概要
ASRock Z790M PG LIGHTNING/D4は、Intel第12世代・第13世代・第14世代Coreプロセッサに対応するMicro ATXフォームファクターのマザーボードです。チップセットにはZ790を採用し、オーバークロックやメモリの高速動作をサポートします。最大128GBのDDR4メモリを搭載可能で、コストパフォーマンスを重視するユーザーに適した製品です。
本製品は、ゲーミングPCやクリエイティブワーク向けのミドルレンジ構成に最適です。Micro ATXサイズながら、Z790チップセットの拡張性を活かし、PCIe 5.0対応のグラフィックボードや高速NVMe SSDを組み込めます。DDR4対応により、DDR5よりも安価なメモリを選べるため、予算を抑えたい方にもおすすめです。
市場での位置付けはエントリー〜ミドルクラスで、特に「DDR4でZ790の機能を手軽に使いたい」というニーズに応えます。ASRockのPGシリーズはゲーマー向けに設計されており、安定性とコストのバランスが取れています。
互換性ガイド
ソケットはLGA1700で、Intel Core i9-14900KやCore i5-14600Kなど、第12世代〜第14世代のCPUに対応します。メモリはDDR4のみ対応で、最大128GBまで搭載可能です。デュアルチャネル構成に対応し、XMPプロファイルによるオーバークロックもサポートします。
フォームファクターはMicro ATX(244mm×244mm)で、多くのMicro ATXケースに収まります。ただし、小型ケースの場合はグラフィックボードの長さやCPUクーラーの高さに注意が必要です。拡張スロットはPCIe 5.0 x16が1本、PCIe 4.0 x16が1本(実際はx4動作)、PCIe 3.0 x1が2本です。ストレージはM.2スロット(PCIe 4.0 x4)が2基、SATA 6Gbpsポートが4基あります。
電源コネクタはメイン24ピン+CPU補助8ピンで、標準的なATX電源で動作します。推奨電源容量は搭載するCPUとGPUに依存しますが、ミドルレンジ構成なら650W程度で十分です。
商品情報
ASRock Z790M PG LIGHTNING/D4は、2023年初頭に発売された製品で、実売価格は約31,800円(2026年9月時点)です。保証期間はメーカー標準の3年間です。販売経路は家電量販店やオンラインショップで、Yahoo!ショッピングや通販サイトなどで購入できます。
市場での位置付けはミドルレンジのエントリー寄りです。Z790チップセットを搭載しながらDDR4対応とすることで、DDR5モデルより数千円安く、コストを抑えたいユーザーにアピールします。TDPはチップセット自体の消費電力は約6Wと低く、CPUクーラーやケースファンとの組み合わせに制約はほとんどありません。
おすすめユーザー
- 予算重視のゲーマー:DDR4メモリを使い、Z790のオーバークロック機能を活かしてCore i5やi7と組み合わせることで、1080p〜1440pのゲーミングを快適に楽しめます。ただし、DDR5の帯域が必要な最新タイトルでは性能が制限される場合があります。
- 小型PCビルダー:Micro ATXケースに収めたい方に最適です。拡張性を確保しつつ、コンパクトな構成が可能です。ただし、Mini-ITXほどの小型化はできません。
- コスト重視のクリエイター:動画編集や3Dモデリングなど、メモリ容量を多く必要とする作業で、DDR4の安価な大容量メモリを活用できます。ただし、大量のデータ転送が必要な作業ではDDR5の方が有利です。
- アップグレードユーザー:既存のDDR4メモリを流用したい方に最適です。新しいプラットフォームに移行する際、メモリを買い替えずに済むため、コストを抑えられます。
購入前の注意点
このマザーボードはDDR4のみ対応のため、DDR5メモリは使用できません。将来的にDDR5に移行したい場合は、別のマザーボードを選ぶ必要があります。また、PCIe 5.0 x16スロットは1本のみで、マルチGPU構成には対応していません。
M.2スロットは2基で、うち1基はPCIe 4.0 x4、もう1基はPCIe 4.0 x4ですが、SATAモードとの排他利用があります。大量のNVMe SSDを搭載したい場合は、拡張性が不足する可能性があります。
競合製品としては、ASUS TUF GAMING Z790-PLUS D4やGIGABYTE Z790 UD D4などがあります。これらと比較して、ASRockは価格がやや安い傾向にありますが、VRMフェーズ数やオーディオ品質で差が出る場合があります。
よくある質問
Q: Core i9-14900Kとの組み合わせは問題ないですか?
A: ソケットは対応していますが、VRMが8フェーズ(Dr.MOS)と控えめなため、高負荷時にVRM温度が上昇する可能性があります。i9を使用する場合は、ケースエアフローを十分に確保し、VRMヒートシンクに風が当たるようにしてください。
Q: DDR4-3600MHzのメモリは動作しますか?
A: 公式にはDDR4-3200までサポートとされていますが、XMPプロファイルを使用すればDDR4-3600やそれ以上の速度でも動作する場合があります。ただし、安定性はCPUのメモリコントローラーにも依存するため、保証はできません。
Q: Windows 11はインストールできますか?
A: はい、TPM 2.0に対応しており、Windows 11のシステム要件を満たしています。BIOSでTPMを有効にする必要があります。



