースを事前に確認してください。
  • 電源要件: メインATX 24ピン + CPU補助8ピン×2。推奨電源ユニットは、搭載するCPUとGPUの消費電力によりますが、ハイエンド構成では850W以上を推奨します。
  • ストレージインターフェース: M.2スロット×3(PCIe 4.0 x4対応)、SATA 6Gbpsポート×4。NVMe SSDとSATA SSDの併用が可能です。

商品情報

Gigabyte Z790 GAMING PLUS AXは、2023年初頭に発売された製品で、実売価格は約39,600円(2026年9月時点、Yahoo!ショッピング参考価格)です。保証期間はメーカー標準の3年間(日本国内正規流通品の場合)。販売経路は家電量販店やPCパーツ専門店、オンライン販売店で広く取り扱われています。
市場での立ち位置は「ミドルハイクラス」。Z790チップセットのフルスペックを活かしつつ、不要な装飾や過剰なVRMフェーズ数を削ることで、実売4万円を切る価格を実現しています。これは、オーバークロックやマルチGPU構成を必要としないが、DDR5とPCIe 5.0は外せないというユーザーにとって理想的なバランスです。

おすすめユーザー

  • ゲーミングメインPCを構築したい方: 最新のIntel Core i5/i7とDDR5メモリ、PCIe 4.0 NVMe SSDを組み合わせれば、1440pや4Kゲーミングでも高いフレームレートを期待できます。Wi-Fi 6E内蔵で配線が面倒な場所でも快適です。ただし、Core i9-14900Kのような極限オーバークロックを狙うなら、より強力なVRMを備えた上位モデルを検討すべきです。
  • コストパフォーマンスを重視する自作er: Z790の基本機能(DDR5、PCIe 5.0 x16、M.2 Gen4×3)を抑えつつ、不要な拡張スロットやヒートシンクを省いた設計は、無駄な出費を避けたい方にぴったりです。
  • クリエイティブワーク(動画編集・3Dモデリング)を行う方: 大容量DDR5メモリ(最大192GB)と高速ストレージ構成により、Premiere ProやBlenderでの作業も快適です。ただし、Thunderbolt 4や10GbE LANが必要な場合は、別途拡張カードの追加が必要です。

購入前の注意点

  • VRMフェーズ数: このマザーボードのVRMは12+1+1フェーズ(60A Dr.MOS)で、Core i5/i7クラスには十分ですが、Core i9-14900Kを常用する場合、高負荷時のVRM温度がやや高めになる可能性があります。エアフローの良いケースとCPUクーラーを推奨します。
  • PCIeスロット構成: PCIe x16スロットは2本ありますが、2本目はPCIe 4.0 x4(チップセット経由)です。マルチGPU(SLI/CrossFire)は公式サポート外です。
  • M.2スロットの仕様: 3つのM.2スロットはすべてPCIe 4.0 x4まで。PCIe 5.0 NVMe SSDは動作しません(スロット自体が非対応)。最速のストレージを求めるなら、PCIe 5.0対応の上位マザーボードを選んでください。
  • オーディオ: オーディオチップはRealtek ALC897。ハイエンドのALC1220やALC4080と比べるとSN比で劣るため、高インピーダンスヘッドホンや外部DACを使用する場合は、サウンドカードの追加を検討しましょう。

よくある質問

Q: Core i9-14900Kとの組み合わせは問題ないですか?
A: 物理的には装着可能で動作しますが、長時間の高負荷(レンダリングやエンコード)ではVRM温度が80℃を超えることがあります。CPUクーラーに加えて、ケース内のエアフローをしっかり確保することをおすすめします。定格運用であれば実用範囲内です。
Q: DDR4メモリは使えますか?
A: いいえ、このマザーボードはDDR5専用です。DDR4メモリは物理的に挿さらないため、DDR5メモリを新規購入する必要があります。
Q: Windows 11は動作しますか?
A: はい。TPM 2.0(内蔵)とセキュアブートに対応しており、Windows 11のシステム要件を満たしています。BIOSでTPMを有効にするだけで問題なくインストールできます。