概要
Asus ROG Strix Z370-H Gamingは、Intel第8世代Coffee Lakeプロセッサーに対応したATXゲーミングマザーボードです。チップセットはZ370を採用し、オーバークロックによるパフォーマンス向上を視野に入れた設計となっています。LGA1151ソケットに対応し、最大64GBのDDR4メモリーを搭載可能。また、Aura Sync RGBライティング機能を備え、PCケース内のイルミネーションと連携した演出が楽しめます。
市場での位置づけとしては、ミドルレンジからハイエンドに近いゲーミング向けボード。Z370チップセットならではのK付きCPUのオーバークロックに対応しつつ、Strixシリーズらしいゲーミング独自機能も充実しています。2基のPCIe 3.0 x16スロットやデュアルM.2スロットを備え、ストレージやグラフィックスカードの拡張性も十分です。
互換性ガイド
ソケットはLGA1151で、Intel Core i7-8700K/i5-8600Kなど第8世代Coffee Lake CPUのみ対応します。第7世代Kaby Lake以前のCPUは物理的に装着できても動作しません。メモリーはDDR4-3866(OC)までの4スロット、最大64GB(16GB×4)に対応。
フォームファクターはATX(305×244mm)で、一般的なミドルタワー以上のケースに収まります。電源コネクターはメイン24ピン+CPU用8ピンEPS。グラフィックスカードは2スロット占有で長さに制限がありますが、標準的な300mmクラスまで問題なく装着可能です。ストレージインターフェースはSATA 6Gbps×6ポート、M.2 PCIe 3.0×4×2スロットを搭載。
商品情報
発売時期は2017年後半。すでに市場では流通在庫のみで、新品価格は52,200円前後(Yahoo!ショッピング・2026年9月時点)と、同スペックの現行品よりやや高めです。保証期間はメーカー標準の3年間。販売経路は家電量販店やネット通販で入手可能。
市場での立ち位置は「第8世代CPU向けミドルハイゲーミングボード」。Z370はZ390の登場で後継チップセットが存在しますが、このボードは堅実なVRM設計とAura Sync対応で、現在でも中古・新品問わず一定の需要があります。
おすすめユーザー
- オーバークロック入門者:K付きCPUの倍率変更やメモリータイミング調整を試したい初心者に最適。Z370はOC機能をフルサポートしており、BIOS設定もASUS独自のUEFIで直感的。
- コスパ重視のゲーマー:第8世代Core i5-8600K/i7-8700Kを中古で組む場合、新品のZ390ボードより安価に入手できるケースもあります。ただし完動品かどうかは確認必須。
- RGBライティング連携派:Aura Sync対応で、対応するメモリやケースファン、ストリップと一括制御可能。ゲーミングPCをイルミネーションで飾りたい方に。
- サブPCや2号機ビルダー:現行プラットフォームから一世代古い構成ですが、性能的にはまだ十分。予算を抑えたいセカンドマシンに。
購入前の注意点
最大の注意点はソケット互換性。LGA1151でも第6・7世代CPUは使用できません。またZ390との違いとして、内蔵Wi-FiやBluetoothは非搭載。無線接続が必要なら別途アダプターが必要です。
競合としてはASUS TUF Z370-PlusやMSI Z370 Tomahawkなどが挙げられます。Strix Z370-HはオーディオにROG独自回路(SupremeFX)を採用する点で優位ですが、VRMの発熱が大きめなため、空気の流れが悪いケースでは要注意。
メモリーOC耐性は中程度。高クロックDDR4-4000以上を狙うなら、より調整の効くハイエンドボード(Maximusシリーズ)を推奨します。
よくある質問
Q: Windows 11は動作しますか?
A: このマザーボードはTPM 2.0をファームウェアでサポートしています。BIOS設定でIntel Platform Trust Technology(PTT)を有効にすれば、Windows 11の要件を満たせます。ただし第8世代CPUはMicrosoftの公式対応リストに含まれています。
Q: 2枚のグラフィックスカード(SLI)は使えますか?
A: 2本のPCIe x16スロットはありますが、2本目はPCIe 3.0 x4動作です。NVIDIA SLIはx8+x8構成以上が推奨されるため、このボードでは実質非対応です。AMD CrossFireXはx16+x4でも動作可能です。
Q: このボードに第9世代CPU(例えばi9-9900K)は使えますか?
A: Z370チップセットは第8世代CPU専用設計ですが、最新のBIOSアップデート(バージョン1201以降)を適用すれば一部の第9世代CPU(i7-9700Kなど)が動作する場合があります。ただし公式サポート外であり、動作保証はありません。i9-9900Kの8コア負荷にはVRMが不足する可能性が高いです。




